【知恵袋講座】は、NPO安房文化遺産フォーラムの会員が語り手となって、それぞれの得意分野や趣味などを紹介する茶話会です。
毎月第三火曜日に開催しています。
参加費は、茶菓子代200円です。
ご参加希望者は、ぜひ会員にご登録ください。
※右上の「タイトルリスト」を選択すると、テーマ一覧表を確認できます。
【講師】石渡延男さん(日韓教育実践研究会顧問、東洋大学講師)
【テーマ】韓国併合100年と館山
【参加費】200円(茶菓子代)


知恵袋講座54回目
語り手=河辺智美さん
テーマ=安房からウガンダの交流・支援活動
参加費=200円(茶菓子・資料代)
愛沢授業実践をきっかけに旧安房南高校生から始まったウガンダ支援活動は、安房平和のための美術展など地域に根付いて20年になります。東洋大学国際地域学部4年の河辺さん(安房高出身)が、昨年ウガンダ研修で視察訪問した見聞報告をします。


【講師】天羽道子さん(かにた婦人の村施設長)
【テーマ】かにた婦人の村のあゆみ
【参加費】200円


【講師】行貝治雄さん
【テーマ】万石騒動・安房三義民300年祭を振り返って
【茶菓子代】200円


知恵袋講座59回目
語り手=愛沢伸雄さん
テーマ「沖縄戦から安房の本土決戦体制へ」
日時=2013年2月26日(火)13:30〜
参加費=200円(茶菓子・資料代)
昭和20年6月29日付けの「沖縄戦の教訓」という郡極秘書類があります。作成されたのは、沖縄戦終結から1週間後です。この教訓を生かし、安房地域では本土決戦に備え、次々と特攻基地や陣地が構築されました。20年にわたる調査活動の成果を報告します。戦跡ガイド学習会と合わせてご参加ください。


【講師】鄭一止(チョンイルジ)さん
【テーマ】韓国人留学生から見た「たてやま地域まるごと博物館」
【参加費】200円(茶菓子代)
韓国馬山出身、東京大学大学院の留学生。工学部都市デザイン専攻で「エコミュージアム」を研究中。当NPOが推進する「たてやま地域まるごと博物館」構想に関心をもち、調査対象として博士論文を執筆予定。


知恵袋講座59回目
語り手=大場俊雄さん
テーマ「千葉県安房地域における水産伝習所生徒実地演習」
〜関澤明清のつくった水産伝習所と房州アワビ漁の変遷〜
日時=2013年1月22日(火)13:30〜
参加費=200円(茶菓子・資料代)
水産学者の大場先生は、『房総アワビ漁業の変遷と漁業法』『あわび文化と日本人』『早川雪洲-房総が生んだ国際俳優』などの著者です。青木繁が滞在した小谷家住宅から発見された明治期の書簡(関澤明清)と重要水産動植物図にまつわる、近代水産業発展と館山の実習についてご紹介いただきます。
=関連報道〜北國新聞10/2付・朝日千葉版10/13付=


【講師】船田正廣氏
【テーマ】北条海岸45年〜漂着物、鳥、詩〜
【参加費】200円(茶菓子代)
【参加者の感想】
・館山に住んでいて、こんな漂着物や野鳥がいるなんて知らなかった。
・私も早速歩いてみます。
[ .. 全文表示へ ]


【講師】石崎和夫さん
【テーマ】一茶が歩いた安房の道
【参加費】200円(茶菓子代)
【発表要旨】
15歳の春、信州柏原から江戸に出た一茶は、27歳頃にはプロの俳人としての道を歩み始めた。一茶を支えたのは、故郷信州と下総・上総・安房の俳人達であった。一茶が安房を最初に訪れたのは、28歳、元名の岩崎じせき児石等が長谷川ばこう馬光五十回忌に「霞の碑」を鋸山に建てた際、建碑式に参列したときと言われている。
その後、元名や勝山に度々やってきて、四代目醍醐新兵衛定恒・けんこんあんぎめい乾坤庵宜明のもとで鯨見学をするなどなど安房の俳人と交流している。文化12年・53歳、文化14年・55歳には、千倉の久保在住の房総を代表する俳人井上さんちょう杉長のもとを訪れている。勝山から久保まで途中那古寺に寄りおよそ35キロを一日で歩いている。私は、同好の仲間達と一茶の歩いた道を想定し、2日をかけて歩いてみた。一茶の健脚ぶりに驚嘆した。
一茶の活躍した文化文政期は俳諧が都市農村の庶民上層部にゆきわたり、民衆文芸の核となっていった。各地に「連」といわれるサロンが生まれ、神格化した芭蕉を慕い、地方の俳人たちは蕉風を伝える江戸の俳人と交流を持った。南房総市高崎の湯浴堂の文政8年(1825)奉納の句額には一茶の句や安房を代表する俳人たちの句がある。この奉納額などを考察し、一茶と安房の俳人たちの姿を追求する。

