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◎戦国コスプレーヤー集合

…11月22〜24日、館山で大会開催

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戦国コスプレイヤーに限定した「第2回戦国こすぷれ大会」が、22〜24日、館山市の城山公園周辺で開かれる。同市のNPO安房文化遺産フォーラム(愛沢伸雄代表)が県外から多くの人に足を運んでもらおうと企画した。

テレビゲーム「戦国BASARA」や「信長の野望」などをきっかけに鎧などを着るコスプレが流行。今では、関ヶ原の戦いの舞台でもある岐阜県関ヶ原町や、鳥取県でも同様の大会が開かれており、同フォーラム事務局長の池田恵美子さんは「南総里見八犬伝の舞台でもある館山で開けないかと考えた」という。

第1回は4月に開いた。参加者は80名にとどまったが、ファンが日本各地から館山を訪れた。2日間の日程だったので、ほとんどの参加者が宿泊。池田さんは「宿泊が増えて多くの人がこの地域でお金を使ってくれれば、振興につながる」と話す。館山市商工観光課も「宿泊してくれる参加者が多く、今後も続けて欲しい」と期待を込める。

今回は3日間の日程で、23日には戦国コスプレ大会、22、24日はオプションで南総里見八犬伝に登場する里見義実の居城として有名な滝田城などでの撮影会がある。

参加費は戦国コスプレ大会が2,000円で、撮影ツアーは4,000円。問合せは里見八犬伝ワールド実行委員会へ。

08年11月20日 6,487

コスプレーヤー 市民と戦国競演

館山で大会


館山市の城山公園で23日、「戦国コスプレ大会」が開かれた。里見氏や里見八犬伝の歴史と若者文化が融合した新しいイベントに、全国からコスプレーヤーが集まり撮影会や八犬士イベントが行われた。

同イベントは市内のNPO安房文化遺産フォーラム(愛沢伸雄代表)を中心に市や観光団体が今年4月から開催し、今回が第2回。戦国、歴史創作系のコスプレイベントで、市内の手作り甲冑(かっちゅう)隊や殺陣師の魂刀流志伎会も参加し、幅広い客層が歴史ロマンを楽しんだ。同市内の中塚壮太くん(8つ)は「タイムマシンがあったら戦国時代に行って本当に戦ってみたい」と手作り甲冑を試着してご満悦。

主役のコスプレーヤーは戦国ゲームキャラを中心に全国から集合した。神奈川県などからの4人で参加の男性はテレビゲーム「戦国無双」の徳川家康。「城がバックで風景に合う。殺陣師にポージングも教わり楽しかったです」と笑顔で話した。

大半の参加者が前日から市内に宿泊し、市でも滞在型の観光イベントとして期待をかけている。


(写真)思い思いのコスプレで城や茶室などをバックに撮影=23日、館山市の城山公園

千葉日報サイトはこちら。

08年11月24日 7,858

●文化の日表彰、安房は7人と2団体

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県は、平成20年度文化の日千葉県功労者表彰の受賞者を発表した。今年度受賞者は県内全体で女性12人を含む個人63人と5団体。このうち阿波地域では個人7人と2団体の受賞が決まった。いずれもそれぞれの分野で、県の発展に寄与した功績を称えての表彰。11月3日午前10時から県議会議場で表彰式が行われる。

安房の受賞者と功績は次のとおり。=敬称略

(中略)

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【地域観光振興功労】

▽NPO安房文化遺産フォーラム

平成5年に安房地域の自然環境や、文化遺産保存活用による地域づくりを狙いに設立。16年のNPO法人となり、行楽客、学習旅行の生徒らを対象としたガイドツアーや、里見ウォーキング、まちかどミニ博物館などに取り組み体験型観光の振興に貢献。館山市館山

08年10月30日 8,560

院内にギャラリー開設…開かれた病棟へ、市民に開放

最初の展示は愛沢綾子さん

(房日新聞2008.4.8付)

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08年4月8日 6,987

館山湾はその美しさから鏡ケ浦とも呼ばれています。その鏡は青空や夕日だけでなく、時代ごとの風景や歴史の光と影を映してきました。実は館山は東京湾の入口にあるという位置から様々な戦争遺跡が残っています。あふれる太陽と緑の街という印象で知られた館山はややもするとそうした戦争遺跡は表に出ることはありませんでした。その遺跡の調査を進める愛沢伸雄さんは、館山を学びの町にしようと活動を続けています。遺跡の調査もさることながらガイドとしての工夫もいろいろあります。たとえば事務局長池田恵美子さんは中高生に関心を持ってもらおうと南総里見八犬伝の地元らしいコスプレ作戦を発案しました。ほかにも主婦のグループが訪れる時には主婦のガイド、先生のグループが訪れる時には元先生のガイドをつけることで、すっと話に入っていけるようにしているそうです。戦争遺跡など様々な遺跡、史跡を生かす戦略がいま館山では練られているのです。

