●列島だより…安房を再発見
戦跡保存やガイド、合唱団
要塞、特攻の軍都だった
平和、元気な地域づくり
NPO法人安房文化遺産フォーラム
愛沢伸雄/小沢義宣/池田恵美子
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地域づくりをめざして千葉県の房総半島南部(安房地域)でNPO法人安房文化遺産フォーラム(館山市、愛沢伸雄代表)が精力的に活動しています。戦争遺跡、中世の城跡、文化財の保存・活用、各種イベントから地域運動まで活動の幅を広げています。(上田明夫)
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活動の柱のひとつ戦争遺跡ツアーガイド(平和研修)は、フォーラム設立後の五年間で八百団体約二万人。最近の日程を聞くと—
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11月21日 労組の九条の会
26日 全商連
同 静岡地方のタクシー協会
30日 政党関係者
12月6日 旅行団体
同 東京の労組
7日 無料ガイド
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先月22,23日は若者向けに「戦国こすぷれ大会〜里見八犬伝in館山」を主催。28日は「地域医療と看護学校問題を考える医師・看護師と市民の集い」もありました。12月のこの後も東京の中学1年生40人のガイドなどスケジュールはぎっしりです。
戦跡ツアーの一つに参加してみると、ホテルの一室で映像を使った座学のあと赤山地下壕へ。
ガイドは、かつて釣りざんまいを夢見て移り住んだ小沢義宣さん(70)。6、7年前、愛沢氏らの戦跡調査の公民館活動に参加し「釣りができない日に歩いていると変なものに出合う。なんだろう、なんだろうと思っていましたが、案内と説明でそれがわかった」とこの道へ。
●ウミホタルの歌
青い光を放つウミホタル。館山は世界的にも有名な生息地ですが、戦時中、軍事利用で地元の子どもたちが採取を命じられました。平和研修で語り継がれ、生まれたのが合唱組曲「ウミホタル〜コスモブルーは平和の色」。NPO主宰の市民合唱団もでき、この12月も3回の練習です。
●戦国の城跡歩く
戦国大名里見氏の史跡をめぐるウオーキング、空き店舗を活用した「まちかどミニ博物館」と多彩に活動する同フォーラム。一昨年、「あしたのまち・くらしづくり活動」で内閣官房長官賞を受賞、この十一月には千葉県知事から地域観光振興功労で表彰されたばかりです。
事務局長の池田恵美子さんは「会員は200人、ガイドは50人ほどが活動しています。戦争遺跡とともに地域の有形無形の文化とその遺産を継承し、活用し、みんなが元気に、そして支え合う地域づくりをしたいですね」と話します。
●平和、元気な地域づくり
NPO代表 愛沢 伸雄さん
足もとの地域の人々の生活や文化を見つめ、再発見し、平和で元気よく住むことのできる地域社会にしたい。だれもが願うその思いから、「何もない」「保守的地域だから」ではなく、安房(「安らかな家」の意と解しています)という名に込められた地域を歩き、話を聞き、調査研究と運動を重ねると、その尽きせぬ魅力と特性を知ることができました。全国的にも貴重な戦争遺跡の再発見もその一つです。
平和研修で訪れた方から自分の地域を見つめ直すきっかけになったという感想も寄せられています。この南房総を舞台に平和と地域活性化のネットワークがこれからも広がればすばらしい。地域コミュニティ、地域と地域、地域と世界を足もとからつなぐNPOの発展に力を尽くしたい。
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●太平洋戦争開戦の日
要塞、特攻の軍都だった
きょう12月8日は、67年前の1941年、日本軍がハワイ真珠湾攻撃をした日です。主力は航空母艦と艦載機でした。愛沢氏らによると、軍都館山のシンボル館山海軍航空隊は空母パイロットの養成機関で、基地は「陸の空母」と呼ばれ、真珠湾攻撃とも深くかかわっていました。
