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万石騒動ウォーク、館山で23日に開催

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館山市の「万石騒動安房三義民300年祭実行委員会」が主催する、「万石騒動・安房三義民ウォーキング」が、23日午前10時から行なわれる。館野地区公民館から国分寺、三義民刑場跡などを巡る2時間のウォーク。館山市の学芸員・岡田晃司さんが講師をつとめる。参加費は100円(保険代などを含む)。受け付けは同公民館で午前9時45分から。問い合わせは、共催の安房文化遺産フォーラムへファックス(0470-22-8271)へ。

(房日新聞2010.5.19)


⇒⇒開催概要はコチラ

10年5月19日 8,127

元気なまちづくり市民講座開催

館山・富崎地区を舞台に—

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館山市のNPO法人安房文化遺産フォーラム(愛沢伸雄代表)は、13、14の両日富崎地区公民館で「元気なまちづくり市民講座」を開いた。地域住民ら、のべ約90人参加。生涯学習まちづくりブームの「仕掛け人」として知られる福留強・聖徳大学教授の講演を聞いたほか、グループ討議で今後のまちづくりに向けた具体的なアイデアを出し合った。

福留教授は東京都立川市の大山自治会や、鹿児島県志布志市の市民大学の活動など、各地の地域活性化の成功事例を紹介。少子高齢社会の中で、いくつになっても地域のために自らの力を発揮していく「創年」という考え方を提唱し、「実年齢の7掛けが自分の年齢と思って、創造的に生きていこう」と呼びかけた。

グループ討議では、「富崎地区の路地に愛称をつけてはどうか」という案にほぼ全員が賛同。同地区コミュニティ委員会から住民に呼びかけていくことになった。

同フォーラムの愛沢代表は「青木繁の没後100年にあたる来年に向けて、地元の人びとや全国の美術関係者とともに記念事業に取り組んでいきたい」と語った。

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(房日新聞2010.2.19付)

10年2月19日 4,573

日中韓 歴史体験キャンプ

学生ら戦跡巡りや討論 南房総・館山

(千葉日報2010.8.11付)


日中韓の高校生や大学生らが戦跡巡りや討論を通じて相互理解を深める「第9回青少年歴史体験キャンプ」(NPO安房文化遺産フォーラムなど主催)が4日から9日まで南房総市や館山市で行われた。

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10年8月11日 6,562

安房・平和のための美術展より、

5万円のチャリティ寄付を寄贈いただきました。

ありがとうございました。

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10年12月8日 8,326

青木繁ゆかりの地歩く〜27日にエコウォーク

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「海の幸」を描いた画家の青木繁が亡くなってから、来年で100年の節目を迎えるにあたり、たてやまエコツーリズム協議会(三瓶雅延会長)が27日、館山市富崎地区のゆかりの場所を歩くエコウォークを開催する。

青木繁が滞在した小谷家住宅(市指定文化財)や、没後50年に建立された海の幸記念碑などを地元のガイドとともにめぐり、画家の愛した風景と漁村文化を体感してもらう。

同地区は、かつてはマグロ延縄漁で活気づいた小さな漁村。明治時代には、青木繁がここに滞在し、代表作となる「海の幸」が誕生した。現在も、当時の暮らしの面影を色濃く残す漁村風景が多く残っている。

今回のエコウォークは、地域の歴史的環境保全に努めている同協議会のNPO法人安房文化遺産フォーラムが中心となって担当。眼前に広がる大海原を眺めながら、同フォーラムのガイドで地元の人たちとも交流する。昼食には、地元漁港で水揚げされた新鮮な魚介類を使った浜焼きが提供される。

ウォーキングは午前10時30分〜午後3時ごろまで予定。安房自然村=海の幸記念碑=小谷家住宅=布良崎神社=安房節記念碑のコースを歩く。参加費は5000円。

申し込み、問い合わせは、南総JAM事務局の井坂さん(080-6530-4553)か、いこいの村たてやまの工藤さん(0470-28-2211)まで。

10年3月13日 3,923

【寄稿】高橋銑十郎(館山白百合幼稚園長)

映画「いのちの山河」を観て

対話と実行 遅れていないか〜恵まれすぎた自然をどう生かすか

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10年3月13日 4,861

(房日新聞2010.1.20付)

