昨日はすばらしい講演本当にありがとうございました。初めて聞く者にとっては多くの発見と驚きがあり、また私たちのように2度聞く者にとっても改めて多くを感じさせてくれる講演でした。生徒のみならず、多くの教員からも「今日の講演はよかったですね。」と感想をいただきました。生徒の感想文は、できるだけ多くの生徒の文を集め、お送りします。ざっと目を通して見ると、多くの生徒がやはり、驚きと発見と共に平和に対する新たな視点が持てた、と感想を持っています。また、愛沢先生、池田さん、お二人の生き方に共感を持ったり、尊敬したり、NPO活動に興味を持ったり、とこれからを生きる若者たちに多くの示唆を与えてくれる講演だったなと感謝しております。
私は特に平和活動をしているわけではありませんが、英語の授業を通して生徒と一緒に平和について考えていきたい、とは常に思っています。教材もできるだけそういった内容を選ぶようにしています。木更津高校に限らず、どこの学校の生徒でも、生徒は平和に対してとても鋭い感受性を持っていると思います。授業中にそのような文にぶつかると生徒の心が揺れるのを感じます。残念ながら英語ではその内容をさらに深めて調べたり、討論したりとまでは行かないのですが、、、でも、そういう気持ちは生徒の中に知識としてではなく、体験として残るのではないか、とかすかな望みを持っています。とにかく若くてやわらかいときに感じたことって残りますよね。
愛沢先生が地域に職を産み出そうとまで考えていることにとても強い信念を感じますし、池田さんもそのような方と一緒に活動できて心強いだろうなと思います。本当に今の世の中たがが外れてしまっているようですが、少しでもそれを矯正しようと頑張っている大人がいるんだよ、と言うことを子供たちに見せることもすごく大事だと思います。学校現場にいると、いろいろな思惑が交錯していて本当に難しい、と感じることが多々あります。でも、少しずつでも志を同じくする人たちがその思いを回りに伝え合っていくことが大事ですよね。これからもよろしくお願いします。私のクラスは秋の校外学習の館山行きがダメになりましたが、今回の講演を聴いてそれを残念がる生徒が何人もいたので有志でツアーでも組めたらいいかな、と考えています。
では、ますますのご活躍をお祈りいたします。
先日は大変お世話になりました。
大変有意義な視察研修となりました。
館山にはこれまで何度も訪れましたが、戦跡をはじめ
戦争の歴史が鮮明に残っていることは全然知りませんでした。
これからの活動の中で、子ども達に歴史の真実を
伝えられればいいなと皆話してました。
今後新たな企画等で又伺うかもしれません。
そのときは又ガイドお願いできれば幸いです。
これからもよろしくお願い致します。
◎ことしは日韓友情年、友だちへの第一歩
韓国の小学生が千葉県館山市でホームステイ
…史跡見学や音楽で交流
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「日韓友情年」のことし、さまざまな形で日本と韓国の小学生の交流が行われました。壁新聞の交換やホームステイを通じて、おたがいのことを知り始めた子どもたち。「もっと知りたい」と、友情をはぐくむ第一歩が、ふみ出されているようです。(中田美和子・濱田哲)
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千葉県館山市では夏休み、韓国の小学生が日本の子どもらの家庭に泊まり、地元の小学生と史跡見学や音楽などで交流しました。
交流をとりもったのは、館山の史跡などを紹介し保護する民間団体「南房総文化財・戦跡保存活用フォーラム」。やってきたのは、浦項(ポハン)市の浦項製鉄西初等学校の3〜5年生20人です。3泊のうち2泊ヲホームステイしました。日本側はステイ先の小学生ら約20人が参加しました。
東京湾の入り口に位置する館山には、海外との交流を示す史跡や、戦争中につくられた軍事的な史跡が多くのこされています。日本や韓国など4つの国の文字で「南無阿弥陀仏」と刻まれた約400年前の碑や、60年あまり前の戦争中に使われた地下壕などを、日韓の子どもたちでいっしょに見学しました。
