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歴史遺産で地域学習

館山で千葉大生

(千葉日報2017.6.13付)‥⇒印刷用PDF

千葉大学教育学部の竹内裕一ゼミは11日、館山市の館山海軍航空隊赤山地下壕(ごう)跡をはじめとした歴史遺産を現場視察した。学生や大学院生ら25人が参加。文化財の保存に努めるNPO法人安房文化遺産フォーラムの解説を聞き、平和教育や歴史遺産を使ったまちづくりを学んだ。

同法人は地域学習を推進するため、筑波や中央学院、明星などの大学で教育を学ぶ学生に現地見学や解説を行っている。社会科教育を専門とする竹内ゼミは、地域を調査する「巡検」を毎年実施しており、館山市内の歴史遺産を訪れるのは初めてとなる。

学生らは明治期の画家、青木繁が代表作「海の幸」を描いた小谷家住宅を修復工事した「青木繁『海の幸』記念館」や婦人保護長期入所施設「かにた婦人の村」を訪問。同法人の愛沢伸雄代表らから施設概要や歴史などの解説を受け、遺産を通じて地域の文化や生活を知ること、教材として活用できることを体感していった。

参加した千葉大学教育学部4年の宮本一輝さん(22)は「なかなか知れない戦争遺跡の説明を受けられてよかった。小学校の教員を目指しているので、遺跡をどう子供たちに伝えていくか考えていきたい」と話した。

17年6月13日 27,046

特定非営利活動法人(NPO) 安房文化遺産フォーラム

旧称:南房総文化財・戦跡保存活用フォーラム(2008年5月に現在の名称に変更)

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