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館山総合高校1年生99人が「観光の学び」
NPOの案内で地域巡る
(房日新聞2011.12.9付)‥⇒印刷用PDF
館山総合高校(渡辺嘉幸校長)の1年生99人がこのほど、学校の魅力づくりを目指した学習「観光の学び」として、館山市内で校外学習を展開した。NPO法人安房文化遺産フォーラムのガイドで、地域の魅力を学んだ。
各校の魅力を高めようと、県が平成24年度から取り組んでいる学校再編事業「県立学校改革推進プラン」の一環。
同校では、27年度から授業分野「観光の学び」を導入した。地域の自然や産業、文化を観光資源として学習することで、観光産業の意義や役割を理解し、地元への愛着と誇りを持てる人材を育てることを狙いに行われている。
同NPOによる事前学習後、校外へ。同市の▷赤山地下壕(ごう)▷青木繁「海の幸」記念館▷阿由戸の浜と記念碑▷布良?神社—などを巡った。ガイドの説明に耳を傾け、地域の文化や、戦争の歴史、昨年の台風といった災害からの復興への思いに触れた。
旧安房南高校の木造校舎では、見学とともに、教室で貝磨きのワークショップも実施。磨いた貝を使って、ペンダントをつくった。生徒らは楽しそうな表情を浮かべ、「かわいい校舎なので、大切にしたい」などと話していた。