!! 見る 聞く 学ぶ 集う 安房国(あわのくに)再発見 !! 千葉県・南房総・館山まるごと博物館

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地域に現存する戦跡を学びながら、人間が残した文化を歴史的にとらえ、自分の住む足もとから平和を考えることを教えてくれたビジュアルな講演であった。

里見氏の時代(1400年代)から太平洋戦争の終結までの時間軸をテキストに、その時代に生きた人間の喜び悲しみを、視点を変えることから眺めとらえ直す方法は、シンプルで分かり易いものであった。例えば、地図の見方では北を上にする常識から、勢力の進行方向や地政学的な考え方から作成した「環日本海諸国図」は、アジアの成り立ちとものの見方の実際を十分に教えてくれた。

また、地域開発と戦跡の関係では、戦跡保存運動とバッティングした企業誘致は、戦跡と若者の雇用確保のどちらが大切か」という問題を抱えながらも、そこにかつて生存していた人間と今後生存していくであろう人間の関係を、「平和」をキーワードに止揚したことで、行政との対立構造も克服できたことなどは、今後の運動の参考になった。

戦跡をめぐる人間模様では、里見氏の歴史をはじめとして、アワビ潜水漁法の小谷ブラザーズや、青木繁の布良における滞在や子孫に至る文化の流れは、地域を相対としてとらえるグローバルな視点を提供してくれた。

ウミホタル、菜の花等、他の生命との人間の関わりも、すーっと落ちるていねいな講演であった。「たてやま夕日海岸ホテル」の協力実演で、ウミホタル発光の観察もでき、戦跡学習から東京湾の生態まで学習できる場が館山市に存在することは心強い。NPO協力メンバーに高校の学習で育った青年がガイド役等で参加していた。

06年2月5日 2,744

大成功!充実した関ブロ交流会

〜全協千葉ニュース窓№28(2006.3.1)



2月4・5日、館山市で「関東ブロック学校事務職員交流集会2006inちば」が開催されました。集まったのは、群馬・埼玉・東京そして千葉から約50人。全協千葉の高橋委員長も駆けつけ、熱い挨拶を述べました。

2日目の午前は記念講演として、地元のNPO法人南房総文化財・戦跡保存活用フォーラムの愛沢理事長と池田事務局長によるお話をうかがいました。

第二次世界大戦から60年を経過しているとはいえ、地元館山にたくさん残っている戦争遺跡と、それを保存し、戦争の悲惨さを伝える活動や、アジアの人々と手を結び友好を深める活動、館山市内にある元従軍慰安婦の生活した場を教材として高校生に提示し、平和や女性の問題を考える授業実践、校内で使わなくなったミシンをアフリカに送り、現地の子どもが職業を得られるように援助した高校生の取組みなど、どれもこれも感動する内容でした。

そして午後は、マイクロバスを使っての戦跡めぐりを行ないました。旧海軍が使った大きな地下壕やゼロ戦を隠すために作った壕、ゼロ戦の射撃訓練の練習場跡地、1945年9月3日に米兵3,500人が上陸した海岸などをNPOの方たちの案内で回り、午前中の記念講演の内容をさらに深めることができました。

06年2月5日 2,811

足もとの地域から平和を考える—館山の戦跡にビックリ—

〜都教組事務職員部ニュース№20(2006.2.20)



昨年は東京にて全教関ブロ交流集会が開かれ、みなさん方におたくさん参加していただきましたが、今年は千葉の館山で開催されました。東京からは都教組16名、都障教組1名、都庁職都立学校支部1名の計18名が参加、全体で50名の集会となりました。


NPO法人南房総文化財・戦跡保存活用フォーラムの愛沢伸雄理事長と池田恵美子事務局長より記念講演をしていただきました。午後は同じNPOの方にガイドをしていただき、米占領軍上陸地点、館山海軍航空隊赤山地下壕跡、戦闘機用掩体壕などをまわりました。

皆さんも館山に戦跡があるなんて、と思われると思いますが、愛沢さんたちのお話や戦跡めぐりをしてみて、首都を守るためにこんなにも館山が重要な拠点として位置づけられていたことにビックリしました。

昭和20年9月2日、東京湾上の選管ミズーリ号にて降伏文書調印式がおこなわれましたが、翌3日、米軍3,500名が上陸用舟艇を使って上陸。4日間でしたが、館山市を「直接軍政」下におきました。本土では唯一です。すべての学校は閉鎖され、市民の外出も午後7時から午前6時まで禁止されました。

館山には、航空戦略の拠点・館山海軍航空隊がおかれていました。近くに赤山地下壕がありますが、そこは天井も高く、発電所・病室・電信室・奉安殿も完備され、合計した長さが1.6Kmもある本格的なものです。しかも建設にあたっては一切民間人を使わず、秘密裏にすすめられました。現在もすぐ近くに海上自衛隊館山航空基地があり、この地下壕とはつながっているとか。

