2年越しの企画がようやく実現、千葉県館山に、今もなお残る戦跡を訪ねる平和ツアーを開催、13分会から22名の参加でしたが、参加した仲間は、それぞれ充実した一日を過ごしました。
愛沢様をはじめ、小沢様、サポートカー運行を含め、貴団体の皆様に大変お世話になりました。おかげさまで行事が大成功に終わる事が出来ました。ありがとうございました。
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すっかり日も暮れて、練馬へ戻るバスの中では、みんなで感想を語り合いました。
・館山だけでなく、日本中にこういう戦跡、恐ろしい事が有ったのではないか、
・灯火管制が敷かれ、薄暗い中で過ごしたり、防空壕に入った経験、戦後はひもじい思いをした、
・昭和元年生まれの兄にも赤紙が来て、千葉に応召に行った。兄たちがここにいたと思うと胸が詰まります、
・従軍慰安婦の問題について、ここが発祥の地という事は知らなかった。歴史教育の大切さを感じた、
・帰ったら多くの方に伝えたい、
そのほか、沢山の方が共通して話していましたが、「自分の目で見て、感じる事の大切さがよく分かった。今日はとても有意義でした」
参加した一人一人が、しっかりと、戦争の愚かさ、怖さと、平和の大切さを胸に、帰路につきました。
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地域に現存する戦跡を学びながら、人間が残した文化を歴史的にとらえ、自分の住む足もとから平和を考えることを教えてくれたビジュアルな講演であった。
里見氏の時代(1400年代)から太平洋戦争の終結までの時間軸をテキストに、その時代に生きた人間の喜び悲しみを、視点を変えることから眺めとらえ直す方法は、シンプルで分かり易いものであった。例えば、地図の見方では北を上にする常識から、勢力の進行方向や地政学的な考え方から作成した「環日本海諸国図」は、アジアの成り立ちとものの見方の実際を十分に教えてくれた。
また、地域開発と戦跡の関係では、戦跡保存運動とバッティングした企業誘致は、戦跡と若者の雇用確保のどちらが大切か」という問題を抱えながらも、そこにかつて生存していた人間と今後生存していくであろう人間の関係を、「平和」をキーワードに止揚したことで、行政との対立構造も克服できたことなどは、今後の運動の参考になった。
戦跡をめぐる人間模様では、里見氏の歴史をはじめとして、アワビ潜水漁法の小谷ブラザーズや、青木繁の布良における滞在や子孫に至る文化の流れは、地域を相対としてとらえるグローバルな視点を提供してくれた。
ウミホタル、菜の花等、他の生命との人間の関わりも、すーっと落ちるていねいな講演であった。「たてやま夕日海岸ホテル」の協力実演で、ウミホタル発光の観察もでき、戦跡学習から東京湾の生態まで学習できる場が館山市に存在することは心強い。NPO協力メンバーに高校の学習で育った青年がガイド役等で参加していた。
先日は、お忙しい中、私たち杉田ゼミナールの館山平和学習合宿のためにお時間をいただき、
まことにありがとうございました。
私は、今回の合宿で初めて館山を訪れました。
当日はなんとか天候にも恵まれ、海と山、館山の豊かな自然を楽しむことができました。
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拝啓 先日の「文全協・南房総文化遺産見学会」では、大変お世話になりました。
あらためて心からお礼申しあげます。
また、本来最後まで参加させてもらうべきところにもかかわらず、勝手なことを言いまして、
わざわざ愛沢さんのお嬢さんに館山駅まで送っていただく措置をとっていただき、感謝に耐えません。
私たちは、3日間の「見学会」で、愛沢さんたちNPOの皆さんのご案内と解説を通じて
南房総の文化遺産とその歴史的背景を学ぶとともに、文化遺産に光をあて生命を与え、
全国的・世界史的な視野でそれらの価値を明らかにし、
これを今日のわれわれの生きる糧にするという点で
見事に典型をつくっていただいていると痛感いたしました。
交流会で「今度の学習会は少なくなったのではあるが残る人生の再出発ともなった」と言いましたが、