山口瑛くん(那古小6年)は、身ぶり手ぶりで、戦争中に飛行機をおさめていた場所のことを説明しました。「本当はこんな戦争なんてあってはいけない。むかし日本は韓国に悪いことをしてしまったけど、いろんなものを見て、日本ってけっこういいところだと思ってもらえたらいいな」と思います。
同じ学年の子が家に泊まった渡辺里絵さん(北条小3年)は「ことばがちがわなければ、日本の友だちとまったく同じ感覚で話せる感じだった」。飯沼日沙子さん(西岬小6年)は「韓国のニュースが、前よりも気になるようになった。今度はうちに泊まった子の家に行ってみたい」。
最後には、地元でとれる「ウミホタル」をテーマにした歌を全員で合唱しました。フォーラム事務局長の池田恵美子さんは「ここでまいた友情の種が、数十年後にどう開くか楽しみです」と話しています。
NPO連絡懇談会
館山地区公民館・戦跡調査保存サークル
里見ガイド講習会
わたしたちの稲村城跡大発見
NPO新年会
ふるさと発見!地図づくり講座
食文化フォーラム
合唱組曲『ウミホタル』
報告=〝青木繁《海の幸》100年〟から布良・相浜を見つめる集い
先日はたいへんお世話になり、ありがとうございました。
赤山壕、そしてかにた村と、お母さんたちにとっては驚きの連続だったようです。
従軍慰安婦の碑については、言葉を失っておりました。
お母さんのひとりが、
「同じ千葉に住むものとして、こういう事実を知ることができたのは本当に良かったです。」
と言っておりました。
ガイドの方のご説明も判りやすくありがたかったです。
また「子どもををつれてきてあげたい」とも言っていたお母さんもいました。
しれもももっともなのですが、わたしとしては、まず「大人」にもっともっと知ってもらいたいと思います。
子どもももちろんなのですが、子どもに託す前に、
まず今生きている大人たちに知ってもらいたいなあとも思うのです。
大人も子どもも、両方、多くの人に知っていただければと思います。
歴史事実、そして貴法人の活動を、より多くのかたに知っていただくために、
公民館も微力ではありますが、お手伝いできればと思います。
またご案内をお願いすることもあるかと思います。
引き続きよろしくお願いいたします。
また逆に何かこちらでお手伝いできることがありましたら、遠慮なくご連絡ください。
このたびは本当にありがとうございました。
ガイドのみなさんにもよろしくお伝えください。
それでは、取り急ぎお礼まで。
わたしたちの稲村城跡大発見
〜歩いて発見・聞いて発見・話して発見〜
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【日時】2006年2月4日(土) 9時45分より受付
【場所】
・午前=「九重そば」先の「成勇」向かい空き地(JR九重駅より徒歩10分)
・午後=館山市立館野小学校体育館 12時30分より受付
【参加費】
・午前=100円 (マップ・保険料) ※ 高校生以下は無料
・午後=無料 (資料冊子は別途有償頒布)
【スケジュール】 ※ 昼食は各自準備
第一部 10:00〜12:00 ≪歩いて発見≫ フィールドワーク〜稲村城跡を歩く
・講師 遠山 成一氏、柴田 龍司氏 (千葉城郭研究会)
第二部 13:30〜14:30 ≪聞いて発見≫ スライド講演
・講師 柴田 龍司氏 (千葉城郭研究会)
「稲村城と安房の城郭」
・講師 滝川 恒昭氏 (里見氏研究者、千葉県史中世編調査執筆員)
「里見氏の歴史における稲村城とは」
第三部 14:40〜16:00 ≪話して発見≫ 座談会 -参加予定(50音順、敬称略)-
・愛沢 伸雄 (稲村城跡を保存する会代表、NPOフォーラム理事長)
・石井 進 (稲区在住、前区長)
・岡田 晃司 (館山市立博物館学芸係長)
・菅野 清次 (館山市立館野小学校長)
・滝川 恒昭 (千葉城郭研究会、千葉県立船橋高等学校教諭)
・山口 登 (館野地区コミュニティ委員会会長)
・脇田 安保 (稲共有地代表、館山市議会議員)
(司会) 遠山 成一 (千葉城郭研究会、千葉県立四街道高等学校教諭)
