安房神社周辺には縄文・弥生の遺跡が多く、早くから開発された地域であることがわかりますが、両地区一帯は平安時代には安房国安房郡神戸郷と称し、安房神社を中心とする文化圏になっていました。
戦国時代から江戸時代の初めまでは里見氏が支配し、その後幕府や旗本などの領地となります。
江戸時代は大神宮・中里・松岡・南竜・北竜・犬石・佐野・藤原・洲宮・茂名・布沼・布良・相浜の13か村があり、明治7年に松岡・雨竜・北竜の各村が合併して竜岡村となりました。
明治22年に各村合併の結果、神戸村・富崎村が成立し、館山市と合併するのは昭和29年のことです。
(南房総データベース・ふるさと百科より)