八千代市職女性部は女性部主催の平和の旅を急遽、女性部役員学習旅行に変更し、2月18日・19日に1泊2日の日程で「房総の戦跡を訪ねる」平和学習会を行ないました。
当日は早春の館山には珍しく「寒〜い」お天気となりましたが、元県立長狭高校の愛沢先生の講演やNPO南房総文化財・戦跡保存フォーラムのガイドさんの案内で館山にある太平洋戦争の戦跡を訪ねました。おまけに発光実験のつきウミホタル鑑賞もおこないましたが、実はこのウミホタルも軍事利用に使われていたとのこと。
戦跡めぐりでは1945年9月3日の米占領軍の上陸地点、州崎海軍航空隊射撃場跡、波佐間特攻基地跡を訪ねて戦争の悲惨さを改めて認識させられました。また「かにた婦人の村」では、従軍慰安婦の方の声に出せない今も続く戦争・・・個人の戦後はまだ来ていない現実を資料のビデオで再認認識しました。
翌日は館山の涅槃仏をはじめ白浜フラワーセンターでお花摘みを楽しみ(寒さで開花がおくれ一人3本制限のお花摘み)、ガイドブックで発見したその名も「ピース製果」ではお店の試食サービスで盛り上がり、移動時間には職場のことやこれからの女性部のことをおしゃべりし、素敵な交流の時間をもちました。今回の学習会ツアーでは、「現在を見つめ過去を掘り返し学び、そして未来へつなげていく!!」歴史を学ぶことは、未来を作り出すことだとあらためて実感しました。
この度はとても素晴らしい見学会をありがとうございました。
正直、こんなに楽しい見学会になるとは当初想像もしていませんでした。
と言うのも、やはり扱っているものが戦争の遺産ということもあり、
見学会に思想が絡み、説明も方向性を強要されるような
偏った説明をされるのではないかと心配していたのですが、、、
実際は、座学は一方的に歴史を詰め込むのではなく、
雑学を交えた楽しいお話でとてもバランスのよさを感じました。
(これでしたら万人に勧めることができます)
また戦跡自体は、、、
これほどまでに綺麗な状態で残っているとは
全く想像していなかったのでまさに驚きでした。
今まで戦跡はいくつか見てきたのですがこれほど戦跡が密集し、
かつ綺麗な状態の戦跡を見たことがありません。
まだ今回の見学会の内容を頭の中で整理できていませんが、
これはもう、是非他の戦跡も見てみたくなりました。
今後宿泊込みのプランも検討しつつ、
永くお付き合いさせていただければと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
*戦争は最低の茶番劇。人の痛みを知る。戦闘をしない≒非軍備=九条
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*お疲れ様でした。とてもよかったです。とにかく活動あるのみ。どんどんやりましょう。協力します。
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*話に聞き、紙上ではわかっていたが、見学して見て、鳥肌が立った。良い勉強になった。これをみんなに知らせなければならない。国破れて山河あり。山河を戦場にしてはならない。自然のままに。館山のみなさん、四街道9条のみなさん、ありがとう。9条を守らねば。
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*目で見て、聞いて体感することの大切さを再び実感しました。これから戦跡めぐりを沢山の方に知ってほしいと思います。
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*大変良い企画で一日有意義でした。以前、訪れた時より整備されてNPOの着実な努力が実っていると思いました。愛沢先生のお話に感激しました。四街道の戦跡についてもっと知る機会がもてると良いと痛感。リクエストとして靖国の「遊就館」の実体を知るツアーを企画して頂けると・・と思いました。
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*戦跡を見て、60年以上経過しても生々しく残っていることに驚きました。これを風化させてはいけないと強く思いました。体験者から話を聞いて子どもや孫にキチンと伝えていくことが私たちの責務だと思いました。
