タイトル: | 【房日】171013*韓国TV局が活動を取材 |
掲載日時: | %2017年%10月%13日(%AM) %06時%Oct分 |
アドレス: | http://bunka-isan.awa.jp/News/item.php?iid=1159 |
韓国のTV局「OBSテレビ」が11、12日、館山市の「安房文化遺産フォーラム」(愛沢伸雄代表)の取材に訪れた。「エコミュージアムと地域活性化!」をテーマにしたドキュメンタリー番組の制作を進めており、戦跡をはじめとした地域の文化遺産を活用する海外の成功事例として紹介するという。
地域全体の資源を博物館として活用するエコミュージアムの取り組みは、韓国でも注目されはじめており、「館山まるごと博物館」として地域の自然遺産、文化遺産を保存、活用してまちづくりをする同フォーラムの取り組みに着目した。
韓国国内の取り組みに加え、海外の成功事例として館山のほか、国内エコミュージアム第1号の山形県朝日町でも取材をしているという。
館山を訪れたのは、ディレクターのチョウ・ビョンヨルさんら3人。取材班は、フォーラムのメンバーに活動内容についてインタビューしたほか、赤山地下壕などの戦跡、小谷家住宅などを巡って、文化遺産フォーラムの取り組みを丹念に取材した。
ディレクターのチョウさんは「韓国ではエコミュージアムの概念が定着しておらず、日本の活発な取り組みを紹介して韓国で広めるのが番組の狙い」と語る。
「韓国国内にも数多くの戦跡があるが、ネガティブなイメージから十分に活用が図られていない。平和学習に積極的に活用する館山の取り組みを視聴者に提示したい」と思いを話す。
愛沢代表は「市民が主役となって文化遺産を生かしたまちづくりが評価されたと思う。全国各地でさまざまな取り組みがある中、館山の活動に注目してもらい光栄。番組が韓国での市民中心のまちづくりにつながって、日韓相互のまちづくりの交流につながれば」と話していた。
【写真説明】韓国TV局の取材を受けるメンバー=館山市内で