タイトル: | 【千葉日報】170923*ウガンダ平和へ支援を |
掲載日時: | %2017年%09月%23日(%PM) %14時%Sep分 |
アドレス: | http://bunka-isan.awa.jp/News/item.php?iid=1154 |
(千葉日報2017.9.23付)‥⇒印刷用PDF
館山市のNPO法人安房文化遺産フォーラム(愛沢伸雄代表)は、アフリカのウガンダで子どもたちの支援活動に使う車両の買い替え資金をクラウドファンディングで募っている。10月末までに、120万円を目標に集めたい考え。愛沢代表は「実際に取り組むことによって世界の平和を学んでもらいたい」と協力を呼び掛けている。
ウガンダは政情の混乱や内戦の痕跡が残り、現在も貧困が続く。市内では1994年当時、旧県立安房南高校教諭だった愛沢代表が平和教育の一環で同国の現状を紹介したのを機に、生徒がバザーや募金活動で支援に乗り出した。これらの成果で2001年には現地に洋裁学校が建てられ、同校のミシンを活用し職業訓練が行われている。
支援活動は市内の県立安房高校、私立安房西高校のJRC(青少年赤十字)部へと引き継がれ、23年にわたり続く。同法人も募金活動を担い毎年、文房具や生活用品を送る。
車両の買い換えが必要になったのは、現地の窓口として活動している団体「ウガンダ意識向上協会」のセンパラさんが、遠い学校への子どもの送迎や食料・生活用品・資材を運搬していた車両が故障したため。通常の活動では資金が集まる見込みがなく、初めてネット上で幅広く小口資金を寄せてもらうことにした。
寄付はサイト「Ready for」から3千から15万円の範囲で受け付ける。お礼としてウガンダの子どもからのメッセージカードなどを贈る。1万円以上の寄付者は購入車両に名前を掲載できる。
愛沢代表は「一緒に生きるための交流として関わりを持ち、平和を次世代に引き継ぐ意識を持って」と話している。