私たちは、愛沢先生たちのような真摯に取り組んでおられる方がおることに感銘を受けました。
私どもも、「文化遺産を継承・保存しなければならない」との“物心”がついてから、
私達なりに数十年間取り組んできたつもりではありますが、
文化遺産と歴史を保全・活用の方向を先史から近現代にいたる文化遺産をまるごと生かして
地域住民の全体の運動に発展させるという点では、学ぶことが少なくありません。
奈良にあっては、「古都・奈良の文化財」が政府・行政機関が進める公共事業によって、
危機にさらされていることを多くの皆さんに知っていただき、
私達奈良で運動に携わっているものとしての全国民におう責任を果たしていかなければならないと
あらためて決意した次第です。
機会がございましたら、是非、奈良にまたお越しください。
いずれ、「かにた婦人の村」のこと、「四面石塔」のこと、「万石騒動三義民供養碑」のことなど
学んだこと、感じたことを書かせていただきたいと思います。敬具
先日は私達のために、お忙しい中貴重な時間を割いて頂き、ありがとうございました。愛沢先生のお話、そして館山戦争遺跡の見学を通し、改めて戦争の恐ろしさ、そして現在の日本の豊かさを感じました。
私達は戦争の経験がなく、テレビを通して世界で起こっている戦争についての情報を得たり、祖父母などから戦争当時の話を聞くことしかなく、あまり実感がありませんでした。しかし赤山地下壕の中を歩き、その中で恐怖を感じ、地下壕から出て外の光を見た時には、ほっといたしました。
現在、北朝鮮の核問題やイラクでの戦争、テロなど、世界ではまだまだ争いが絶えず、恐ろしい事件が多くあります。しかし、これからの世界を担っていく私達は、今回の研修旅行で学んだこと、感じたことを生かし、歴史をきちんと理解して、二度と同じ過ちを繰り返さないよう伝えていかなくては、と感じました。
今回のような素晴らしい機会をあたえていただき、感謝しております。皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。
土曜日は、ありがとうございました。
お陰様で充実した”平和ツアー”になりました。
参加者からも
「勉強になりました」とか
「戦跡を巡り、平和のありがたさに感謝しています」
「戦争を知らない世代ですが、これで子供達に戦争の悲惨を語れます」
「語り部の方の話に引き込まれました」
「NPOの方達がこのような活動をしているのを初めて知りました」
等々、沢山の喜びや、感謝の言葉をいただきました。
池田さんには何から何まで、お世話を頂きありがとうございました。
心より感謝致しております。
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※着地型観光の体験として、1時間のみ赤山を案内。
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*文化遺産・自然をガイドさんを通じて視察でき勉強になりました。色々な人と協力しあってプログラムができる事で大きな力になる実感が一つできました。
*史跡見学、説明が新たな発見でビックリした。赤山地下壕は戦争遺跡としての生々しさが残されていた。地元の文化遺跡も観光として生かされていけば、別の見方ができるかも知れない。
*売れる資産だと思います。30年以上千葉に住んでいて初めて知りました。しかし、やはり運営団体(保存管理)、人材あってのことと思いました。
*安房の方が知らないことは知らないとはっきり言っていただき、企業が運営しているような美術館、土産物店とは違ったよさを感じることができました。
*大変興味を持って聴くことができました。
*①軍施設が“観光資源”になり得ることに驚き、②史実を調査し案内マニュアル作成等の作業をしておられるボランティアに感動、③個人的にも大いに興味を持ちました。
*赤山海軍遺跡、初めて知りました。
*スタッフの方の情熱が感じられました。地下壕にも圧倒されました。
*戦時中のみならず地質学の話も聞けて面白かったです。観光といささか毛色が違う遺跡を楽しめるのはガイドの方の力が大きいと思います。