あのウミホタルが戦争に利用されていたのも初めて知りました。生徒にウミホタルを採集させ、それを粉末化し、夜間のゲリラ戦に備えて敵味方を班別する夜光塗料にしたそうです。

憲法9条が改悪されようとしている今こそ、戦跡を保存し、子供たちに語り継いでいくことが大切なんですね。

06年2月5日 2,852

きょうは本当にありがとうございました。

お忙しい中にもかかわらず、お元気にそして核心を突くお話振りに感嘆しておりました。

午前中の後半の愛沢理事長のお話も熱っぽく、教育や地域での活動に対する心意気を強く感じました。

私的なことを申せば、私も1951年生まれですし、千葉県内で高校生活を過ごしたため、

私が習った世界史の教師を愛沢先生がご存知ということもあってとても身近にも感じ、

講演の一言一言にうなずけました。

午後のガイドの方々も、とても熱心に解説してくださり、本当に有意義な数時間でした。

厚く御礼申し上げます。

各地からの参加者も心から喜んでくれましたし、

それぞれの今後の生き方にも影響を及ぼすに違いないと確信しています。

本当に申し分のない学習機会でした。


機会がありましたら、少人数で食事をしながらゆっくりとお話を伺いたいとも思っております。

きょうのお話の御延長線上にあるさまざまなことなどを話題にしたいと思います。

千葉方面にお出かけで、時間に余裕がありましたら是非ご連絡ください。

我々も、また館山でレクチャーしていただく機会をぜひ作りたいと思っています。

同じ千葉県で生活するものとして、今後も我々をどうぞよろしくお願いいたします。

ことば整いませんが、御礼を申し上げます。

愛沢理事長をはじめ、かかわってくださったスタッフの皆様に、くれぐれもよろしくお伝えください。

06年2月5日 2,626

わたしたちの稲村城跡大発見

〜歩いて発見・聞いて発見・話して発見〜

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【日時】2006年2月4日(土) 9時45分より受付

【場所】

・午前=「九重そば」先の「成勇」向かい空き地(JR九重駅より徒歩10分)

・午後=館山市立館野小学校体育館 12時30分より受付

【参加費】

・午前=100円 (マップ・保険料) ※ 高校生以下は無料

・午後=無料 (資料冊子は別途有償頒布)

【スケジュール】 ※ 昼食は各自準備

第一部 10:00〜12:00 ≪歩いて発見≫ フィールドワーク〜稲村城跡を歩く

・講師 遠山 成一氏、柴田 龍司氏 (千葉城郭研究会)

第二部 13:30〜14:30 ≪聞いて発見≫ スライド講演

・講師 柴田 龍司氏 (千葉城郭研究会)

「稲村城と安房の城郭」

・講師 滝川 恒昭氏 (里見氏研究者、千葉県史中世編調査執筆員)

「里見氏の歴史における稲村城とは」

第三部 14:40〜16:00 ≪話して発見≫ 座談会 -参加予定(50音順、敬称略)-

・愛沢 伸雄 (稲村城跡を保存する会代表、NPOフォーラム理事長)

・石井 進 (稲区在住、前区長)

・岡田 晃司 (館山市立博物館学芸係長)

・菅野 清次 (館山市立館野小学校長)

・滝川 恒昭 (千葉城郭研究会、千葉県立船橋高等学校教諭)

・山口 登 (館野地区コミュニティ委員会会長)

・脇田 安保 (稲共有地代表、館山市議会議員)

(司会) 遠山 成一 (千葉城郭研究会、千葉県立四街道高等学校教諭)

【同時開催】“わたしたちの稲村城跡大発見”展示会 (立体模型・パネル・写真・甲冑など)

“里見氏のお宝鑑定”

※ ご自宅に埋もれた里見氏や稲村城に関するもの(古文書・資料・絵画・写真など)がありましたら、何でもお持ちください。専門家がコメントします。

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【主催】里見氏稲村城跡を保存する会、NPO法人南房総文化財・戦跡保存活用フォーラム

【共催】館野地区コミュニティ委員会、館野地区公民館

【後援】館山市、館山市教育委員会、館山市文化財保護協会、房総里見会、千葉城郭研究会

NPOミューズ安房、南総里見手作り甲冑愛好会、たてやま・コミュニティビジネス研究会

NPO全国生涯学習まちづくり協会

06年2月4日 7,546

里見ガイド講習会

〜房総里見氏の史跡と『里見八犬伝』の舞台〜

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【主旨】里見氏に関係する史跡(寺社・墓・城跡・古戦伝承地・その他伝承地)を網羅的に認識し、さらに里見氏との違いを知るために『里見八犬伝』の舞台についても承知し、里見氏についての基礎知識や史跡の歴史的背景・そのほか関連情報を身に付けたうえで、里見氏について知りたい人々を現地へ案内し、その内容を伝授するガイドをめざす人たちの講習の場として実施します。