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*9条を守るというだけでなく、9条を現状の政治状況のなかでどう生かしていくかという志向をもって考えていくことが出来ないかと思う。護憲は勿論大切なことだけれど、それだけでは展望がもてないように感じる——というのも護憲〜でここまで来てしまったという思いが残るからです。9条をもちながら——自衛隊があり、テロ特措法があり、〇〇〇特措法があり、そういう中で9条だけ守っているのでいいのかという思いです。すべては政治状勢ですが、それをかえるのにも9条を生かす方向性について、これから教えてもらえるといいなと思います。
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*話に聞くより、現場を見るのが一番、勉強になりました。館山の皆さん、ありがとうございました。感謝。
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*とても実りのある一日でした。愛沢先生の話の中で、ニセの陣地をわざと作り、そこに住民だけ入れて標的にし、自分たち(軍)を守るとの話が印象に残った。かにた村のことは前から一度行ってみたいと思っていましたが“石の叫び”にはガーンと頭をなぐられた思いがしました。同じ女性として許せないと思いました。歴史を学ぶことの大切さを再認識しました。
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*地道にコツコツと啓発する方にお会いできて充実した1日でした。見る機会を得てよかったと思いました。四街道の9条の会もやるもんだ!!と心強く思いました。
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*1930年生まれの私は小学校入学の当時から戦時色濃い世相でした。終戦の日を15才の時に迎えてからもう既に60年を経ているのですが、平和のありがたさを感じる一方で何か将来への不安を感じています。具体的には表現することも難しいのですが・・
30年以上も住んだこの千葉で生々しい戦争の傷跡を今日は見ることが出来、深い思いをいたしております。戦争はおろかと言うしか無いと思います。又、平和を保つためには平凡な人たちが手をつなぎ、努力をすることが今、必要なのだと思いました。
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*愚かな戦争のオソマツな記念物を見たというのが実感です。制海権、制空権を失ってやられ放題の中であの壕がどれ程の意味があるのか。それを考えられずに戦ったことの馬鹿らしさがよくわかりました。(軍だけ引きこもって何を守ろうとしたのか)。幹事さん、有り難うございました。
地域に現存する戦跡を学びながら、人間が残した文化を歴史的にとらえ、自分の住む足もとから平和を考えることを教えてくれたビジュアルな講演であった。
里見氏の時代(1400年代)から太平洋戦争の終結までの時間軸をテキストに、その時代に生きた人間の喜び悲しみを、視点を変えることから眺めとらえ直す方法は、シンプルで分かり易いものであった。例えば、地図の見方では北を上にする常識から、勢力の進行方向や地政学的な考え方から作成した「環日本海諸国図」は、アジアの成り立ちとものの見方の実際を十分に教えてくれた。
また、地域開発と戦跡の関係では、戦跡保存運動とバッティングした企業誘致は、戦跡と若者の雇用確保のどちらが大切か」という問題を抱えながらも、そこにかつて生存していた人間と今後生存していくであろう人間の関係を、「平和」をキーワードに止揚したことで、行政との対立構造も克服できたことなどは、今後の運動の参考になった。
戦跡をめぐる人間模様では、里見氏の歴史をはじめとして、アワビ潜水漁法の小谷ブラザーズや、青木繁の布良における滞在や子孫に至る文化の流れは、地域を相対としてとらえるグローバルな視点を提供してくれた。
ウミホタル、菜の花等、他の生命との人間の関わりも、すーっと落ちるていねいな講演であった。「たてやま夕日海岸ホテル」の協力実演で、ウミホタル発光の観察もでき、戦跡学習から東京湾の生態まで学習できる場が館山市に存在することは心強い。NPO協力メンバーに高校の学習で育った青年がガイド役等で参加していた。
