○戦争・平和考える機会に、地下要塞など東京の高校生が見学
〜館山で総合学習の一環
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戦時中、首都防衛のため数々の軍事施設が置かれた館山市に17日、総合学習(平和学習)の一環として、東京都豊島区の川村高校(川村正澄校長)の1年生244人が訪れ、「赤山」地下要塞跡や、戦闘機を隠すための掩体壕などを見学した。
学習のテーマは「館山の戦跡から戦争の傷跡を見る」。同市内の戦争遺跡のことを知った担当教諭が、「戦争や平和について生徒たちが考えるきっかけにしたい」と市に問い合わせ、下見をしたうえで実現した。
市教委の調査では、市内の戦争遺跡は計41ヵ所。全国で5番目に開設された館山海軍航空隊の跡をはじめ、館山海軍砲術学校跡、戦闘指揮所壕などがある。
「赤山」要塞は東西300メートル、南北100メートルにわたり幾筋もの洞穴が掘られており、戦時中は指令部、武器庫、燃料基地などとして使われていた。
6台のバスに分乗して到着した生徒たちは、20人ずつのグループに分かれて要塞の中に入り、秋山恒雄さん(70)ら市民ボランティアの説明を受けた。懐中電灯を¥に照らされた内部は高さ、幅とも約3メートル。暗闇でメモもとりづらく、生徒たちは黙って説明に耳を傾けていた。
外に出た高校生は「要塞の中は空気が重く、ここだけが外界から取り残されているようだった」「館山は観光の街だと思っていたので、こんな遺跡があるのを知って驚いた」などと感想を語った。掩体壕では「戦闘機って、こんな所に隠せるんですか」の質問も出た。
生徒の一人は「戦争ではたくさんの人が死ぬ。そのむなしさ、戦争の無意味さが、今回の見学で分かったような気がする」と話していた。
◎南房に新たな看護学校を 開設訴え館山で市民ら集会
「看護師不足で地域医療崩壊」 来年以降 2校閉校で危機感
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看護師不足による南房総地域の医療崩壊を阻止しようと、「市民団体による医師、看護師、市民の集い」が11月28日夜、館山市コミュニティセンターで開かれた。約120人の市民が参加し、地域の看護学校開校に向けた活動を開始した。
集会では、館山市内にある博道会館山病院が運営する館山准看護学校と安房医師会が運営する安房看護専門学校が、2009年3月と翌年3月にそれぞれ閉校することを受け、地域の看護師不足による医療崩壊を懸念して、2校に替わる看護専門学校の設立を訴えた。
地元NPO代表の愛沢伸雄さんが「安房地域医療を考える市民の会」の立ち上げを呼び掛け、安房医師会の宮川準会長、館山病院の大島博幸総長、同病院の加藤尚子看護部長、全国各地でへき地や離島などの地域医療問題に取り組んできた高野良裕医師らが参加した。
南房総地域には現在、看護師約1100人、准看護師約700人が働いている。安房医師会によると、これまで亀田医療技術学校(鴨川市、1学年定員約80人)、安房看護専門学校(館山市、同20人)、館山准看護学校(館山市、同20人)が地域で看護師・准看護師の養成を担ってきたが、そのうち2校の閉校で今後5年で約200人の看護師不足を招くことが決定的という。
南房総地域への看護師の流入が少ない中、自然減や過酷な勤務による疲弊で看護師数が減る一方、高齢化社会で医療、福祉現場での需要は高まっており、看護師確保の現状は厳しい。看護師が不足すると法規制により病院は病床数を削減。これが病院の経営を圧迫し経営難に陥る。宮川会長は「安房医師会病院の経営難も看護師不足が原因だった」と今年経営を安房地域医療センターに委譲した安房医師会病院の状況を振り返った。
大島総長は「幅広い年齢層が志を持って受験してくれ、受験者も定員の2倍あった」と館山准看護学校の閉校を残念がる。同校の卒業生の准看護師を主に受け入れ、看護師に養成してきた安房看護専門学校は入学者を大幅に減らし、閉校を余儀なくされた。加藤看護部長は「よそから看護師を呼び込むのも困難。一度家庭に入った看護師の復帰も大切」と説明した。
愛沢さんは「若者を呼び込み、地域雇用と活性化にも有効。安房の医療文化を守るためにも学校設立を」と呼び掛け、「特定の医療法人の付属機関では立ちいかない。市民も参加する官民一体の三セク的な学校法人が望ましい」と市民運動の盛り上がりを目指す。参加した市民からも「定年後に移住してきたが医療問題が心配」「時間に余裕のある高齢者も学んで看護師になれないか」など活発な意見が出された。
12月9日と17日にも午前10時半と午後5時半から同様の集いを館山コミュニティセンターで開催する。問い合わせは同市民の会の富田さん(電話090-2547-7988)池田さん(電話090-6479-3498)。
(写真)集会では「看護師不足が地域医療崩壊を招く」と問題を訴えた=28日夜、館山市
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第21回安房地域母親大会
映画『疎開した40万冊の図書』&金高謙二監督トーク
【日時】2015年10月10日11日(土日)
【会場】館山市コミュニティセンター第一集会室
【スケジュール】
・13:30〜15:20上映会『疎開した40万冊の図書』
・15:30〜16:20金高謙二監督トーク ‥‥館山海員学校(現館山海上技術学校)卒業‥
【同時開催】
・パネル展示&解説・ワークショップ
・親子ピースカフェ
【主催】第21回安房地域母親大会実行委員会
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南房総から米カリフォルニア州へ 明治に太平洋渡ったアワビ食文化
小谷源之助・仲治郎、米国の漁に器械式潜水具導入
「乾鮑」技術が橋渡し