ふるさとメッセージには館山をドラマや映画の舞台にしようというフィルムコミッションの話題、そしてウミホタル観察会の話題が登場しました。

房総半島は海もよければ、遺跡史跡も良いのです。


**実況中継の模様はこちら

08年5月7日 6,359

◎千葉の観光資源、新視点で発掘

…観光モデル形成目指し、各地で試行錯誤

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「戦跡ツアー」「房州石の彫刻」など、千葉県内各地で特定非営利活動法人(NPO法人)や企業が観光産業の確立の一環として観光資源の発掘や見直しを始めている。都心から比較的近いという強みを持つ一方で、目玉となる観光施設や歴史遺産が少ない千葉県。堂本暁子知事の肝いりで、3月には観光条例を施行し、今秋にも昨年に続き観光キャンペーンの開催を予定している。これを追い風に、各地で新たな観光モデル形成を目指し、試行錯誤が続く。(千葉・三崎柚香)

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【旧海軍の航空基地】

戦跡めぐりを観光の目玉に—。

NPO法人の安房文化遺産フォーラム(館山市)は館山市の戦争遺跡保存を目的にツアーを実施している。第二次大戦中に旧日本海軍の航空基地があった館山市だが、その戦跡は暗くて危険という理由で取り壊しの危機にあった。「遺跡としてなんとか守れないか」と高校教師だった愛沢伸雄代表が、戦跡めぐりツアーを始めた。

現在では県内外から年間10校以上が平和学習を目的として訪れ、04年に一般公開された旧日本軍の赤山壕(ごう)には約6000人が訪れた。大手旅行会社も日帰りパックの旅行先に選定するなど、業界での認知も浸透してきている。

ただ、「単に物見遊山の観光では、はやり廃りがあり、遺跡保存にはつながらない」(愛沢代表)というジレンマを抱える。求めるのは「テーマを持つ旅行」だが、遺跡に眠るストーリーを語れるガイドの高齢化という問題がある。さらに「宿泊施設や商店など地域全体で情報や意欲を共有しないと難しい」(同)と指摘する。発掘した観光資源を観光ビジネスに昇華させるには、地元企業や行政の協力が不可欠だ。

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【体感・体験】

かつて千葉県は「黙っていても海水浴客が来る観光地」(水澤千秋千葉県商工労働部次長)だった。それが娯楽の多様化や海外リゾートの人気で衰退。07年度の海水浴客の入り込み数は、71年度の5分の1にまで落ち込んでいる。観光復興に力を入れる県は、「体感・体験型」観光を打ち出している。07年にJR東日本とタイアップした『ちばデスティネーションキャンペーン(ちばDC)』では、料理教室、農業体験などを多数組み込んだ。

新たな観光ビジネスの構築を—。富洋観光開発(富津市)は富津市金谷地区でレストラン、土産店を営む。都心から60キロメートル圏内にあって自然が豊かに残るという地理的な強みを生かし、「心がリセットできる場所」(鈴木裕士社長)づくりを始めた。

今春、房州石を使った彫刻を街中に展示。美術館やアトリエも建設予定で、「石と芸術」をテーマに、異空間を提供する観光事業を進める。「観光をビジネスにするため、新たな仕組みが必要」として観光とビジネスの収益性のバランスを重視する。「体験ツアーだけでは手間と人手がかかってしまいがちで、収益が見込みにくい」という。

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【面の広がりがカギ】

「"気軽な旅行なら千葉"というイメージは定着している」と、ちばぎん総合研究所(千葉市稲毛区)の小松孝之研究員は分析する。「単なる体験だけではなくて、楽しみ方を提案できる周辺でのメニューづくりが重要」として、遺跡や体験などの観光資源を生かした各地域での面の広がりを求める。永続性と収益性を両立させ、千葉ならではの観光を確立できるか。模索は始まったばかりだ。

08年8月20日 5,590

私は5年ほど前から、房州から米国に渡ったアワビ漁師の調査、研究を行っています。先日、松戸市立第二小学校で社会科の授業を受け持ちました。きっかけは、4年生担当の篠原雅子教諭が、南房総市の千倉町出身という関係で実現しました。

4年生の社会科授業にあわせて、南房総から米国に渡ったアワビ漁師、食文化や日米の国旗が交わる万祝、戦争中の花栽培禁止令と花づくりの授業でした。校長、教頭、教務主任の参観を経て5クラスで行いました。新しい授業の取り組みであり、機会があれば学年別バージョンで検討してみたいといわれました。