すぐ山側にある赤山地下壕は「住民から、ごみ捨て場で子どもが遊んで危ないという訴えがあった所」とフォーラム会員の神田守隆さん(元共産党館山市議)。市民とともに神田さんも議会で尽力し、今は館山市指定文化財として一般公開されています。
調査で秘密のベールをはがし、総延長約2キロの地下要塞の姿を市民と全国に知らせ文化財にまでしたのが、当時県立高校で「世界史」を教えていた愛沢氏ら市民だったのです。
●岬や海岸線には
戦争遺跡は館山市だけで五十カ所近く。安房文化遺産フォーラムが出版した『あわ・がいど 戦争遺跡』を手に海辺を行くと、常緑のマテバシイの樹林、波打ち際、あるいは今は中学校のなかに戦争遺跡の数々が。
南房総は明治期から「東京湾要塞地帯」に指定され、戦争とともに強化されました。指折りの景勝地、大房(たいぶさ)岬(南房総市富浦)は岬全体が要塞跡でした。
南に行くと、太平洋諸島の上陸作戦訓練にはぴったりの平砂浦(へいさうら、白砂青松百選)を演習場にした館山海軍砲術学校跡。常時1万5千人が訓練したという当時の写真パネルが展示してありました。
●本土決戦に備え
海岸線を行くと、戦争末期の本土決戦に備えた水上特攻艇「震洋」などの特攻基地跡です。海から離れたところには本土決戦の切り札、ロケット特攻機「桜花」の基地跡も。
南房総に展開した七万の軍隊が本土決戦・「第二の沖縄戦」の臨戦態勢のまま1945年8月に敗戦の日を迎えます。9月3日、米占領軍本隊約3,500人が館山に上陸、4日間でしたが本土で唯一「直接軍政」をしきました。軍政解明のきっかけは「中学校の日誌で記述を発見したことから」(池田事務局長)といいます。
要塞・訓練・特攻—サンゴの北限の温暖な気候と花、海水浴や釣りの観光とレジャーのまちのもう一つの顔です。
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※WEBの記事はこちら。
◎地域医療の危機救え
...館山で医師と市民の集い
.....看護学校開設への方策探る
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館山市にある館山准看護学校と、安房看護専門学校が閉校するのを受けて11月28日、同市のコミュニティセンターを会場に、「地域医療の危機と看護学校問題を考える-医師と看護師と市民の集い」が開かれた。会場には市民らおよそ120人が集まり、安房医師会の宮川準会長らの話に聞き入った。
集いは、両学校が閉校すれば看護師不足に陥り、地域医療だけでなく、移住促進活動など多方面に大きな影響を及ぼすとして、新たな看護学校設立の動きがある中で、現状に理解を深め市民としてなにが出来るかを探ろうと、同市の愛沢伸雄さんらが呼びかけ開いた。
集いではまず、医療法人博道会の看護師養成所設立準備室顧問の出口勉氏が現状説明を行い、安房地域では、看護師不足で一般病棟の一部を休止している病院があることや、安房地域では今後5年間で、200人以上の看護師不足が見込まれることなどを説明した。
このあと、宮川会長が移譲前の安房医師会病院が、看護師不足で運営難になったことや、准看護学校と安房看護専門学校との関係、閉校の理由などを述べ、「安房地域の医療維持に向け行動していきたい」と語った。続いて、館山病院看護部長の加藤尚子さんが看護師確保のため北海道や山形まで出向いたが、1人も来てくれなかった苦労を語り、「いまどうするかが切実な問題」と話した。
博道会総長の大島博幸氏も、医療崩壊の問題では医師不足が取り上げられるが、医療、介護、福祉まで関わっている看護師の不足で地域医療が崩壊すると再生できないとし、地域での看護師養成や、離職者の再教育による確保などを訴えた。
