千葉県歴史教育者協議会(略称:千葉県歴教協)は、歴史教育を中心に社会科教育の民主的な発展をはかることを目的に1967年につくられました。小・中・高・大学の教員だけでなく、学生や市民も加入しています。 千葉県歴教協は次のような活動を行なっています。なお、NPO法人安房文化遺産フォーラムは法人会員であり、千葉県歴教協の安房支部を担っています。
1.「千葉県歴史教育研究集会」の開催
毎年1月or2月に開催します。地域実践や地域の史跡の掘り起こし(発見・研究)などを報告し、共に学び合います。
2.会誌『子どもが主役になる社会科』(1000円)の発行
会員には無料で配布します。実践記録や会員が掘り起こした地域の史跡の紹介などの記事が満載です。
3.機関紙『なかま』(年間10号)の発行
社会科や歴史に関することだけでなく、子どもや学校に関する身近なテーマを取り上げます。会員全員に郵送しています。
4.「たのしい社会科交流会」「秋の歴史見学会」「地域と民衆の歴史を学ぶ講演会」の開催
春には、若い先生方の授業実践交流を目的に、社会科のあるべき姿をみんなで考えようとする「たのしい社会科交流会」を開いています。秋には県内各地の史跡を巡る「秋の歴史見学会」を実施します。また、6月には第一線の研究者を招いて「地域と民衆の歴史を学ぶ講演会」を開催しています。会員は参加費(各500円)が無料になります。
5.「2月11日(建国記念の日)」を考える行事を各地域で開催。
香取・東総・松戸・習志野八千代・船橋・君津などで、政治と教育などをテーマに講演会を開いています。
6.支部と部会で例会を開催
千葉県歴教協には、各地域を活動の舞台とする支部と、県内全体を範囲とする部会(世界・日本史・中学校)があります。実践の報告・検討などが行われています。
7.研究・出版等の活動
1992年に『千葉県の民衆の歴史 50話』(桐書房)、1994年に『子どもが主役になる社会科の授業』(国土社)、1996年に『学校が兵舎になったとき 千葉からみた戦争 1931~45』(青木書店)、2004年に『千葉県の戦争遺跡をあるく』(国書刊行会)、そして2012年には『おはなし千葉の歴史』(岩崎書店)を出版しました。