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光風会展で7年連続入選

笹子三喜男さん志野焼きオブジェ

(房日新聞2014.4.17)

全国から絵画や工芸作品を集める公募展「第100回記念光風会展」で、館山市上真倉の笹子三喜男さん(55)の志野焼きのオブジェ「心包む」(高さ45センチ)が入選した。昨年の奨励賞を含み、7年連続の入選となった。

オブジェの副題は「従軍慰安婦に捧ぐ」。制作について「かにた婦人の村の創設者・深津文雄牧師は、自らを『低点の人』と呼び、悲惨な女性の人生を真っ向から受け止めた。牧師は亡くなったが、館山にはすごい男がいたことを覚えておきたい。そう思うひとりとして、この作品を館山から発信した」と笹子さん。

多摩美術大学多摩芸術学園で陶芸を学び、家業の木工所を継ぎながら自宅に「海山坊窯」をかまえ作陶に励み、陶歴は35年。笹子さんは「たくさんつくるより、これはといえるものを仕事の合間につくっている。今後もメッセージのある作品をつくっていきたい」と話していた。

光風会公募展は、今月29日(22日は休館)まで東京・六本木にある国立新美術館で開かれている。


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14年4月17日 6,097

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