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ウガンダに車両購入資金
(読売千葉2017.12.29付)‥⇒印刷用PDF
内戦やエイズで親を亡くしたアフリカ・ウガンダの孤児を支援している安房地域のグループが、現地の民間活動団体(NGO)が使う車両の買い替えのために行っていたクラウドファンディングに、目標の120万円を超える134万6000円が集まった。NGOはこの寄付金で中古車を購入し、使い始めたという。
支援は、農業研修で来日したウガンダ人男性が館山市を訪れて孤児の窮状を訴えたことを機に、当時の安房南高校の生徒が1994年に開始。同校が別の高校に統合された後もバザーの収益金などをNGOに送る活動が引き継がれている。
今春、NGOの車両が牛と衝突して故障。買い替えの支援依頼を受け、卒業生グループの「ひかりの」が同市のNPO法人「安房文化遺産フォーラム」と連携し、夏から募金を始めたところ、10月末までに200人以上から寄付金が集まった。NGO代表のスチュアート・センパラさんは「子供たちの移動や必需品の運搬が再開できた」と感謝。今後、寄付者の名前を車体に記すという。