



【講師】船田正廣氏
【テーマ】北条海岸45年〜漂着物、鳥、詩〜
【参加費】200円(茶菓子代)
【参加者の感想】
・館山に住んでいて、こんな漂着物や野鳥がいるなんて知らなかった。
・私も早速歩いてみます。
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前略 先日は大変お世話になりました。赤山地下壕が一般公開されていることを知り、とても感心を寄せておりました。戦跡を訪ねるのは暗く重いイメージを持つ人が多いですが、小沢様の熱意に満ちた誠実なガイドで、歴史の現実をしっかりと受け止めて、今自分に出来ることをと思いを深くさせられました。ほんとうにありがとうございました。心よりお礼申し上げます。南房総にこんなにある戦跡をひとりでも多くの人に伝える機会を作りたいと願っております。お好きな釣りをする時間もない程お忙しいようですが、益々のご活躍をお祈り申し上げます。



【朝日新聞】2009.10.14付(福島五夫)
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元海軍特別年少兵・庄司兼次郎さん
戦争体験次世代に伝える
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「君たちの年齢で、私は兵隊になった」。
館山市の慰霊碑前で、元海軍特別年少兵(特年兵)の庄司兼次郎さん(82)は、修学旅行で訪れた中学生に戦争体験を語った。
電気工事業を営むかたわらNPO法人安房文化遺産フォーラム(愛沢伸雄代表)のボランティアで、戦争遺跡のガイドを務めている。
42年3月の館山市の国民学校高等科を失業し、特年兵1期生として横須賀市の第2海兵団へ。44年7月にフィリピン・ミンダナオ島のダバオへ派遣され、空襲を受けた経験もある。
10月初旬、兵庫県伊丹市立北中学の3年生221人に、「市街戦では子どもや女性など一般市民も戦闘に巻き込まれた」などと語った。
「中学生の年齢で兵隊になるなんて考えられない」と服部大樹さん(3年)。寄せ書きには「日本は戦争の愚かさ、平和の素晴らしさを積極的に伝えるべきだ」などの感想が並んだ。
庄司さんは毎年ダバオで慰霊祭を続けている。その際に中学生たちが作った千羽鶴を供えたい、と申し入れたところ快諾された。
72年公開の映画「海軍特別年少兵」(今井正監督)の撮影で庄司さんは時代考証や演技指導などを手伝った。「戦後65年を迎える来年、この作品を中高生たちと一緒に見て語り合いたい」。そう願っている。



◎民家訪ね伝承を採話
児童文学者の松谷みよ子さんら
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民話を研究する全国組織の「民話の研究会」(松谷みよ子代表)が3日から1泊2日で、館山市に語り継がれう伝承などを聞き取る採話を目的に訪れた。松谷代表をはじめとする15人が参加。相浜や布良、稲地区に分かれ、地元の民家を訪ね話を聞いた。
松谷さんは、「貝になった子供」で児童文学者協会新人賞、「龍の子太郎」で講談社児童文学新人賞、国際アンデルセン賞優良賞など受賞している、日本を代表する児童文学作家の1人。信州や秋田、和歌山など各地で、地元の人から土地の伝説を聞き取るために自身で採話する。「土地でしか知られていないような、地元の人の話に魅力を感じる。10年くらい同じ地域に通って、作品になったものもある」と松谷さんは話す。
今回は、採話のほか、NPO法人安房文化遺産フォーラムの講座や南房総市白浜地域の「お勝節」実演などを見学、また2日目は、館山市里見八犬伝博物館や八犬士の墓地なども訪ねた。
採話では、松谷さんらは布良に住む船大工の豊崎栄吉さん宅を訪れた。地元の人を集め、日常使っている方言や祝いの席で歌う歌などを聞き取った。地元の話を語るために集まった8人の中には91歳になる女性もおり、結婚式や七五三など人が集まる祝いの席で歌われる「めでたいもの」や「あらたま」など口上を交えて歌ってみせた。研究会のメンバーは、さっそく録音したり、ノートに言葉を書き取って記録していた。
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*房日新聞2009.10.7付


本日はお世話になりました。
急遽のお願いでありましたが快く引き受けてくださりありがとうございました。
ご案内をいただいた池田事務局長、斎藤さまには大変お世話になりました。
ありがとうございます。
パワーポイントでのわかりやすい解説と共に、現地をめぐらせていただきとても勉強になりました。
私は、横浜の育ちです。広島や沖縄には何度も組合研修により行っていますが、
もっと身近な館山の過去の現実についてはまったく知りませんでした。
これを機会に勉強をしてもっとしていきたいと思います。
今後も定期的に館山を訪問さていただきたいと考えています。
今後も、JR東労組ならびに私たちの田端運転所分会をよろしくお願いします。



館山市のNPO法人「安房文化遺産フォーラム」(愛沢伸雄代表)はこのほど、同市富崎地区の街並みを細密なパノラマイラストで描いた『あわがいどマップ②黒潮に生きる漁村 館山富崎』を発行した。
地元富崎の「青木繁《海の幸》誕生の家と記念碑を保存する会』(嶋田博信会長)が制作に協力。同フォーラムとしては「海軍のまち館山」に続くマップ第2弾で、「富崎地区の活性化、観光振興に役立てたい」としている。
マップはB2判で、布良、相浜から南房パラダイス、安房神社の区域までをカバー。両漁村や平砂浦沿いの「エコ・ウォーキング」コース、「まぐろはえ縄漁と仕掛けの様子」や「布良から見る伊豆諸島」なども分かりやすく図解で示した。
裏面は画家の青木繁、舟唄の「安房節」、名物料理・食材などの歴史・文化遺産を、写真を交えて紹介している。
手書きの細密イラストを担当した同市八幡の中屋勝義さん(67)は「地域を3か月ほど徹底的に歩き、完成までに1年かかった。地域のために、地図を大いに利用してほしい」と話した。
ガイドマップは5,000部を印刷。富崎地区の全世帯501戸に1部ずつ寄贈し、一般には1部300円で販売する。館山市内の書店で購入が可能という。