また、前館山病院長で、長年、僻地医療に携わっている高野良裕氏は、地域崩壊が看護師不足の根底にあるとし、さらに現在の看護師高学歴化に対し、「(看護師は)いまは管理職になってしまった。昔は看護師が患者の側にいた。だから医師も尊敬していた」などと述べた。
質疑応答で、市民からは「行政への働きかけはしたのか」「看護学校を設立するなら市民の声が届く組織づくりを」などの質問や意見が出され、老後の医療に不安を訴える移住者の声もあった。
呼びかけ人の愛沢さんは、看護学校開設に向け「きょうをスタートとし、大きな市民運動への皆さんの力をお貸しいただきたい」としており、今後広く努力を呼びかけていく考えを示した。
◎南房に新たな看護学校を 開設訴え館山で市民ら集会
「看護師不足で地域医療崩壊」 来年以降 2校閉校で危機感
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看護師不足による南房総地域の医療崩壊を阻止しようと、「市民団体による医師、看護師、市民の集い」が11月28日夜、館山市コミュニティセンターで開かれた。約120人の市民が参加し、地域の看護学校開校に向けた活動を開始した。
集会では、館山市内にある博道会館山病院が運営する館山准看護学校と安房医師会が運営する安房看護専門学校が、2009年3月と翌年3月にそれぞれ閉校することを受け、地域の看護師不足による医療崩壊を懸念して、2校に替わる看護専門学校の設立を訴えた。
地元NPO代表の愛沢伸雄さんが「安房地域医療を考える市民の会」の立ち上げを呼び掛け、安房医師会の宮川準会長、館山病院の大島博幸総長、同病院の加藤尚子看護部長、全国各地でへき地や離島などの地域医療問題に取り組んできた高野良裕医師らが参加した。
南房総地域には現在、看護師約1100人、准看護師約700人が働いている。安房医師会によると、これまで亀田医療技術学校(鴨川市、1学年定員約80人)、安房看護専門学校(館山市、同20人)、館山准看護学校(館山市、同20人)が地域で看護師・准看護師の養成を担ってきたが、そのうち2校の閉校で今後5年で約200人の看護師不足を招くことが決定的という。
南房総地域への看護師の流入が少ない中、自然減や過酷な勤務による疲弊で看護師数が減る一方、高齢化社会で医療、福祉現場での需要は高まっており、看護師確保の現状は厳しい。看護師が不足すると法規制により病院は病床数を削減。これが病院の経営を圧迫し経営難に陥る。宮川会長は「安房医師会病院の経営難も看護師不足が原因だった」と今年経営を安房地域医療センターに委譲した安房医師会病院の状況を振り返った。
大島総長は「幅広い年齢層が志を持って受験してくれ、受験者も定員の2倍あった」と館山准看護学校の閉校を残念がる。同校の卒業生の准看護師を主に受け入れ、看護師に養成してきた安房看護専門学校は入学者を大幅に減らし、閉校を余儀なくされた。加藤看護部長は「よそから看護師を呼び込むのも困難。一度家庭に入った看護師の復帰も大切」と説明した。
愛沢さんは「若者を呼び込み、地域雇用と活性化にも有効。安房の医療文化を守るためにも学校設立を」と呼び掛け、「特定の医療法人の付属機関では立ちいかない。市民も参加する官民一体の三セク的な学校法人が望ましい」と市民運動の盛り上がりを目指す。参加した市民からも「定年後に移住してきたが医療問題が心配」「時間に余裕のある高齢者も学んで看護師になれないか」など活発な意見が出された。
12月9日と17日にも午前10時半と午後5時半から同様の集いを館山コミュニティセンターで開催する。問い合わせは同市民の会の富田さん(電話090-2547-7988)池田さん(電話090-6479-3498)。
(写真)集会では「看護師不足が地域医療崩壊を招く」と問題を訴えた=28日夜、館山市
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コスプレーヤー 市民と戦国競演
館山で大会
館山市の城山公園で23日、「戦国コスプレ大会」が開かれた。里見氏や里見八犬伝の歴史と若者文化が融合した新しいイベントに、全国からコスプレーヤーが集まり撮影会や八犬士イベントが行われた。