折しも2日から安房博物館で、「アワビ・食・美」企画展が開催されます。太平洋を渡ったアワビ漁師の足跡、小谷源之助・仲次郎と仲間たちの功績が、県北の学校教材で花開きました。これをきっかけに地元の学校で、偉大な先駆者たちの努力と成功の授業ができれば、と考えています。

...南房総文化財・戦跡保存活用フォーラム副理事長*鈴木政和

08年2月1日 5,267

◎市民が主役の生涯学習まちづくり

〜法人名改称と「まちづくりシンポジウム」のお誘い

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・授業づくりから地域づくりへ

・地域まるごと博物館

・市民が主役の生涯学習まちづくり

08年5月31日 6,445

◎南房に新たな看護学校を 開設訴え館山で市民ら集会

「看護師不足で地域医療崩壊」 来年以降 2校閉校で危機感

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看護師不足による南房総地域の医療崩壊を阻止しようと、「市民団体による医師、看護師、市民の集い」が11月28日夜、館山市コミュニティセンターで開かれた。約120人の市民が参加し、地域の看護学校開校に向けた活動を開始した。

集会では、館山市内にある博道会館山病院が運営する館山准看護学校と安房医師会が運営する安房看護専門学校が、2009年3月と翌年3月にそれぞれ閉校することを受け、地域の看護師不足による医療崩壊を懸念して、2校に替わる看護専門学校の設立を訴えた。

地元NPO代表の愛沢伸雄さんが「安房地域医療を考える市民の会」の立ち上げを呼び掛け、安房医師会の宮川準会長、館山病院の大島博幸総長、同病院の加藤尚子看護部長、全国各地でへき地や離島などの地域医療問題に取り組んできた高野良裕医師らが参加した。

南房総地域には現在、看護師約1100人、准看護師約700人が働いている。安房医師会によると、これまで亀田医療技術学校(鴨川市、1学年定員約80人)、安房看護専門学校(館山市、同20人)、館山准看護学校(館山市、同20人)が地域で看護師・准看護師の養成を担ってきたが、そのうち2校の閉校で今後5年で約200人の看護師不足を招くことが決定的という。

南房総地域への看護師の流入が少ない中、自然減や過酷な勤務による疲弊で看護師数が減る一方、高齢化社会で医療、福祉現場での需要は高まっており、看護師確保の現状は厳しい。看護師が不足すると法規制により病院は病床数を削減。これが病院の経営を圧迫し経営難に陥る。宮川会長は「安房医師会病院の経営難も看護師不足が原因だった」と今年経営を安房地域医療センターに委譲した安房医師会病院の状況を振り返った。

大島総長は「幅広い年齢層が志を持って受験してくれ、受験者も定員の2倍あった」と館山准看護学校の閉校を残念がる。同校の卒業生の准看護師を主に受け入れ、看護師に養成してきた安房看護専門学校は入学者を大幅に減らし、閉校を余儀なくされた。加藤看護部長は「よそから看護師を呼び込むのも困難。一度家庭に入った看護師の復帰も大切」と説明した。

愛沢さんは「若者を呼び込み、地域雇用と活性化にも有効。安房の医療文化を守るためにも学校設立を」と呼び掛け、「特定の医療法人の付属機関では立ちいかない。市民も参加する官民一体の三セク的な学校法人が望ましい」と市民運動の盛り上がりを目指す。参加した市民からも「定年後に移住してきたが医療問題が心配」「時間に余裕のある高齢者も学んで看護師になれないか」など活発な意見が出された。

12月9日と17日にも午前10時半と午後5時半から同様の集いを館山コミュニティセンターで開催する。問い合わせは同市民の会の富田さん(電話090-2547-7988)池田さん(電話090-6479-3498)。


(写真)集会では「看護師不足が地域医療崩壊を招く」と問題を訴えた=28日夜、館山市

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千葉日報サイトはこちら

08年11月30日 9,366

館山市のNPO法人「安房文化遺産フォーラム」(南房総文化財・戦跡保存活用フォーラムから改称)が、地域の歴史や文化を紹介するガイドブック「あわ・がいど」の第4弾として、「安房古道を歩く」(縦横21センチ、48ページ、600円)を発行した。

安房地域の郷土史研究家や山歩きの専門家でつくるグループ「歴史工房安房」(島田輝弥代表)の会員たちが、実際に山道を歩くなどして情報を集め、執筆した。江戸時代に旅人が房州往還の脇道として利用した、「房州木ノ根峠」(南房総市)を越える山道など、館山、鴨川、南房総の各市や鋸南町の14コースが地図やイラスト、写真と共に紹介されている。

問い合わせは、同NPO法人(0470-22-8271)へ。

08年6月26日 5,607

特定非営利活動法人(NPO) 安房文化遺産フォーラム

旧称:南房総文化財・戦跡保存活用フォーラム(2008年5月に現在の名称に変更)

〒294-0045 千葉県館山市北条1721-1

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