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安房から平和への願い込め

枇杷倶楽部ギャラリー61人で慈善美術展

房日新聞 2012年9月2日


安房地域在住の芸術家が、作品をとおして平和を願う「安房・平和のための美術展」が、南房総市富浦町の枇杷倶楽部ギャラリーで開かれている。今回が8回目。

画家の溝口七生さん、イラストレーターの山口マオさんら安房を拠点に活動し、名の知られた芸術家61人が参加。絵画、陶芸、木彫、版画、いけ花、創作人形など多彩なジャンルの作品が一堂に展示されており、会場にやってきた女性客は「すばらしい作品ばかりですね」と感心しながら見入っていた。

展示会はチャリティーで、隣接する会場には、出品作品が制作したきり絵、色鮮やかなガラスのペンダント、ポストカードなどが手ごろな値段で販売されているほか、本展示の作品も作者の好意で一部が販売されている。

収益は、ウガンダのめぐまれない子どもたちと、東日本大震災の復興支援などに役立てられることになっている。

同美術展では、これまでの戦争で才能ある多くの芸術家の命が失われたことや、いまでも内戦、貧困、飢えに苦しむ国や地域があることから、世界平和と人々の幸せを願い自分たちでできることをと、有志が実行委員会を組織して始まった。

展示は9日までで、大勢の来場を望んでいる。

美術展に関する問い合わせは、事務局の桧山薫さん(090‐7721‐3022)へ。

12年9月2日 4,573

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