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■第33回特別講義
・日時=2012年6月14日(木)10:40〜12:10
・テーマ=四面石塔の謎〜館山大巌院の古ハングル石塔
・講師=鶴巻孝雄(東京成徳大学)
■第34回特別講義
・日時=2012年6月21日(木)10:00〜12:10
・テーマ=房総里見氏と『南総里見八犬伝』〜市民による城跡保存運動の歩みを中心に
・第一部=八犬伝の舞台と里見氏ゆかりの史跡
・第二部=八犬伝のふるさと・里見のまちの城跡保存運動
・講師=愛沢伸雄・池田恵美子(NPO法人安房文化遺産フォーラム)
【会場】東京成徳大学八千代キャンパスAVホール
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【大学へのアクセス】
・京成本線勝田台駅・東葉高速鉄道東葉勝田台駅よりスクールバス
【申込み】参加費=無料
①FAX=04-488-7104
②はがき=〒276-0013千葉県八千代市保品2014
③Eメール=tsu-2001@tsu.ac.jp








知恵袋講座52回目
語り手=舟津悠紀さん
テーマ=深津文雄牧師の理念と実践
参加費=200円(茶菓子・資料代)
専修大学の卒業論文として、長期婦人保護施設「かにた婦人の村」の創設者・深津文雄牧師をテーマに研究しました。



敵船への滑り台〜戦争遺跡を歩く⑧
水上特攻挺「震洋」基地跡 千葉県館山市
(しんぶん赤旗2012.4.22付)
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東京湾口部に位置する千葉県館山市には、太平洋戦争末期、米軍上陸を想定して海軍特攻部の数多くの基地がつくられました。
東京湾沿いにある小さな漁港・波佐間は、水上特攻挺「震洋(しんよう)」の出撃センターでした。1人乗りの震洋は全長5メートル、重量約1トン。300キログラムの爆薬を積んでモーターボートのように敵の上陸用船舶に突進し、体当たりするためにつくられたものです。
砂浜にはコンクリート製の緩やかな滑り台が海に向かって突き出しています。震洋が海に発進するためのスロープです。南房総の戦争遺跡を調査している「安房文化遺産フォーラム」の愛沢伸雄代表は「搭乗員の多くは特攻に志願した18歳前後の若者たちで、波佐間基地には176人が配属されました」と話します。
滑り台から200メートルほど離れた山すその深い藪を分け入ると、防空壕のような穴がいくつも掘られています。ここから海岸まで運ばれ滑り台から発進する予定でした。
「1945年8月13日にやっと6隻が基地に配備され出撃態勢をとったなかで特攻隊員たちは敗戦を迎えました」(愛沢さん)
民家にまぎれてつくられた波佐間の特攻機地のように、南房総では軍事要塞と日常が一体化し、人々は厳しい監視下の生活を余儀なくされました。
その典型例が「花作り禁止令」です。南房総で盛んだった花作りは不要不急とされ、サツマイモや麦畑に変えられました。花の球根や種は焼却され、苗も抜き取られました。
しかし、農民たちはひそかに苗・種を隠し、今日の房総の花作りにつなげていったのです。「この民衆の抵抗も戦争に対する勇気あるたたかいの一つだと思います」(愛沢さん)
(寺田忠生 随時掲載)
※問い合わせ「安房文化遺産フォーラム」 awabunka@awa.or.jp 0470(22)8271

