期日 | 9月3日 |
時間 | 10時00分〜12時00分 |
場所 | 館山地区公民館 |
主催 | NPO安房文化遺産フォーラム |
連絡 | 愛沢・池田 |
■ NHK-BS歴史館で紹介された
映像でみる「アメリカ占領軍による館山の直接軍政」
主催:NPO法人安房文化遺産フォーラム
日時:平成23年9月3日(土)10:00〜12:00
会場:館山地区公民館
参加費:無料
1945年9月2日に戦艦ミズーリ号上で降伏文書調印式があり、その日の午後4時、終戦連絡事務所に対して、翌3日午前6時から「三布告」(①英語を公用語②米軍B円軍票を日本法貨③違反者を軍事裁判で処罰)による直接軍政を告示した。
驚いた岡崎勝男終戦中央連絡事務所長官がこの日の未明に命がけの交渉をおこない正午に延期させると、朝8時からは重光葵外相がマッカーサーに直談判して正午実施の「三布告」を中止させたのであった。
だが、「空白の6時間」、館山には占領軍3500名が上陸し、本土で唯一「直接軍政」が敷かれたのである。
歴史から消えていたこの事実が、旧制安房中学(現安房高校)の教務日誌のなかに記載されていた。
この直接軍政が「4日間」で解除となった直後には、館山病院で英語教室が始まり、市内には外国人向けのスーベニアショップ(お土産店)が開かれたという。
この史実を特集したテレビ番組『BS歴史館』を鑑賞しながら、その裏付けとなる証拠書類や証言を紹介しながら、戦後日本のスタートとなった館山の歴史を学ぶ機会です。
*新刊本の紹介 … 希望者には当日販売します。
『一度は訪ねてみたい戦争遺跡 本土決戦の虚像と実像』
山田 朗=監修/日吉台地下壕保存の会=編
四六判 208頁 2011年8月17日発行
価格:1,575円 高文研=発行
アジア太平洋戦争末期、本土決戦に備え、国民を根こそぎ動員して造られた壕や要塞。慶應大学日吉キャンパスの地下に掘られた「聯合艦隊」最後の司令部壕をはじめ、今も残る戦争の重要遺跡をそれぞれの地域の研究者が案内します。「ひとから」「モノ」=戦争遺跡に語り継がせる必要性を訴える1冊。NPO法人安房文化遺産フォーラム代表・愛沢伸雄の共著で、館山の戦争遺跡も紹介されています。