知恵袋講座55回目
語り手=小谷福哲さん
テーマ=青木繁が滞在した頃の小谷家
参加費=200円(茶菓子・資料代)
青木繁が滞在し名画《海の幸》誕生の家として知られる小谷家住宅(館山市指定文化財)では、最近、明治期の重要な資料が発見されました。若当主が、古文書などからみえてきた当時の様子や、青木繁の生まれ故郷・福岡県久留米市の皆さんとの交流などをご報告します。
特に、近代日本水産業の祖・関澤明清から贈られた書簡と「重要水産動植物図」は重要な新発見です。青木繁が親友・梅野満雄に宛てた書簡に魚介の名が多数書かれているのは、おそらくこの絵図を眺めてその名を覚えたのかもしれません。
【講師】高橋博夫さん(元館山市教育長)
【テーマ】終戦時の米占領軍館山上陸と「4日間」の直接軍政
【茶菓子代】200円
館山海軍航空隊の近くに住んでいる高橋さん(元館山市教育長)は、米占領軍の上陸を目撃したばかりでなく、米兵や米軍医らとの交流をもつ証言者です。外務省の終戦連絡委員会の依頼により自宅で食事をふるまい、勤務していた西岬小学校に米兵を招いて授業を実践するなど、知られざる終戦時の様子を伺います。
【講師】高橋猛さん(安房祭礼研究会代表)
【テーマ】魅力的な「おらがんまっち(おれたちの祭り)
【茶菓子代】200円
館山に移住し、安房地域における祭りの歴史や熱気に感激。祭り好きの仲間とともに、南総祭礼研究会を発足。その魅力をたっぷりお話いただきます。
知恵袋講座はNPO会員が講師となり、それぞれの専門分野や人生経験をご講話いただく茶話会です。
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【日時】2009年5月26日(火)13:30〜
【会場】小高記念館
【参加費】200円(資料・茶菓子代)
【講師】宇梶静江(アイヌ古布絵作家・鴨川市在住)
【テーマ】イランカラプテー〜アイヌに生まれて…
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〝アイヌ〟はアイヌ語で〝ひと〟を意味する。〝イランカラプテー〟は、〝あなたの心にそっと触れさせていただきます〟を意味し、ふつう、コンニチワという挨拶として使われている。
民族差別に苦しみ、1972(昭和47)年、「ウタリ(同胞)よ、手をつなごう」と朝日新聞に投稿、アイヌ人権運動の草分け。長男は暴走族総長から俳優となり活躍中の宇梶剛士氏。著書『すべてを明日の糧にいて〜今こそアイヌの知恵と勇気を』。吉川英治文化賞受賞。
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※下記PDFで、当日ご紹介したパワーポイント映像をお楽しみください。
(参加者21名)
知恵袋講座52回目
語り手=舟津悠紀さん
テーマ=深津文雄牧師の理念と実践
参加費=200円(茶菓子・資料代)
専修大学の卒業論文として、長期婦人保護施設「かにた婦人の村」の創設者・深津文雄牧師をテーマに研究しました。
【日時】2009年7月28日(火)
【講師】豊崎栄吉氏
【テーマ】布良の船大工とまちづくり
【参加費】200円(資料・茶菓子代)
【会場】小高記念館
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布良の船大工舩吉」、四代目棟梁。祖父が小説『鬼が瀬物語』シリーズ(岡崎ひでたか著・くもん出版)のモデルとなっている。富崎地区コミュニティの重鎮であり、青木繁《海の幸》誕生の家と記念碑を保存する会の立ち上げに尽力してきた。若かりし頃の舩吉の棟梁が出演したNHK『小さな旅』と、青木繁の孫・石橋エータロー氏が生前、富崎地区を訪れたビデオを鑑賞。
【講師】前川鎮男さん
【テーマ】第10回日中韓青少年歴史体験キャンプ2011in韓国仁川
【茶菓子代】200円