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戦跡保存シンポ:館山大会が閉幕
アピール採択
館山市で開かれていた第19回戦争遺跡保存全国シンポジウム館山大会は7日、市周辺に残る戦争遺跡を2コースに分かれてバスで視察し、3日間の日程を終了。「戦争遺跡と文化財を活(い)かしたまちづくりをすすめよう」との大会アピールを採択して閉幕した。来年の20回大会は松代大本営地下壕(ごう)がある長野市で開かれる。
シンポジウムには県内外の研究者ら400人が参加した。ホスト役を務めたNPO法人安房文化遺産フォーラムの愛沢伸雄代表は「70年前に館山に軍政が敷かれた時期に合わせて9月に開催したため、参加できない学校の先生もいたが、多くの戦争経験者の証言を引き出すこともできた」と成果を強調した。
【中島章隆】