館山で訓練した元落下傘兵の版画家

秋山巌氏の作品展始まる

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若き日に海軍の落下傘兵として館山海軍航空隊で訓練を受け、復員後に棟方志功の弟子となった版画家・秋山巌さん(88)=千葉県松戸市在住=の作品展が19日、館山市大網の大巌院(大網寺、石川龍雄住職)で始まった。種田山頭火の俳句を題材とした木版画、掛軸などの肉筆画に加え、小品や陶器など50点余りが並んだ。入場無料で25日まで。

秋山氏は大分県竹田市出身。第2次大戦後に版画の道に進み、1970年に山頭火の句をモチーフにした作品を初めて発表。フクロウや猫などの動物、風景や菩薩などを描く独自の木版画の世界を確立した。

これまでに3000点を超える作品を世に出し、一部は大英博物館(ロンドン)、ビクトリア国立美術館(オーストラリア・メルボルン)など海外の美術館に所蔵されている。

作品展の開催は昨年1月、娘の町田珠実さん=福島県相馬市在住=が館山を訪れ、館山海軍砲術学校跡などの戦争遺跡にふれたのがきっかけ。12月には秋山氏も65年ぶりに館山を訪問。命を落とした多くの戦友を慰霊するとともに、思い出の地である館山での作品展開催を決めた。

珠実さんは「会場は和室で、父の作品によく合う素晴らしい空間。墨がかもし出す木版画の世界を楽しんでもらいたい。今回は、デパートなどで行う展覧会よりも多数の作品を持ち込んでいる。この個展を通じ、館山との縁を広げていきたい」と話している。

作品展は、連日午前10時から午後4時まで。

23日には県南総文化ホール小ホールで、秋山氏のトークショーが開催される。午後7時開演で、入場料500円。チケットは同ホールのほか宮沢書店、ブックス松田屋などで取り扱っている。


※秋山巌展&トークショーの詳細はコチラ

10年1月20日 4,251

*房日新聞2010.1.7付

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■日本洋風彫刻の祖・長沼守敬

館山に残る旧宅を調査

大阪芸大の石井教授、

つえ・定規など見つかる

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大阪芸術大学の石井元章教授(イタリア美術史)が5日、日本初の洋風彫刻家・長沼守敬(ながぬま・もりよし、1857—1942)が晩年を過ごした館山市館山の旧宅を訪れ、同市のNPO法人・安房文化遺産フォーラムのメンバーとともに長らく無人となっている内部を調査した。

一行は、長沼本人のものと思われるつえやT定規、フランス・パリの絵柄があるファイルの表紙などを発見した。石井教授は「ファイルは、パリ万博の書類をはさむものだったかもしれない。詳しく調べるとともに、今後は納屋などにも調査を広げてみたい」と話した。

長沼守敬は一関市出身。明治初期に東京のイタリア公使館に職を得て、ベネチア王室美術学校に留学して正統的な洋風彫塑技法を習得。帰国後は東京美術学校(現・東京芸術大)の初代塑造科教授となり、ベルツ博士像など数々の胸像・彫刻を手がけた。

1914年(大正3)57歳で突然美術界を去り、館山に居を移して隠遁。彫刻制作はほとんどせず、のんびりと生涯を過ごした。

関東大震災でも倒壊しなかったという木造平屋建ての旧宅は、ここ30年ほどは無人で荒れ果てたまま。親族から同フォーラムが管理を委託され、保存・活用方法を模索している。

今回の調査は、同フォーラムの愛沢伸雄代表が以前、内部で一片の紙を発見したのが発端。石井教授によると、長沼が1891年に洋行した際の日誌を記したメモで、現存する日誌の欠落を埋める内容だったという。

石井教授は明治期の日本とイタリアの文化交流を研究する過程で、1897年の第2回ベネチア・ビエンナーレに日本の美術品が初出品された際に現地で立ち会った長沼に着目。その生涯の解明に挑んでいる。

「非常に古い家なのに床がきしんだりすることもなく、頑丈で驚いた」と石井教授。今回は、内部にある品物を数十点にわたり持ち出し、学術的に価値があるかどうかの確認作業を進めるという。