*施設は全く違いますが、現在市川市のボランティアガイド市川案内人の会と似たオペレーションであるなと思いました。但し、市川市では殆どが無料で実施されているのに較べ、両方ともおよそ同額の一人当たり2.5時間¥1,500が支払われるとか。料金に応じたスキルが発揮されえる事を願う。
*資源としての開発途上だと感じた。戦争の歴史遺産から学ぶもの多し。今後、歴史教育と観光的資源としての活用が期待できそう。
*かかとを痛めていたため、かばって歩いていたところ階段でひねってしまい歩行困難のため現地見学は休ませていただきました。残念です。
*見たいと思っていたので良かった。お客様へ案内したい。
*1つの箇所で複数のことが知れることが面白かった。また、史料を基にした想像での説明などもロマンがあって、ガイドがあるとないとでは、気持ちが違うことがわかった。
*何回か館山市には来ているのですが、沖ノ島・赤山とも初めてで、関わっているNPOの人達の熱い想いが感じられた。
*ご説明が丁寧でわかりやすかったです。
*保存しなければという雰囲気はわかった。
*初めて館山に来たので、こんな資源があったのかとびっくりしました。
*地域に存在する歴史遺産がある館山独自のプログラムだと思います。資料が焼却されてわからない点もあるようですが、もう少し深い解説があると良かったと思います。
*保存も含め、NPO法人安房文化遺産フォーラムの方たちの大変な苦労で今日に至ったと感じられました。
*全く知らなかった。しかし良いものであると思う。もっと多くの人に体験してもらうべきコンテンツ。
*社会教育としては有効だが、いわゆる観光面からいうと特にアトラクティブというには値しない。
*戦争の負の楳—自、防空壕の中を歩く体験、リピーターはあるのかなー、戦争の遺産を後世に伝えるか、他には利用方法はないのか。
*住みたいまちが訪れたいまち、大変参考になりました。
*まだ完全ではない形だが、向上していこうという気持ちがつたわってきて、とても温かみがあった。
*とても良かった。
*素晴らしい歴史遺跡だと思います。平和の尊さをガイドさんの説明で感じました。沖ノ島も先にいかに観光ガイドの大切さを実感しました。我が町もボランティガイドの育成に努力していきたいと思います。
*解説はもう少しじっくり聞いてみたかったです。
*館山にこんな大きな基地の跡があったのですね(大網の日立工場跡にも匹敵する規模とも)。参考になりました。
*学生団体にすすめると良いのかなと思いました。
*これまで何回か赤山ガイドを見学させて頂いていますが、ガイドさんにより紹介するものが違ったのが気になりました。
*防空壕のガイドの説明がわかり易かったです。
*良い資源とそれを愛する人々が見事に地域を活かしていました。
*そう少し説明がほしかったです。
*館山の歴史を感じることができました。
*歴史・文化を肌で感じ知ることができました。地元でも歴史・文化を調査し、自分も学び活かせていきます。そして赤山地下壕跡も自分なりに活かせるようがんばります。
*沖ノ島は説明も詳しくまた行ってみたいと思えるが、軍事施設は今回の主旨に合致しないように見えます(個人的に好きになれないかもしれませんが)。活動されていらっしゃった方々にはもう少し具体的で詳しい説明を期待したいですね。
*純粋に観光客として興味深く見させて頂きました。戦争遺跡としてもそうですが、キノコ研究遺跡としても興味深かったです。ツルハシの跡ひとつひとつに言葉にならない感慨を覚えました。
*非常に興味深い史跡でした。
*「地下壕」という普段、縁のない歴史遺産を見学でき、当時の様子が残されていることの素晴らしさを感じました。「地下壕」と一言で言ってもその仕組みに工夫された箇所が見られ、当時の人々の智恵が感じられました。
*初めて壕の中に入ったが、スケールが大きく想像以上だった。ガイドによる説明は良いが看板(解説)もあったら良いのでは。
*いずれも県内の活動体として有名でありプログラムとしての完成度が高く参考になりました。ただしいずれも短時間の駆け足だったので、着地型観光の実地体験のためのカリキュラムとしてはいずれかのプログラムに収れんしても良かったのではないでしょうか?
