(房日新聞2010.4.10)
医療者育成考えるシンポ 鴨川 18日
学校法人「鉄蕉館」
看護大学の開学に向け
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鴨川市に看護大学の開学を目指す亀田病院系列の学校法人「鉄蕉館」(亀田省吾理事長)は、地域における医療者育成を考えるシンポジウムを18日午後1時30分から4時30分まで、同市民会館で開く。無料で、問い合わせは鉄蕉館大学開設準備室(04—7099—1211)へ。
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(房日新聞2010.4.8付)
教育旅行 21年度は50校受け入れ 館山
豊富なメニューで年々増加
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地域資源を活用した体験観光を目玉に、教育旅行の誘致に力を入れる館山市の21年度実績がまとまった。受け入れた学校数は、昨年より4校増えて50校を数え、無人島探検やビーチコーミング、田植え体験など豊富なメニューに、延べ6007人(前年比1757人増)の子どもたちが「館山」を体感した。
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漁村の食65点を記録
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国土交通省のモデル事業として館山市富崎地区の「まちづくり・まち起こし」をすすめているNPO法人安房文化遺産フォーラム(愛沢伸雄代表)は、このほど地区に伝わる漁村の献立65点のレシピなどを収録した冊子「おらがごっつお(わが家のごちそう)富崎」をまとめ、地区の約500戸に全戸配布した。
「みずなます」「ナマダ(ウツボ)の塩焼き、から揚げ」「ゴンズイの味噌汁」など、地元の人にはおなじみの料理のほか、「しょだき(塩汁)」「ブダイのづけ寿司」など、富崎地区ならではのメニューも収録。
いまでは、地区でもほとんどつくられなくなった「しょがつ」(カツオの干物のようなもので保存食として正月の神棚に飾る風習があった)の作り方、古くから祝いの席で述べられる「ほめ言葉」や、地区の年間行事も収めた。地元食文化の調査は、市民グループ「青木繁《海の幸》誕生の家と記念碑を保存する会」などが実施。布良、相浜で回覧版を回してアンケート協力を呼びかけ、聞き取り調査を行なった。
調査担当者によると、「ひっくりかえりなます」(ジンタアジの皮を残し、ゼイゴがついたまま仕上げたなます)など、布良ではつくられているのに隣の相浜ではなじみのない料理も見つかったという。
冊子はA5判白黒64ページ。部数が限られているが、600円(税込、送料別)で販売する。希望者は住所と氏名、冊数を記入の上、ファクス(0470-22-8271)じゃ電子メール(awabunka@awa.or.jp)で同フォーラムに申し込みを。冊子の内容は同フォーラムのウェブサイトにも順次掲載される。
(房日新聞2010.4.1付)
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上段メニューバー「新たな公」http://bunka-isan.awa.jp/AAA/に収録。
南房漁村の雰囲気満喫たてやまエコウォーク盛況
青木繁没後100年を記念
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南房の自然や文化、人情に触れながら散策する「たてやまエコウォーク」が館山市の平砂浦、布良、相浜地区で催された。県内のみならず、都内や横浜市などから34人が参加し、漁村の雰囲気を満喫した。
今回のエコウォークは、「海の幸」などで有名な明治期の洋画家、青木繁が滞在し「海の幸」を描いた市文化財にもなっている同市布良の小谷家住宅を巡った。ガイドを務めたNPO安房文化遺産フォーラム(愛沢伸雄理事長)は「青木繁没後100年事業のキックオフにしたい」と話す。今回の参加費の一部は小谷家の修繕・保存費として寄付された。
昼食に立ち寄った相浜では相浜漁協(天野光男組合長)が浜揚げ解禁直後の伊勢エビを用意し、サザエなどと海鮮バーベキュー。参加者らは「味付けなしでおいしい」と舌鼓を打った。例祭に当たっていた相浜神社では、伝統のおはやしに拍手を送った。
エコウォークは、地域のガイドと一緒に歩き、通常の旅行では見落としてしまいがちな文化や特徴を発見する「歩いて楽しむエコツーリズム」運動の一環で、日本エコウォーク環境貢献推進機構が進めている。館山市では市内のNPOや各種施設などが「たてやまエコツーリズム協議会」を結成して8コースを設定、普及に努めている。
(千葉日報2010.4.1)
海へと響け、相浜の太鼓
小中生への稽古が復活
神社の例祭でお披露目
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館山市の相浜地区で、しばらく途絶えていた祭り囃しの小中学生への伝承が、この春6ねんぶりに復活した。
相浜神社境内の二斗田集会所で、今月6日から週2、3回のペースで稽古を続け、27日の例祭で成果をお披露目した。当日は、富崎一体で行なわれた「エコウォーク」(たてやまエコツーリズム協議会主催)の参加者約40人も勇壮なお囃しを鑑賞。大きな拍手を送っていた。
