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安房地域母親大会への誘い

柳真由美ヒーリングコンサート&おしゃべりカフェ

(房日新聞寄稿2017.11.30付)‥⇒印刷用PDF

関 惠美子(大会スタッフ)

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今年の夏、一人の音楽家の女性にであった。数年前に、アメリカ・サンフランシスコから居を鴨川市に移された柳真由美さんである。彼女が心から音楽を愛し、ピュアな気持ちで「この安房地域を音楽が響き渡る、元気&ハッピーな場所にしたい」という願いを知り、共に実現したいと思った。

この出会いをきっかけに、12月3日(土)の「第23回安房地域母親大会」では「柳真由美ヒーリングコンサート」をメインに「おしゃべりカフェ」を開くことにした、混とんとした世の中、便利で物も溢れているけど幸せとは言いきれない社会、目減りする給料や、年金。何より、平和が揺らいでいる日本。そんな中であっても、生活に彩りをそえ、音楽で心や体を癒してほしいと思う。柳真由美さんという素敵な音楽家に会いに来ませんか。そして、おしゃべりカフェでひと時を過ごしませんか。

柳真由美さんをご紹介しよう。ご自宅にお邪魔した時のこと、彼女は、いかにもアメリカ的な明るい笑い声で出迎えてくださった。いろいろお話を聞くうち、今の真由美さんの明るさからは想像もできない体験があったと分かった。

安房に移住するまでの30年間、生き馬の目を抜く多民族社会アメリカでのサバイバル。母を喪い、友を喪い、幾つもの葛藤を経験し、自問自答を繰り返した、という。 そんな中、ある音楽プロデューサーに「本当に表現したい音楽が創れるアーチストになるのか? 単なる商品でいいのか?」と問われ、演奏、作曲、編曲以外に、録音エンジニアリングやミキシング、電子楽器操作など、すべてを自ら学ぶ。 そして、地下の録音スタジオでの音楽制作を続け、すべて自分の手で創り上げたアルバムを4枚リリースしてきた。 そこで、ついたあだ名が「モグラ」とか。でも、そのお蔭で4枚目のアルバムは、全米230局の他、世界のラジオ局で放送されたという。有名なキース・ジャレットやジョージ・ウインストンと並んで。

「母親大会」では、太陽の下に飛び出した元モグラの彼女のオリジナルアルバムから選曲し、演奏してもらう予定である。

それと、柳真由美さんが、安房に来ていま力を入れていることがある。もともと子どもの音楽教育には高い評価を受けていたのだが、「指は第二の脳」と言われ、指を動かすことで心身の活性化を促すメソッドを高齢者の活動に生かす取り組みを始めた。このメソッドは、アメリカと日本で特許をあたえられている。既に鴨川市のデイケア等で実践し、音楽ワークショップとして人気の楽しい催しになっている。「母親大会」では、このワークショップも体験してもらおうと思っている。

「生命を生み出す母親は、生命を育て、生命を守ることをのぞみます」を、合言葉に 母親大会は、全国津々浦々で開催され、63年になる。この安房地域の母親大会は、23回目を迎える。子どもの幸せを願い、また、住みよい安房地域にしたいと、女性の様々な願いを集め、その実現を目指す話し合いのひろばとして、安房に住む人々とのつながりを大切にして歩んできた。性別、年齢、未婚・既婚を問わず、誰もが参加して楽しめる出会いのひろばでもある。


12月3日(日) 午後1時半〜4時 とみうら元気倶楽部にて。

参加費500円 保育あり(先着15名100円)

問合せ 第23回安房地域母親大会実行委員会:関 ☎090-5762-5956

17年11月30日 1,327

特定非営利活動法人(NPO) 安房文化遺産フォーラム

旧称:南房総文化財・戦跡保存活用フォーラム(2008年5月に現在の名称に変更)

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