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1965(昭和40)年、深津文雄牧師は、社会から見捨てられた女性たちが一生安心して暮らせる婦人保護施設「かにた婦人の村」(かにた村)を設立した。

1984(昭和59)年、一人の寮生が自ら従軍慰安婦体験を牧師に告白する。この告白「石のさけび」を受けて、施設内にある小高い丘に1本のヒノキの柱を建てたのは「戦後40年」のことだった。翌年そこには、「噫従軍慰安婦」と刻まれた石碑が痕隆された。

「韓国挺身隊問題対策協議会」の代表ユン・ジョンオクさんは、1980(昭和55)年より、北海道・沖縄・タイ・ラバウルの朝鮮人慰安婦の足跡を訪ね、1988(昭和63)年8月の来日の際にこの石碑を訪れた。

これが、韓国KBSテレビによるドキュメンタリー番組『太平洋戦争の魂〜従軍慰安婦』の制作を生み、韓国内はもちろん諸外国にも大きな世論を巻き起こしていった。

戦争責任があいまいなまま半世紀以上が過ぎ、現在もなお、従軍慰安婦問題はアジア各国を巻き込む論争となっている。この石碑を通じて、地域から世界を見ることができる。

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【注意】

※NPO法人安房文化遺産フォーラムのスタディツアー参加者のみ見学が許可されています。

くれぐれも許可なしに施設内に立ち入らないようご協力をお願いします。

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*2009.3.5.毎日新聞千葉版に紹介された記事はこちらへ。

*2009.5.27.しんぶん赤旗に紹介された記事はこちらへ。


【参考論文】

地域教材と平和学習C

地域教材と人権学習

09年2月3日 51,559
下位記事一覧
  1. かにた婦人の村 09年7月29日 64,091
  2. 名も無き女の碑 11年3月5日 14,291
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