タイトル: | 【東京】160424*小高記念館、国の有形文化財登録証の伝達式 |
掲載日時: | %2016年%04月%24日(%PM) %15時%Apr分 |
アドレス: | http://bunka-isan.awa.jp/News/item.php?iid=1056 |
(東京新聞2016.4.24付)‥⇒印刷用PDF
国の登録有形文化財(建造物)になった館山市の小高(おだか)記念館の登録証の伝達式が、同市役所であった。今年二月に登録され、市内では計八件となった。
同記念館は洋風の外観で木造二階建て。市によると大正期、鴨川に建てられた銀行の支店で、一九三〇(昭和五)年ごろ、館山港に近い現在の場所に移築された。戦前に県議会議員、戦後は衆議院議員を務めた故小高熹郎(としろう)氏が事務所などとして使用した。小高氏の死去後、一時閉鎖。地域の文化振興に尽力した小高氏の遺志を継ぐため、現在は地元のNPO法人安房文化遺産フォーラムが活動拠点にしている。
式では、建物所有者で小高氏の長男英夫さん(74)と、事務所として使う同フォーラム代表の愛沢伸雄さん(64)に、金丸謙一市長が国からの登録証とプレートを手渡した。
英夫さんは「多くの方の協力で登録されることになり、よかった。これからも地域の文化振興の拠点として使っていただければ」と話した。
(北浜修)