大成功!充実した関ブロ交流会
〜全協千葉ニュース窓№28(2006.3.1)
2月4・5日、館山市で「関東ブロック学校事務職員交流集会2006inちば」が開催されました。集まったのは、群馬・埼玉・東京そして千葉から約50人。全協千葉の高橋委員長も駆けつけ、熱い挨拶を述べました。
2日目の午前は記念講演として、地元のNPO法人南房総文化財・戦跡保存活用フォーラムの愛沢理事長と池田事務局長によるお話をうかがいました。
第二次世界大戦から60年を経過しているとはいえ、地元館山にたくさん残っている戦争遺跡と、それを保存し、戦争の悲惨さを伝える活動や、アジアの人々と手を結び友好を深める活動、館山市内にある元従軍慰安婦の生活した場を教材として高校生に提示し、平和や女性の問題を考える授業実践、校内で使わなくなったミシンをアフリカに送り、現地の子どもが職業を得られるように援助した高校生の取組みなど、どれもこれも感動する内容でした。
そして午後は、マイクロバスを使っての戦跡めぐりを行ないました。旧海軍が使った大きな地下壕やゼロ戦を隠すために作った壕、ゼロ戦の射撃訓練の練習場跡地、1945年9月3日に米兵3,500人が上陸した海岸などをNPOの方たちの案内で回り、午前中の記念講演の内容をさらに深めることができました。
足もとの地域から平和を考える—館山の戦跡にビックリ—
〜都教組事務職員部ニュース№20(2006.2.20)
昨年は東京にて全教関ブロ交流集会が開かれ、みなさん方におたくさん参加していただきましたが、今年は千葉の館山で開催されました。東京からは都教組16名、都障教組1名、都庁職都立学校支部1名の計18名が参加、全体で50名の集会となりました。
NPO法人南房総文化財・戦跡保存活用フォーラムの愛沢伸雄理事長と池田恵美子事務局長より記念講演をしていただきました。午後は同じNPOの方にガイドをしていただき、米占領軍上陸地点、館山海軍航空隊赤山地下壕跡、戦闘機用掩体壕などをまわりました。
皆さんも館山に戦跡があるなんて、と思われると思いますが、愛沢さんたちのお話や戦跡めぐりをしてみて、首都を守るためにこんなにも館山が重要な拠点として位置づけられていたことにビックリしました。
昭和20年9月2日、東京湾上の選管ミズーリ号にて降伏文書調印式がおこなわれましたが、翌3日、米軍3,500名が上陸用舟艇を使って上陸。4日間でしたが、館山市を「直接軍政」下におきました。本土では唯一です。すべての学校は閉鎖され、市民の外出も午後7時から午前6時まで禁止されました。
館山には、航空戦略の拠点・館山海軍航空隊がおかれていました。近くに赤山地下壕がありますが、そこは天井も高く、発電所・病室・電信室・奉安殿も完備され、合計した長さが1.6Kmもある本格的なものです。しかも建設にあたっては一切民間人を使わず、秘密裏にすすめられました。現在もすぐ近くに海上自衛隊館山航空基地があり、この地下壕とはつながっているとか。
あのウミホタルが戦争に利用されていたのも初めて知りました。生徒にウミホタルを採集させ、それを粉末化し、夜間のゲリラ戦に備えて敵味方を班別する夜光塗料にしたそうです。
憲法9条が改悪されようとしている今こそ、戦跡を保存し、子供たちに語り継いでいくことが大切なんですね。
きょうは本当にありがとうございました。
お忙しい中にもかかわらず、お元気にそして核心を突くお話振りに感嘆しておりました。
午前中の後半の愛沢理事長のお話も熱っぽく、教育や地域での活動に対する心意気を強く感じました。
私的なことを申せば、私も1951年生まれですし、千葉県内で高校生活を過ごしたため、
私が習った世界史の教師を愛沢先生がご存知ということもあってとても身近にも感じ、
講演の一言一言にうなずけました。
午後のガイドの方々も、とても熱心に解説してくださり、本当に有意義な数時間でした。
厚く御礼申し上げます。
各地からの参加者も心から喜んでくれましたし、
それぞれの今後の生き方にも影響を及ぼすに違いないと確信しています。
本当に申し分のない学習機会でした。
機会がありましたら、少人数で食事をしながらゆっくりとお話を伺いたいとも思っております。
きょうのお話の御延長線上にあるさまざまなことなどを話題にしたいと思います。
千葉方面にお出かけで、時間に余裕がありましたら是非ご連絡ください。