高齢化が進む同地区では、子どもの数が少なくなるなどさまざまな理由から、祭り囃しの稽古が中断。この状態が続くことを心配していた30代中心の「囃子方」有志が「伝統ある地元の文化が途絶えてしまう」と、区長や神社の氏子らに復活を強く要請し、地区の父母らに働きかけたところ、小中学生18人が「お囃しを習いたい」と集まった。
稽古は夜間。家族の都合がつかない日は囃子方のメンバーが子どもらを送り迎えするなど、全面的なサポート態勢も構築。「ばかばやし」「すが」「おかざい」「しょうぜん」「やぐるま」の5つのお囃しの習得に取り組んだ。
住民によると、相浜の「ばかばやし」は房州の他の地区にはないもので、テンポが非常に速いのが特徴という。
相浜の磯部勲区長は「子どもたちが生き生きとやってくれてうれしい。独特のお囃しだと思っており、これを絶やさず後世に残すのは重要だ」と話している。
(房日新聞2010.3.30付)
◎講演抄録
〝いま〟あるものを活かした地域づくりと「地域まるごと博物館」構想
〜明治・大正の館山における文化交流の一端〜
愛沢伸雄氏(NPO法人・安房文化遺産フォーラム代表)
(房日新聞2010.3.25付)
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■落下傘部隊ゆかりの地
版画家、秋山巌氏が作品展
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千葉県館山市の大巌院(石川龍雄住職)客殿で、1月19日から25日まで、版画家の秋山巌氏(88)の作品展が開催され、木版画や陶器など約50点が展示された。
太平洋戦争で、海軍落下傘部隊として館山で訓練をした秋山氏、復員後は棟方志功に師事し、種田山頭火の俳句やフクロウなどを題材に作品を描いている。
作品展は秋山氏の緒女町田珠実さんが、父親が戦争を体験した館山の地を旅したことが縁となったもの。期間中には秋山氏が大巌院で肉筆画の実演を、また、23日には同市内の南総文化ホールでトークショーも行なわれ、落下傘部隊の思い出や、死と隣り合わせだった体験談などが語られた。
(浄土宗新聞2010.3.23付)
館山市のNPO法人安房文化遺産フォーラム(愛沢伸雄代表)は3月28日、城山公園で同日に開催される「里見桜まつり」に合わせ、城山周辺を散策する「里見ウォーキング—『八犬伝』のふるさと〜里見の城山—」を開催する。
同公園駐車場横に集合し、午前10時にスタート。4キロを約2時間かけてゆっくりと歩く。館山城跡と戦争遺跡、千畳敷、八遺臣供養塔、慈恩院、鹿島堀などをめぐるコースで、「里見ガイド」の説明付き。
参加費200円。同フォーラムでは「戦争中に城山は削られてしまったが、まだまだ築城当時の城跡遺構が残っている。ガイドと歩いて、在りし日の城の雰囲気を味わって」と話している。
(房日新聞2010.3.21付)
安房地域の医療のあり方について、関係機関のトップが話し合う「安房地域保健医療協議会」が18日、安房合同庁舎を会場にあった。看護師不足が進む中、亀田クリニック院長が看護大学の設立構想、安房保健所長が看護師確保対策などについて語った。
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第三回家庭教育学級〜安房の国を再発見
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2月4日、図書館にて、第三回家庭教育学級が行われました。皆さんは地元館山の歴史についてどの位知っていますか?NPO法人安房文化遺産フォーラムの池田恵美子先生を講師にお迎えして知られざる安房のお話を伺いました。
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安房に残る数々の戦争遺跡にはこの10年間で6千人、いまも年間にして200団体もの人々が国内外から訪れています。大房の砲台跡や赤山地下壕などが有名ですが、たくさんの遺跡があるということはそれだけ戦争の拠点として重要な場所だったことです。もしかしたら沖縄のような地上戦が、この館山で起こっていたかもしれないのです。1945年には米占領軍3500名が上陸し、日本本土で唯一「4日間」の直接軍政が敷かれ、館山の街を占領支配しました。ほか、人間魚雷「回天」の格納壕・数々の砲台跡・基地跡など、一時間の講演ではとても足りない戦争の傷跡に驚くばかりでした。
ほとんどの親やよは戦争体験のない世代。遺跡を見ただけでは想像することすらできません。よくわからないから子供にも見せない、敬遠してしまう、という人も多いと思います。安房文化遺産フォーラムの方々は、放置され朽ちかけていたこうした遺跡を、戦争の事実とともに保存しようと調査・研究を続けながら遺跡巡りのガイドもしてくれます。宮城の赤山地下壕は600万年前の地層や、掘削した当時のツルハシの跡も見られるそうです。ぜひわが子にも見せたい、と思いました。そして見塚な遺跡をめぐり、先人たちが築いた知恵や歴史を語り継ぐことの大切さを感じました。
館山海岸通りにある小高記念館という白い建物に、NPO法人安房文化遺産フォーラムはあります。一度足を運んではいかがでしょうか。
(那古小学校PTA広報2010.3.15号)