




平和の組曲合唱 懐中電灯の代替に軍事利用されたウミホタル
秘話題材に来月3日 館山市民ら
(毎日新聞 2005.8.31.)
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戦時中の千葉県館山市で、青白く光るミジンコの一種「ウミホタル」の光を本土決戦の夜間戦の明かりに利用しようとした秘話を題材に、合唱組曲「ウミホタル~コスモスブルーは平和の色」が完成した。歌は終戦直後に連合国軍が館山に上陸し、軍政を始めた9月3日にあわせて同市の県南総文化ホールで披露する。
体細胞中の物質が海中の酸素と反応して発光する体長約3ミリのウミホタルは、太平洋戦争末期に懐中電灯の代替として軍事利用が研究された。館山市では子供たちが採取を命じられ、終戦の前捻の1944年夏、同市の安房中(現安房高)の生徒だった利渉義宣さん(74)は「ひもにブリの頭をつけて海に垂らすと、たくさん寄ってきた。採取の目的は深く考えなかった」と振り返る。
歌は03年夏に同市を訪れた東京都北区に住む作詞家、大門高子さん(60)がウミホタルを巡る秘話を聞き、「戦争と今をつなぐ歌を作りたい」と作詞。「ぞうれっしゃがやってきた」で知られる音楽家、藤村記一郎さん(53)=愛知県日進市=が「平和の歌として全国に広めたい」と作曲を担当し、「夕日の海」「戦場のウミホタル」などからなる演奏時間約35分の合唱組曲に仕上がった。
合唱には、館山市民をはじめ東京都内のアマチュア合唱団などから約150人が参加する予定で、館山二中の鈴木喬子さん(13)は「戦争を考えつつ、明るく歌いたい」と話している。問い合わせは実行委員会(電話 0470・24・0224)。
【森禎行】




先日は、ありがとうございました。
交通渋滞の事もあり、時間が思ったより館山で過ごす事が出来ず、
色々戦跡を参加者の方にも見ていただきたかったのですが、
思うようにいきませんでした。残念でした。
早めにそちらを出発させていただいたので、定刻に帰り着く事が出来ました。
フォーラムメンバーの方にも時間配りにお気遣いいただいて、申し訳ありませんでした。
しかし、限られた時間内ではありましたが、愛沢先生、池田様の講演がとても丁寧にしていただき、
戦跡めぐりのところでは、細かな解説を頂き、
参加者の方からは、参加してよかったの声を多数いただきました。
一部、抜粋ですがお伝えいたします。
「館山の戦跡めぐり、一度は、参加したいと思っていました。48箇所もあると聞き驚いています。愛沢先生のお話、思い入れに感激しました。今も戦争が起きている国があるが平和でなくてはいけない!!本日は、ありがとうございました。*海ほたるを手にしてひかる姿を体感でき、良かったです。海ほたるを軍事利用していた事に驚きです。」
「『館山と言えば、海・花・イチゴ狩り位しか思い浮かばなかったのに、日本全体から見ても重要な位置にあったなんて驚きです。戦争も館山から始まって館山で終わったとは、全く知らない事でした。今日は、一から10まではじめて知る事ばかりで、とても有意義な日を過ごす事が出来ました。」
「父が海軍兵として館山に居て母が面会に行った話を聞いていたので、今日は、60年前を思い起こしていました。でも、父にはあまり聞いていないので残念です。」
お忙しい中、何度も打ち合わせのご連絡にお時間をさいていただいたり、当日には、色々なお心配り、ありがとうございました。今後の皆様のますますのご活躍をお祈りしております。




この度は大変お世話になり、ありがとうございました。予定通り、戦跡見学とご講義を受けることができ、充実した時間を過ごすことができました。ただ、講義の時間が約20分と短縮せざるを得なかったのは残念でしたが、やはり70名での移動は想像以上に時間がかかりました。
元高等学校の教員でいらしたガイドさんのお話は分かりやすく、子ども達の心をぐっとつかんで下さいました。地下壕のひんやりした空気の中では、当時の労働力の大きさや、ここまで大きな施設を作らねばならなかった理由など、様々な疑問が湧いたようでした。中には途中で遭遇したゲジゲジに興味を持った子どももいましたが…。
平和学習は、広島や長崎、沖縄でするもの…と思いこまされている子どもたちですが、日本の至るところに戦跡があり、今を生きる我々がそこから学ぶことを活かしていかねばならないことを感じ取ってくれたと思います。
今回の見学に際しまして、下見から手続き、当日のガイドまで、本当に良くしていただき、感謝しています。私自身も、館山という地について多くを学ぶことができ、世界が広がった感じがします。今後ともよろしくお願いいたします。
夏休みに入りました。袖高生徒会は9月の文化祭に向け準備をしています。今年のテーマは「架け橋」です。実行委員会企画として、「我々生き物が、生まれてからどのように進化してきて、今後どのように変化していくのか」を示す発表をする予定です。生徒たちは、「今の自分たちの生活いかんで未来が決まる」と言いました。私は「生き物は何十億年もの命のたすきリレーを続けている。だから自分の命や存在することそのものを貴重なものとして受け止めねばならない」と言いました。発表の中身が決定するまで、しばらくは生徒と価値観のぶつけ合いが続きます。
どうぞ、お身体を大切にされ、ご活躍ください。遠くから応援しています。

