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旧海軍落下傘部隊慰霊祭
館山航空隊 市民参加の語り継ぐ会も
館山市にあった旧館山海軍航空隊で発祥した海軍落下傘部隊の慰霊祭と語り継ぐ会が27日、同市で開かれた。
慰霊祭は同市大神宮の安房神社にある慰霊碑前で毎年開かれており、今年は遺族ら約20人が参列した。午後から一般市民も参加して開かれた語り継ぐ会では、遺族3人が父親のことなどを語った。
石川県白山市から参加した男性(76)は、小隊長として出陣した父・信明さんが、ティモール島クパン(現インドネシア)へ降下後、負傷した部下に声をかけている時に狙撃兵に撃たれ、亡くなったことを報告した。「父親のことを知りたくていろいろ調べた。戦友の話や記録で最後の様子がわかった。館山に来て話せてよかった」と語った。