同イベントは市内のNPO安房文化遺産フォーラム(愛沢伸雄代表)を中心に市や観光団体が今年4月から開催し、今回が第2回。戦国、歴史創作系のコスプレイベントで、市内の手作り甲冑(かっちゅう)隊や殺陣師の魂刀流志伎会も参加し、幅広い客層が歴史ロマンを楽しんだ。同市内の中塚壮太くん(8つ)は「タイムマシンがあったら戦国時代に行って本当に戦ってみたい」と手作り甲冑を試着してご満悦。
主役のコスプレーヤーは戦国ゲームキャラを中心に全国から集合した。神奈川県などからの4人で参加の男性はテレビゲーム「戦国無双」の徳川家康。「城がバックで風景に合う。殺陣師にポージングも教わり楽しかったです」と笑顔で話した。
大半の参加者が前日から市内に宿泊し、市でも滞在型の観光イベントとして期待をかけている。
(写真)思い思いのコスプレで城や茶室などをバックに撮影=23日、館山市の城山公園
◎戦国コスプレーヤー集合
…11月22〜24日、館山で大会開催
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戦国コスプレイヤーに限定した「第2回戦国こすぷれ大会」が、22〜24日、館山市の城山公園周辺で開かれる。同市のNPO安房文化遺産フォーラム(愛沢伸雄代表)が県外から多くの人に足を運んでもらおうと企画した。
テレビゲーム「戦国BASARA」や「信長の野望」などをきっかけに鎧などを着るコスプレが流行。今では、関ヶ原の戦いの舞台でもある岐阜県関ヶ原町や、鳥取県でも同様の大会が開かれており、同フォーラム事務局長の池田恵美子さんは「南総里見八犬伝の舞台でもある館山で開けないかと考えた」という。
第1回は4月に開いた。参加者は80名にとどまったが、ファンが日本各地から館山を訪れた。2日間の日程だったので、ほとんどの参加者が宿泊。池田さんは「宿泊が増えて多くの人がこの地域でお金を使ってくれれば、振興につながる」と話す。館山市商工観光課も「宿泊してくれる参加者が多く、今後も続けて欲しい」と期待を込める。
今回は3日間の日程で、23日には戦国コスプレ大会、22、24日はオプションで南総里見八犬伝に登場する里見義実の居城として有名な滝田城などでの撮影会がある。
参加費は戦国コスプレ大会が2,000円で、撮影ツアーは4,000円。問合せは里見八犬伝ワールド実行委員会へ。
●文化の日表彰、安房は7人と2団体
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県は、平成20年度文化の日千葉県功労者表彰の受賞者を発表した。今年度受賞者は県内全体で女性12人を含む個人63人と5団体。このうち阿波地域では個人7人と2団体の受賞が決まった。いずれもそれぞれの分野で、県の発展に寄与した功績を称えての表彰。11月3日午前10時から県議会議場で表彰式が行われる。
安房の受賞者と功績は次のとおり。=敬称略
(中略)
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【地域観光振興功労】
▽NPO安房文化遺産フォーラム
平成5年に安房地域の自然環境や、文化遺産保存活用による地域づくりを狙いに設立。16年のNPO法人となり、行楽客、学習旅行の生徒らを対象としたガイドツアーや、里見ウォーキング、まちかどミニ博物館などに取り組み体験型観光の振興に貢献。館山市館山
●「創立117年記念感謝祭」に700名
…これからも地域に根差して〜館山病院(千葉県)
千葉県の房総半島南端に位置する館山病院(268床)は、1891(明治24)年創立で、徳洲会では最長の歴史を誇る。10月4日、117周年を記念して感謝祭が催された。
感謝祭では「館山病院のあゆみと安心して暮らせるまちづくり」と題した講演が行われた。
講師を務めたのは、NPO法人(特定非営利活動法人)「安房文化遺産フォーラム」代表の愛沢伸雄さんと、館山病院の高野良裕前院長。