【会場】館山市コミュニティセンター 第2学習室

【講師】岡田 晃司氏(館山市立博物館学芸係長)

【スケジュール、内容】A:現地講習 B:座学 C:現地報告

別紙

06年1月28日 7,422

先日はたいへんお世話になり、ありがとうございました。

赤山壕、そしてかにた村と、お母さんたちにとっては驚きの連続だったようです。

従軍慰安婦の碑については、言葉を失っておりました。

お母さんのひとりが、

「同じ千葉に住むものとして、こういう事実を知ることができたのは本当に良かったです。」

と言っておりました。

ガイドの方のご説明も判りやすくありがたかったです。

また「子どもををつれてきてあげたい」とも言っていたお母さんもいました。

しれもももっともなのですが、わたしとしては、まず「大人」にもっともっと知ってもらいたいと思います。

子どもももちろんなのですが、子どもに託す前に、

まず今生きている大人たちに知ってもらいたいなあとも思うのです。

大人も子どもも、両方、多くの人に知っていただければと思います。


歴史事実、そして貴法人の活動を、より多くのかたに知っていただくために、

公民館も微力ではありますが、お手伝いできればと思います。

またご案内をお願いすることもあるかと思います。

引き続きよろしくお願いいたします。

また逆に何かこちらでお手伝いできることがありましたら、遠慮なくご連絡ください。

このたびは本当にありがとうございました。

ガイドのみなさんにもよろしくお伝えください。

それでは、取り急ぎお礼まで。

06年1月11日 2,852

NPO連絡懇談会

館山地区公民館・戦跡調査保存サークル

里見ガイド講習会

わたしたちの稲村城跡大発見

NPO新年会

ふるさと発見!地図づくり講座

食文化フォーラム

合唱組曲『ウミホタル』


報告=〝青木繁《海の幸》100年〟から布良・相浜を見つめる集い

06年1月10日 7,393

◎ことしは日韓友情年、友だちへの第一歩

韓国の小学生が千葉県館山市でホームステイ

…史跡見学や音楽で交流

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「日韓友情年」のことし、さまざまな形で日本と韓国の小学生の交流が行われました。壁新聞の交換やホームステイを通じて、おたがいのことを知り始めた子どもたち。「もっと知りたい」と、友情をはぐくむ第一歩が、ふみ出されているようです。(中田美和子・濱田哲)

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千葉県館山市では夏休み、韓国の小学生が日本の子どもらの家庭に泊まり、地元の小学生と史跡見学や音楽などで交流しました。

交流をとりもったのは、館山の史跡などを紹介し保護する民間団体「南房総文化財・戦跡保存活用フォーラム」。やってきたのは、浦項(ポハン)市の浦項製鉄西初等学校の3〜5年生20人です。3泊のうち2泊ヲホームステイしました。日本側はステイ先の小学生ら約20人が参加しました。

東京湾の入り口に位置する館山には、海外との交流を示す史跡や、戦争中につくられた軍事的な史跡が多くのこされています。日本や韓国など4つの国の文字で「南無阿弥陀仏」と刻まれた約400年前の碑や、60年あまり前の戦争中に使われた地下壕などを、日韓の子どもたちでいっしょに見学しました。

山口瑛くん(那古小6年)は、身ぶり手ぶりで、戦争中に飛行機をおさめていた場所のことを説明しました。「本当はこんな戦争なんてあってはいけない。むかし日本は韓国に悪いことをしてしまったけど、いろんなものを見て、日本ってけっこういいところだと思ってもらえたらいいな」と思います。

同じ学年の子が家に泊まった渡辺里絵さん(北条小3年)は「ことばがちがわなければ、日本の友だちとまったく同じ感覚で話せる感じだった」。飯沼日沙子さん(西岬小6年)は「韓国のニュースが、前よりも気になるようになった。今度はうちに泊まった子の家に行ってみたい」。

最後には、地元でとれる「ウミホタル」をテーマにした歌を全員で合唱しました。フォーラム事務局長の池田恵美子さんは「ここでまいた友情の種が、数十年後にどう開くか楽しみです」と話しています。

05年12月22日 7,406

先日は大変お世話になりました。

大変有意義な視察研修となりました。


館山にはこれまで何度も訪れましたが、戦跡をはじめ

戦争の歴史が鮮明に残っていることは全然知りませんでした。


これからの活動の中で、子ども達に歴史の真実を

伝えられればいいなと皆話してました。


今後新たな企画等で又伺うかもしれません。

そのときは又ガイドお願いできれば幸いです。


これからもよろしくお願い致します。

05年12月17日 2,622

特定非営利活動法人(NPO) 安房文化遺産フォーラム

旧称:南房総文化財・戦跡保存活用フォーラム(2008年5月に現在の名称に変更)

〒294-0045 千葉県館山市北条1721-1

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