2011年度 事業企画と日程
本年度の事業計画
① 従来からの講演会や催し・フィールドワークをおこない、とくに調査・研究の取り組みやガイド・人材育成の面での役割を「NPOフォーラム」と協働しながら取り組んでいく。
2012年4月14日(土)「里見氏城跡(稲村城跡・岡本城跡)国史跡指定記念
-講演とシンポジウム「関東戦国時代にみる里見氏」・祝賀のつどい実施のため、●2012年 3月31日(日)“稲村城跡をじっくり見てみよう”と見学会終了後の【臨時「保存する会」総会】は中止。
② 文化財を活用した「地域おこし」として、里見氏の歴史・文化や『里見八犬伝』は、まちづくりや観光にとっても極めて重要な施策であり、「里見氏城郭群の国指定史跡」化は安房地域にとって起爆剤になることを訴えていく。
なお「地域づくり」やガイド・人材育成の面の点で「NPOフォーラム」や房総里見会とも連携をとって、協働体制(「あわ・がいど」)をとっていく。
③ 会員が実際に「国指定」となっている中世城郭を見学して史跡化にむけての理解を深める。専門家・研究者のアドバイスを受けながら、「国指定」史跡化について、その「国指定」のすすめ方や整備プロセスやなどを学ぶ。なおその際に、稲地区「稲村城跡利活用委員会」の皆さんの活動と協働していく取り組みを基本にしていきたい。
●2011年12月18日(日) 第9回「国指定」城跡見学バスツァー
「金山城跡(群馬県太田市)と唐沢山城跡(栃木県佐野市)を訪ねる」
≪AM6時・旧市民センター駐車場集合≫
≪参加費5,000円・昼食持参≫
④ これまで継続してきた稲村城跡の草刈り(年2回程度)や、見学者や市民の憩いの場として整備(ガイド・コースの案内板)などについて稲地区「稲村城跡利活用委員会」の皆さんの活動などと連動しながら、検討していきたい。
ガイドブック「房総里見氏」と「安房古道をあるく」(各600円)を広く
普及する。
稲村城跡「草刈り」第1回6月12日実施。第2回目は9月25日予定
⑤ 歴史関係学会との交流(千葉城郭研究会・千葉歴史学会など)や、里見氏研究者の調査研究団体である「里見氏調査会」への支援など、安房の文化遺産に関する研究会、あるいは勉強のための学習会を継続していく。
また、里見氏研究や城郭研究の専門家・研究者の皆さんによる書籍を紹介するとともに普及し、啓蒙活動を支援していく。
・川名登編「すべてわかる戦国大名里見氏の歴史」
・川名登著「房総里見一族」
・館山市立博物館「さとみ物語」(岡田晃司氏)
・滝川恒昭氏「房総里見氏文書集」・千城研編「房総の城郭」など
・「里見氏調査会」報告書
この地域で、歴史関係の集会や研究会が開催される場合には、保存運動や史跡化の取り組みを伝えるとともに、運動への支援・協力の依頼をおこなう。
「安房歴史文化研究会」(会長 天野努氏・事務局石崎和夫氏)
⑥ この16年の保存運動では、全国里見一族交流会の皆様のご支援やご協力をいただいた。今後も全国の里見氏関係の皆さんとの連携を深めながら、里見氏の歴史・文化の普及と、全国のゆかりの地での地域振興や「地域づくり」において、里見氏の文化財の活用を図るために支援・協力をしていきたい。
里見香華さんを会長に、鈴木恵弘さんを事務局長として「房総里見会」が活動し、県内各地の里見氏ゆかりの方々や里見氏の歴史・文化の普及を願う方々との交流の場になり、里見氏ゆかりの関係者との交流事業がおこなわれている。今後も房総里見会や全国里見一族交流会との連携を図っていきたい。今年の10月1日には、館山市で全国里見一族交流会総会が開催される。
⑦ 会の冊子や関連書籍の宣伝・販売を積極的におこない、会財政の充実化を図る。会のホームページはないが、「NPO安房文化遺産フォーラム」のHPのなかに、16年間の保存運動や活動を紹介している。
●今後の日程●
○2011年 9月11日(日)故川名登氏追悼講演会「里見氏研究のあゆみ」
講師:岡田晃司氏・滝川恒昭氏
第16回「保存する会」総会 午後3時15分
(館山コミセン)
○2011年12月18日(日)「国指定」見学バスツアー
第9回「金山城跡と唐沢山城跡を訪ねる」
(群馬県太田市・栃木県佐野市)
○2012年 3月31日(日) “稲村城跡をじっくり見てみよう”「臨時総会」中止
◎2012年4月14日(土)「里見氏城跡(稲村城跡・岡本城跡)国史跡指定記念
-講演とシンポジウム「関東戦国時代にみる里見氏」・祝賀のつどい実施