活動実績 » ページ詳細
(ナレーション)
「全国から供出された乾燥ウミホタルは、
陸軍第八研究所で、軍事利用のための研究がなされました。
全国で一番よくウミホタルが採れ、供出が盛んだったのは、
当時軍港だった東京湾入口の千葉県館山の海からでした。」
♪集められたウミホタルは
戦場に送られた
大きな炭俵につめられて
戦場の兵士たちは
敵と戦うだけでなく
飢えと病と そして自分と闘っていた
♪聖戦の名のもとに
多くの命が消えてゆき
たくさんの憎しみと悲しみが
生まれていた
「この粉末に少量の水をかけよ。
水のないときは唾液でも小便でもよし」
♪しかし、ウミホタルは光らなかった
その後のことは 誰も知らない
記録も なにひとつ
光ったという話も残っていない
哀しみの涙でも光らなかったのだろうか
(ナレーション)
「戦場で流ているのかもしれません。
地上に戦争が続く限り…。」
▶音源はコチラ。
添付ファイル名 | ファイルの説明/概要 | サイズ(B) |
---|---|---|
ul0605011348.wav | ♪ ウミホタル 第四章 | 6,332,206 |