【写真説明】パリの絵柄のあるファイルを持つ石井元章・大阪芸大教授

【写真説明】長沼守敬の旧宅=館山市館山

10年1月7日 5,466

24年開学目指す 亀田医療大学 県の財政支援望めず

鉄蕉館の理事長、国のモデル地域認定を模索

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学校法人鉄蕉館の亀田省吾理事長は18日、平成24年春に開学を予定している亀田医療大学(仮称)について、「千葉県からの(財政)支援は望めない」との見通しを明らかにした。鴨川市で同日行った医療シンポジウム後の記者会見の中で語った。

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10年4月20日 6,913

(房日新聞2010.5.2付)

医療・まちづくりシンポ

〜パネル討論発言要旨(上)

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館山市の南総文化ホールで4月28日行なわれたシンポジウム「癒しの海辺のまちづくり」での、パネル討論参加者の発言要旨は次のとおり。

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■松永平太氏(松永医院院長・安房医師会理事)

〜看護大学に住民の支援を

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「いのちの山河」はとてもいい映画だった。加藤先生(注・シンポジウムで基調講演をした旧沢内村の加藤邦夫医師)が50年前にやられていたころが良く理解できた。安房地域も、住民検診が発達した地域と言われている。それは先人のドクターたちが沢内村に行って学んで、持ち帰ったと聞いている。

安房地域では亀田(メディカルグループ)さんがあることで、日本一安心、安全な地域だと思っている。東京では診療所がいっぱいあるが、9時から5時まで。夜は無医村。新聞に載るような救急のたらい回しは安房地域にはない。亀田さんが必ず診てくれるからだ。

問題はやはり看護師不足。安房医師会としても行政に対し、看護師になりたい人に奨学金をだしてくれと要望している。亀田さんも看護学校をつくろうとしているが、膨大なお金が必要。亀田信介さんや省吾さんは「ヒラメ」のような人。いつも上だけ、理想だけを見て、経営が厳しくても「人が大事だ、教育が大事だ」とお金をつぎ込んできた。それで全国からお医者さんが集まる優秀な病院になった。

だが看護大学は壁にぶつかっていると思う。住民が寄付をして、看護師養成に力を尽くしてほしい。安全と安心のある地域で、この50年後、100年後をどうしていくのか、住民とともに考えたい。

いい地域医療をやろうというのは、まちづくりや文化づくり、風土づくりにつながる。よそ者である「風の人」、地元の「土の人」がつながって風土がつくられる。そういう社会をみなさんとつくっていきたい。



■愛沢伸雄氏(安房の地域医療を考える市民の会呼びかけ人)

〜先人のような知恵出そう

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館山に来て30年になる。20年前に「かにた婦人の村」と深津文雄牧師に出会ったことがきっかけで、文化財保存運動を進めてきた。医療も文化遺産で、大変な人々の知恵や力が投入されてきたことを知らなければいけないと思う。

加藤先生の話を聞いて意を強くしたのは「課題を明確にして、今の問題は何かをきちっとつかまえる」と言われたこと。沢内村が抱える問題は全国どこにもあったが、なぜ沢内村が成功したかというと「対話、話し合い」があった。村長が人の意見に耳を傾けた。

この地域で、ちょっと残念なのは「どうにかなっぺよ」という感じ。この程度でいいやと。問題にかかわると、変人扱いされかねない。

ただ、この「どうにかなっぺよ」も、食べられる地域をどうにかつくってきたことの裏返しなのかもしれない。地震や災害が多い地域だが、そんな中でどうやって食べられるシステムを先人たちがつくってきたか、個人的にも興味がある。

地域医療の問題点是正にはお金もかかるし困難も大きいが、この地域には解決する力があると思う。それが全国のモデル的なものになればいい。

この地域は公立病院がなくてもやってきたし、みんなでお金を出し合って病院を作ってきた地域でもある。学校もそうだ。地域の持っている特性を分析し、どうやったら先人のような知恵を出せるかを考えたい。

もう一つ。この地域は人々が力を合わせて30年以上コミュニティという組織を運営している。他にはない優れた組織形態だと思う。綜合検診の推進にもかかわっている。今こそ安房の人が大同団結し、医師と住民が力を合わせて困難を乗り越えていきたい。

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(つづく)

10年5月2日 7,240

特定非営利活動法人(NPO) 安房文化遺産フォーラム

旧称:南房総文化財・戦跡保存活用フォーラム(2008年5月に現在の名称に変更)

〒294-0045 千葉県館山市北条1721-1

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