知恵袋講座56回目
語り手=増岡鍠治さん
テーマ=鋸南町よい演劇を観る会のあゆみ
参加費=200円(茶菓子・資料代)
戦跡ガイドや鋸山ガイドで活躍される増岡さんは、1987年以来続いている「鋸南町よい演劇を観る会」のリーダーです。10月14日には『満月の人よ』(村井国夫ほか出演)を上演予定。
【講師】行貝治雄さん
【テーマ】万石騒動・安房三義民300年祭を振り返って
【茶菓子代】200円
【語り手】愛沢伸雄さん
【参加費】200円(茶菓子・資料代)
【内容】東京湾上の戦艦ミズーリ号にて降伏調印式が交わされた翌日の1945年9月3日AM9:20、カニンガム准将率いる米陸軍第8軍第11軍団3,500名が館山に上陸しました。このとき館山は本土で唯一、直接軍政が敷かれましたが、4日間で解除となり、歴史上から消されてしまいました。これは戦後50年を経て、旧制安房中学の日誌からも記録が見つかり、正式に千葉県史に掲載されるようになりました。
2011年5月13日、NHK-BSプレミアムのドキュメンタリー番組「BS歴史館」にこのエピソードが放映され、大きな反響を呼びました。放映されなかった証言や写真、史料など調査報告を紹介します。
【講師】橋本新子(池坊湖月派代表)
たてやま夕日海岸ホテルのロビーで、季節ごとに房総の花々を活け、華やかに盛り上げいらっしゃいます。
お父上は、俳優・詩人の田辺若男。林芙美子と同棲し、島村抱月や松井須磨子らと芝居仲間だったとか。
驚くようなお話がたくさん。ありがとうございました。
【講師】関 和美さん
【テーマ】わたしの仕事〜亀田総合病院の図書館司書
【茶菓子代】200円
【講師】石崎和夫さん
【テーマ】一茶が歩いた安房の道
【参加費】200円(茶菓子代)
【発表要旨】
15歳の春、信州柏原から江戸に出た一茶は、27歳頃にはプロの俳人としての道を歩み始めた。一茶を支えたのは、故郷信州と下総・上総・安房の俳人達であった。一茶が安房を最初に訪れたのは、28歳、元名の岩崎じせき児石等が長谷川ばこう馬光五十回忌に「霞の碑」を鋸山に建てた際、建碑式に参列したときと言われている。
その後、元名や勝山に度々やってきて、四代目醍醐新兵衛定恒・けんこんあんぎめい乾坤庵宜明のもとで鯨見学をするなどなど安房の俳人と交流している。文化12年・53歳、文化14年・55歳には、千倉の久保在住の房総を代表する俳人井上さんちょう杉長のもとを訪れている。勝山から久保まで途中那古寺に寄りおよそ35キロを一日で歩いている。私は、同好の仲間達と一茶の歩いた道を想定し、2日をかけて歩いてみた。一茶の健脚ぶりに驚嘆した。
一茶の活躍した文化文政期は俳諧が都市農村の庶民上層部にゆきわたり、民衆文芸の核となっていった。各地に「連」といわれるサロンが生まれ、神格化した芭蕉を慕い、地方の俳人たちは蕉風を伝える江戸の俳人と交流を持った。南房総市高崎の湯浴堂の文政8年(1825)奉納の句額には一茶の句や安房を代表する俳人たちの句がある。この奉納額などを考察し、一茶と安房の俳人たちの姿を追求する。
【講師】船田正廣氏
【テーマ】北条海岸45年〜漂着物、鳥、詩〜
【参加費】200円(茶菓子代)
【参加者の感想】
・館山に住んでいて、こんな漂着物や野鳥がいるなんて知らなかった。
・私も早速歩いてみます。
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【講師】幸田右子さん
【テーマ】旅館を立て直した女将と八犬伝まんじゅう
【参加費】200円(茶菓子代)
館山銀座商店街の老舗・幸田旅館の三代目女将。実家(和田)は花農家で、戦時下の花作り禁止令のもと、命がけで花の種子を守った川名りんさんの孫娘。40歳を過ぎてから大学に進み経営学を専攻、1泊2食5,000円を実現し、旅館経営を立て直す。食と文化を大切にした観光振興を提言し、新商品「たてやま八犬伝まんじゅう」の誕生となった。試食会を兼ね、参加者の感想を次回作に活かしたいとのこと。乞うご期待。