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(房日新聞2010.6.15付)

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11月14日投開票の館山市長選に、東京都中野区で副区長を務めた石神正義氏(61)が出馬する意向を固めた。同氏に極めて近い関係筋によると、今週中にも記者会見を開き正式表明する。同選挙には1期目を終える金丸謙一市長の出馬が確実視されており、2人の一騎打ちとなる公算が高まっている。

◇今週中にも正式表明

石神氏は「『立て直そう!館山』全市民の会」(愛沢伸雄・代表世話人)が12日に南総文化ホールで開いた「まちづくりシンポジウム」にゲストスピーカーとして出席。「これまで自分がつちかってきたものを館山で生かしたい」と述べるとともに、同会が手がける市民マニフェストづくりに〝筆頭立て直し人〟として関与することを承諾した。

館山市出身の同氏は地元記者団の取材に対し、「中野区と館山のつながりができていく中で、地域にいろんな課題があることを知った。帰ってきてくれないかという友人の声もあった。自分の経験が生かせれば。待ったなしだと思った」と述べ、出馬の意向を強くにじませた。

今後は、同会が市内各地で開く対話集会に足を運び、市民の意見を取り入れながら、自らの公約、政策を練り上げる予定だという。

石神氏は安房高校で金丸市長と同級で、互いに面識もある間柄。東京都職員、中野区総務部長を経て、同区副区長に就任。同区と館山市、長野県中野市、山梨県甲州市などとの「里・まち連携」事業を推進した。近年はJR中野駅前にある中野サンプラザの社長を兼務し、施設の経営立て直しに取り組んだ。

副区長は14日で退職。サンプラザ社長も近く職を退く予定で、既に館山市内に住居を持っているという。

「市民の会」は、今後活動をともにする石神氏を全面的に推す方針であるほか、「里・まち連携」にかかわってきた館山体験観光協議会の主要メンバー、金丸市長と距離を置く市議グループらも石神氏支持に回るとみられる。

まちづくりシンポジウムには、市民ら約700人(主催者発表)が参加した。石神氏が「中野サンプラザの立て直しと里・まち連携」、矢野学・新潟県旧安塚町長が「心の過疎をつくらないまちづくり」をテーマにスピーチ。両氏のほか大島博幸・館山病院総長、平本紀久雄・千葉の海と漁業を考える会代表、人形劇団貝の火を主宰する伊東万里子氏の5氏によるパネルディスカッションも行われた。

10年6月15日 12,527

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