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館山・赤山地下壕、2年連続で3万人超え

観光資源に定着か、入壕者過去最多更新

(房日新聞2017.4.14付)‥⇒印刷用PDF


館山市の戦争遺跡「館山海軍航空隊赤山地下壕跡」の平成28年度1年間の入壕者数は3万1550人(前年比32人増)で、過去最多を更新して2年連続で3万人を超えた。前年度の戦後70年で注目され、平和学習、観光のスポットとし定着したとみられる。

総延長約1・6キロもある全国的にも大規模な防空壕で、館山を代表する戦跡のひとつ。

入壕者数はこれまでは年間1万5000人前後で推移していたが、26年度は2万4028人、27、28年度は3万人超と一気に入壕者数が増えている。

27年の戦後70年で数多くのテレビや新聞で紹介されて注目を集めたことが大きな要因だが、節目の年が過ぎ「28年度は減少するのでは」と見ていた市の担当者も変わらぬ人気ぶりに驚く。

昨年度の入壕状況をみると、個人が2万3552人で全体の約75%。前年度は戦後70年の団体客が多く、反動で団体客は減ったが、個人での利用が伸びており、「平和学習の拠点だけでなく、観光資源としても定着してきた」と分析する。

月別では、例年と同じく戦争への関心が高まる8月が最多だが、春、冬の来場も増えており、「知名度があがり、花摘みなど春観光の際に訪れる人も増えてきているのでは」と話している。

17年4月14日 17,417

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