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青木繁が滞在し《海の幸》を描いた舞台となった小谷家住宅は、明治20年代の漁村を代表する住宅として、指定文化財の審議が進められています。
また、青木繁没後50年に建立された《海の幸》記念碑は、隣接した館山ユースホステルの営業停止に伴う解体時に撤去命令が出されましたが、富崎地区住民らの保存運動により、市が国に地代を払うことにより撤去を免れ、現在に至っています。
水産業の衰退により、過疎・少子高齢化の深刻な富崎地区では、誇りを育み活性化の一助となるよう、コミュニティ委員会が中心となって2008年9月に「青木繁《海の幸》誕生の家と記念碑を保存する会」が発足しました。