昨日お世話になりました。
特に赤山では丁寧なガイドにすっかり印象が変わり、
今まで何度となく訪れていた館山市が別の地域のように感じられました。
戦時下の誰もが極端に人権を奪われていた極限の時代に、
以前から少なからず興味がありました。
そして次にくるだろう本土決戦に備えて松代より着手が早かった防空壕が、
千葉県にあったと言うこともそれが封印されていたということが驚きでした。
もっと知りたい、知っているべき封印された事実を知りたいと思いました。
今日は市の男女共同参画推進員の会議があり、
以前「かにた婦人の村」については話してくれた友人と、
機会がありましたらゆっくりと館山市を訪れてみたいと話しました。
取り敢えず、お礼方々次の出会いを楽しみにしておりますことを、
お伝えしたかったです。ありがとうございました。
■山口醇
この度は、館山市の戦争について御教授いただき、まことにありがとうございました。館山市は僕も幼い頃からときどき行っていましたが、風光明媚な中にあのような戦争遺跡があったことに大変驚きました。戦争と平和のことについてじっくり考えることができ、とても充実した時間となりました。心よりお礼申し上げます。
■大畑俊英
先日は安房の歴史を聞いて、昔いろいろな事件が起きて、今は存在しない基地や建物があったことを知りました。僕は千葉県に住んでいますが、今回初めて館山市に行きました。現在住んでいる木更津市にも歴史がありますが、館山にも歴史があるのだと知り、さらに詳しく知りたいと思います。
僕は先生の解説や様々な戦争遺跡を見学して、赤山地下壕に興味を持ちました。当時の様子を詳しく聞いて、何も知らなかった事に驚きました。それと同時に、もっと沢山の事を知りたいと思いました。
今まで小学校5年生の時に近所の元先生に戦争のお話を聞いたぐらいで、あまり今回のような体験をする機会がありませんでした。これからは、資料や記録フィルムや講話などあれば、積極的に耳を傾けたいと思います。暑い中、大変お世話になりました。ありがとうございました。
■立花
先日は、南房総の戦争遺跡についてお話をしてくださり、赤山地下壕などの戦争遺跡を案内してくださり、ありがとうございました。下調べではわからなかったことや実際に行って疑問に思ったことが解決できました。皆さんが熱心にお話されているのを見て、ぼくは全国のいろいろな戦争遺跡を調べてみたくなりました。ありがとうございました。
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先日は暑い中案内していただいてありがとうございました。館山に住んでいる同級生がうらやましくなりました。おもしろいお話ありがとうございました。大変役に立ちました。
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今回は分かりやすい説明、ありがとうございました。戦争中の記録が私の住んでいる鴨川市にも残っていたということにはとても驚きました。館山市を歩いて、当時の様子を想像することが出来ました。とてもいい経験になったと思います。
■顧問=田口正範
先日は事前の勉強もままならない中、少人数の倶楽部員を御面倒頂き、有難うございました。本校の部活動は、全体としてはそれ程活発ではなく、しかも遠方各地域から登下校している為、なかなか活動日がとれません。そうした中、今回お邪魔した三年生が立ち上げた部活動です。週一回しかも二時間の集まりでやっています。まずは、自分の興味あることから始めないと続かないだろう…ということで、各自のテーマをまずは追求!探究していく方針でやらせています。(中略)さて、当日は一時間の座学では、本当に充実した内容で大変勉強になりました。昨今、活字以外の画像にしても動画にしてもネット等を通じて身近になっていますが、やはりそれだけでは人間味がありません。その人の持ち味のある解説あっての資料・史料が生きてくるものと信じます。先生のお話ぶりも分かりやすく、しかも多方面に広がり、歴史の深さを感じるものでした。(中略)実際の資料を見るのはそれはそれで勉強になるのですが、一つ一つの説明がないと「あ〜これネ」で終わってしまいます。その場その場での質問にも丁寧に答えて頂き、さらに子ども達の会話からまた話を拡げて頂いたり…と、分かりやすいお話に子ども達も満足感いっぱいで充実したフィールドワークだったと思います。今年の夏は、後半になってすばらしいプレゼントを頂いたようです。我々プロであるハズの教員は、さらに高いレベルの研鑚に励む必要がまだまだあることも痛感いたしました。重ね重ねありがとうございました。あらためて御礼申し上げます。最後となりましたが、安房文化遺産フォーラムの一層の発展、ご活躍を御祈り申し上げます。