【同時開催】“わたしたちの稲村城跡大発見”展示会 (立体模型・パネル・写真・甲冑など)
“里見氏のお宝鑑定”
※ ご自宅に埋もれた里見氏や稲村城に関するもの(古文書・資料・絵画・写真など)がありましたら、何でもお持ちください。専門家がコメントします。
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【主催】里見氏稲村城跡を保存する会、NPO法人南房総文化財・戦跡保存活用フォーラム
【共催】館野地区コミュニティ委員会、館野地区公民館
【後援】館山市、館山市教育委員会、館山市文化財保護協会、房総里見会、千葉城郭研究会
NPOミューズ安房、南総里見手作り甲冑愛好会、たてやま・コミュニティビジネス研究会
NPO全国生涯学習まちづくり協会
きょうは本当にありがとうございました。
お忙しい中にもかかわらず、お元気にそして核心を突くお話振りに感嘆しておりました。
午前中の後半の愛沢理事長のお話も熱っぽく、教育や地域での活動に対する心意気を強く感じました。
私的なことを申せば、私も1951年生まれですし、千葉県内で高校生活を過ごしたため、
私が習った世界史の教師を愛沢先生がご存知ということもあってとても身近にも感じ、
講演の一言一言にうなずけました。
午後のガイドの方々も、とても熱心に解説してくださり、本当に有意義な数時間でした。
厚く御礼申し上げます。
各地からの参加者も心から喜んでくれましたし、
それぞれの今後の生き方にも影響を及ぼすに違いないと確信しています。
本当に申し分のない学習機会でした。
機会がありましたら、少人数で食事をしながらゆっくりとお話を伺いたいとも思っております。
きょうのお話の御延長線上にあるさまざまなことなどを話題にしたいと思います。
千葉方面にお出かけで、時間に余裕がありましたら是非ご連絡ください。
我々も、また館山でレクチャーしていただく機会をぜひ作りたいと思っています。
同じ千葉県で生活するものとして、今後も我々をどうぞよろしくお願いいたします。
ことば整いませんが、御礼を申し上げます。
愛沢理事長をはじめ、かかわってくださったスタッフの皆様に、くれぐれもよろしくお伝えください。
足もとの地域から平和を考える—館山の戦跡にビックリ—
〜都教組事務職員部ニュース№20(2006.2.20)
昨年は東京にて全教関ブロ交流集会が開かれ、みなさん方におたくさん参加していただきましたが、今年は千葉の館山で開催されました。東京からは都教組16名、都障教組1名、都庁職都立学校支部1名の計18名が参加、全体で50名の集会となりました。
NPO法人南房総文化財・戦跡保存活用フォーラムの愛沢伸雄理事長と池田恵美子事務局長より記念講演をしていただきました。午後は同じNPOの方にガイドをしていただき、米占領軍上陸地点、館山海軍航空隊赤山地下壕跡、戦闘機用掩体壕などをまわりました。
皆さんも館山に戦跡があるなんて、と思われると思いますが、愛沢さんたちのお話や戦跡めぐりをしてみて、首都を守るためにこんなにも館山が重要な拠点として位置づけられていたことにビックリしました。
昭和20年9月2日、東京湾上の選管ミズーリ号にて降伏文書調印式がおこなわれましたが、翌3日、米軍3,500名が上陸用舟艇を使って上陸。4日間でしたが、館山市を「直接軍政」下におきました。本土では唯一です。すべての学校は閉鎖され、市民の外出も午後7時から午前6時まで禁止されました。
館山には、航空戦略の拠点・館山海軍航空隊がおかれていました。近くに赤山地下壕がありますが、そこは天井も高く、発電所・病室・電信室・奉安殿も完備され、合計した長さが1.6Kmもある本格的なものです。しかも建設にあたっては一切民間人を使わず、秘密裏にすすめられました。現在もすぐ近くに海上自衛隊館山航空基地があり、この地下壕とはつながっているとか。
あのウミホタルが戦争に利用されていたのも初めて知りました。生徒にウミホタルを採集させ、それを粉末化し、夜間のゲリラ戦に備えて敵味方を班別する夜光塗料にしたそうです。
憲法9条が改悪されようとしている今こそ、戦跡を保存し、子供たちに語り継いでいくことが大切なんですね。