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「いのちの山河」上映会に1000人超入場

銀幕とおし地域医療考える

(房日新聞2010.3.10付)

全国で初めて老人・乳児の医療費無料化を決断した岩手県沢内村の深澤晟雄村長の半生を描いた映画「いのちの山河・日本の青空II」の上映会が6日、館山市の南総文化ホールであった。主催した市民グループ「安房の地域医療を考える市民の会」(愛沢伸雄代表)によると、昼の部、夜の部合わせ1000人を超える地域住民が映画を鑑賞した。

上映会は、同会が「看護師不足など地域医療をめぐる問題について、市民の意識を高めたい」と企画。安房医師会も後援し、宮川準会長は「上映会を契機に、市民と医療従事者が力を合わせて解決策を考えたい」とメッセージを寄せていた。

昼の部の上映前には、同医師会の松永平太理事=松永医院院長=があいさつに立ち、「きょうは医師としてでなく、市民の目線から映画を観たい。生き生きとした、いのちを大切にする地域をつくっていきましょう」と語った。

市民の会は4月28日夜、医師会との共催で、沢内村で深澤村長とともに地域包括医療推進の先頭にたった加藤邦夫医師(79)の講演会と、「癒しのまづくりを語ろう!」と題したシンポジウムを計画している。

10年3月10日 4,871

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