愛沢さんは、館山病院が地域と密接にかかわってきた過去の歩み、館山は江戸時代から医師が多いこと、以前から教育熱心な地域柄であることを紹介した。
高野前院長は、「館山市には“地域力”があります。昨今の医療事情は相変わらず厳しいですが、一緒に考えていきましょう」と話した。
また、10月1日に就任した山田真和院長も挨拶に立ち、「病院の文化を築くためには、市民の皆さまのご協力が不可欠です。愛情をもって育ててください」と続けた。
病院前の駐車場に設けられたメイン会場では、バンド演奏、祭囃子、バザー、餅つき踊り、きつね踊りなどが披露され、地元特産品を販売する出店が立ち並んだ。院内では、頚動脈エコーや骨密度を測定する簡易ドック、ストレス度を測るストレスドック、歯科検診などを実施。過去最多の約700名が訪れ、大盛況となった。
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松代大本営地下壕の活用策探る 長野でシンポジウム
長野市の松代大本営地下壕(ごう)の保存に取り組む市民団体「松代大本営の保存をすすめる会」とNPO法人「松代大本営平和祈念館」は23日、地下壕をまちづくりにどう結び付けるかを考えるシンポジウムを市内で開いた。年間12万人以上の見学者が訪れている壕を地域の資源として位置付ける狙いで初めて開催。市内外から約40人が参加し、活用策を探った。
戦争遺跡保存全国ネットワーク代表を務める十菱(じゅうびし)駿武(しゅんぶ)・山梨学院大教授(考古学)は「開発や構造物の劣化により、各地で戦争遺跡がどんどん壊されている。半面、戦争の悲惨さや無益さを子どもたちに実感してもらうために活用する運動も盛り上がってきた」と説明。住民と行政が連携し、松代大本営地下壕を含め、古代から近現代に至る地域の文化遺産について語り継いでいく「エコミュージアム構想」を提案した。
千葉県館山市で海軍航空隊跡地などの保存に取り組むNPO法人「安房文化遺産フォーラム」代表の愛沢伸雄さんは「住民が自分たちの地域をきちんと認識することが重要。観光業に平和や教育の視点を組み込む必要がある」と指摘した。
すすめる会幹事の宮沢彰一さん(70)=長野市上松=は「松代大本営は松代町にとどまらず、日本にとって重要な遺跡。日本全体を見据えて活用法を探る必要がある」と話していた。
◎戦跡巡りに役立てて
....館山のガイドマップつくる
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館山市に残る太平洋戦争の戦跡などを紹介した「安房ガイドマップ 海軍のまち館山」が完成した。NPO法人安房文化遺産フォーラム(愛沢伸雄理事長)が、市民や行楽客が戦跡を巡る際に役立ててもらおうというもので、26日から1部300円で販売する。
同フォーラムでは館山市内を中心に戦跡や、戦国武将里見氏などの調査・掘り起こしを行い、こうした成果をまちづくり活動として市民や、行楽客に情報発信している。ガイドマップもこの活動のひとつとして、編集委員会を組織してつくった。
マップは、女性のハンドバッグにも収まるようにと、折りたたんだB5サイズで、広げるとタテ51㌢、ヨコ72㌢の大きさ。片面に、市内に残る洲ノ埼海軍航空隊、館山海軍航空隊関連の戦跡、城山砲台の跡、赤山地下壕跡などを写真や図を使って解説。北下台(ぼっけだい)に残る近代水産業の先駆者、関澤明清の石碑なども盛り込んだ。
もう一方の面には、昭和初期、戦前の館山のイメージイラストが描かれている。イラストを担当したのは、フォーラムメンバーの中屋勝義さん(66)。古い記録や、現地を歩くなどして色鉛筆で、当時の館山湾沿いを中心に、街並みや戦跡の場所などを描いた。
26日から宮沢書店、BOOKS松田屋で販売する。詳しい問い合わせは同フォーラムの事務所(0470—22—8271)へ。
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