我々も、また館山でレクチャーしていただく機会をぜひ作りたいと思っています。
同じ千葉県で生活するものとして、今後も我々をどうぞよろしくお願いいたします。
ことば整いませんが、御礼を申し上げます。
愛沢理事長をはじめ、かかわってくださったスタッフの皆様に、くれぐれもよろしくお伝えください。
先日はたいへんお世話になり、ありがとうございました。
赤山壕、そしてかにた村と、お母さんたちにとっては驚きの連続だったようです。
従軍慰安婦の碑については、言葉を失っておりました。
お母さんのひとりが、
「同じ千葉に住むものとして、こういう事実を知ることができたのは本当に良かったです。」
と言っておりました。
ガイドの方のご説明も判りやすくありがたかったです。
また「子どもををつれてきてあげたい」とも言っていたお母さんもいました。
しれもももっともなのですが、わたしとしては、まず「大人」にもっともっと知ってもらいたいと思います。
子どもももちろんなのですが、子どもに託す前に、
まず今生きている大人たちに知ってもらいたいなあとも思うのです。
大人も子どもも、両方、多くの人に知っていただければと思います。
歴史事実、そして貴法人の活動を、より多くのかたに知っていただくために、
公民館も微力ではありますが、お手伝いできればと思います。
またご案内をお願いすることもあるかと思います。
引き続きよろしくお願いいたします。
また逆に何かこちらでお手伝いできることがありましたら、遠慮なくご連絡ください。
このたびは本当にありがとうございました。
ガイドのみなさんにもよろしくお伝えください。
それでは、取り急ぎお礼まで。
先日は大変お世話になりました。
大変有意義な視察研修となりました。
館山にはこれまで何度も訪れましたが、戦跡をはじめ
戦争の歴史が鮮明に残っていることは全然知りませんでした。
これからの活動の中で、子ども達に歴史の真実を
伝えられればいいなと皆話してました。
今後新たな企画等で又伺うかもしれません。
そのときは又ガイドお願いできれば幸いです。
これからもよろしくお願い致します。
昨日はすばらしい講演本当にありがとうございました。初めて聞く者にとっては多くの発見と驚きがあり、また私たちのように2度聞く者にとっても改めて多くを感じさせてくれる講演でした。生徒のみならず、多くの教員からも「今日の講演はよかったですね。」と感想をいただきました。生徒の感想文は、できるだけ多くの生徒の文を集め、お送りします。ざっと目を通して見ると、多くの生徒がやはり、驚きと発見と共に平和に対する新たな視点が持てた、と感想を持っています。また、愛沢先生、池田さん、お二人の生き方に共感を持ったり、尊敬したり、NPO活動に興味を持ったり、とこれからを生きる若者たちに多くの示唆を与えてくれる講演だったなと感謝しております。
私は特に平和活動をしているわけではありませんが、英語の授業を通して生徒と一緒に平和について考えていきたい、とは常に思っています。教材もできるだけそういった内容を選ぶようにしています。木更津高校に限らず、どこの学校の生徒でも、生徒は平和に対してとても鋭い感受性を持っていると思います。授業中にそのような文にぶつかると生徒の心が揺れるのを感じます。残念ながら英語ではその内容をさらに深めて調べたり、討論したりとまでは行かないのですが、、、でも、そういう気持ちは生徒の中に知識としてではなく、体験として残るのではないか、とかすかな望みを持っています。とにかく若くてやわらかいときに感じたことって残りますよね。
愛沢先生が地域に職を産み出そうとまで考えていることにとても強い信念を感じますし、池田さんもそのような方と一緒に活動できて心強いだろうなと思います。本当に今の世の中たがが外れてしまっているようですが、少しでもそれを矯正しようと頑張っている大人がいるんだよ、と言うことを子供たちに見せることもすごく大事だと思います。学校現場にいると、いろいろな思惑が交錯していて本当に難しい、と感じることが多々あります。でも、少しずつでも志を同じくする人たちがその思いを回りに伝え合っていくことが大事ですよね。これからもよろしくお願いします。私のクラスは秋の校外学習の館山行きがダメになりましたが、今回の講演を聴いてそれを残念がる生徒が何人もいたので有志でツアーでも組めたらいいかな、と考えています。
では、ますますのご活躍をお祈りいたします。