千葉・南房総市の旧宅で手紙発見
(東京新聞2022.6.1付)
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政労連関東ブロックセミナー
反戦平和学習会チーム報告内容
(反戦平和学習会での各グループの発表要旨)
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【1班】
・韓国の漁師の方々が「海に生きる男」として日本の漁師を助けたエピソードに感動した。
・千葉に反戦施設があったことを知らなかった。
・日本のアワビ漁師が米国に渡った逸話があったことに驚いた。
・講演をしてくださったNPO法人の方々のご苦労が伝わってきた。
・戦争の歴史があって現在があることを再認識し、歴史を伝承することの大切さを感じた。
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【2班】
・反転図は非常に大きな発見であり、千葉県の大切さが伝わってきた。
・千葉県に非常に長い歴史があることを知って驚いた。
・500年前、江戸時代、里見氏の時代、アワビ漁師のエピソード、千葉県が戦争中に拠点となっていたについて深堀して調査されていることは非常に素晴らしい。
・一人一人の行動を伝えることの大切さを再認識したので、今後に活かしていきたい。
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【3班】
・アワビの大きさに驚いた。
・歴史の証拠となるものを保存していくことは素晴らしい。
・千葉県の戦争へのかかわりの深さを初めて知った。
・講演をしてくださったNPO法人の先生が素晴らしかった。
・大変勉強になったので、今後の組合活動にも活かしていきたい。
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【4班】
・ぜひとも現地に見に行ってみたくなった。
・千葉にこれほど多くの戦争遺跡があることに驚いた。
・講演の中で紹介のあった映画を観ることのできる機会を作って欲しい。
・これからも次の世代がこうした歴史を知る機会を作って欲しい。
・組合としてNPO法人をバックアップするための募金活動を行うことも必要ではないか。
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【5班】
・地元の歴史を通じ、新たなコミュニケーションを図っていけるのではないか。
・研究家の苦労が分かった。一つ一つの積み重ねが業務にも活きると思う。
・千葉に限らず自分達の地元の歴史についても調査してみたくなった。
・不安定な世界情勢の現在、戦争を繰り返すことはないか不安になった。
・国と国との話し合いを通じ、お互い理解することで戦争を回避していきたい。
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【6班】
・館山にこのような歴史があったことを知らなかった。
・里見氏の話は興味深かった。
・講演時間の割には内容が盛りだくさん過ぎた。
・戦争と平和は表裏一体だと感じ、現代社会にも通ずると思った。
・二人の講演者の話しの引継ぎのタイミングが絶妙だった。
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【7班】
・地理的な位置づけによって、千葉県が戦争に引き込まれた背景が分かった。
・なぜ戦争に関わらなければならなかったか分かった。
・これを機会に地域の戦跡・史跡を見直し、子供達にもそのような戦跡・史跡を見せてあげたいし、自分自身も実際に目にしてみたい。
本日の視察について(感想・良かったところ・改善を要するところなど)
☆赤山地下壕跡
・歴史建造物として大変良いと思う。事前の説明もわかりやすかった。手を加えず保存してもらえれば良いと思う。
・表示がもっと必要。
・素材として活用が考えられる。告知していくことが必要。
・初めて広島・長崎・沖縄以外の戦争遺跡を訪れたので感銘をうけました。
・戦争遺産については、鹿児島にはないもので参考になった。
・戦争の歴史がわかる貴重な遺産。もう少し広いといいかも。
・個人的に松城地下壕も訪れた事があったため、比較して見学することができて大変興味深いものでした。
・とても丁寧な説明でわかりやすかったです。
・NPOの方々の活動が素晴らしく観光コンベンションという認識も明確にあり、感銘を受けました。地下壕に入るという稀有な体験。研究者による説明も大変興味深く良かったです。
・戦跡と言えば広島・長崎・沖縄でしたがNPOの方の説明により認識をあらためた。
・貴重なものを見せていただいた。壕の中に説明文などを設けても良いのではないかと思いました。
・穴だった。
・ピースコンベンションについて初めて知りました。
・興味深く見学ができました。子ども達、その他にも見学が対象となっているのは大変良いことだと思います。見学前の説明が大変分かりやすかったです。
・学芸員の方の説明が必要性を大きく感じた。
・NPO法人による事前のプレゼンは大変有効であった。修学旅行等の平和学習に向いている。
・これから国内外の方々に沢山アピールしていって頂きたい。
・こんなに大きな地下壕は初めて見ました。地元の方ががんばって保全しておられると感心しました。
・規模の大きさと説明に感動。
・その大きさにおどろきました。
・かなりインパクトがあり事前の話も非常に分かりやすかった。
・NPOをみなさんがこの地を大切にし、どれだけ愛しているのかがよくわかった。“ピースツーリズム”は今後の日本でも必要となってくる分野だと思う。
・NPOの皆さんの説明がなければ「へぇ」で終わりますが、話が聞けたので楽しかったです。もう一度ゆっくり見たいです。
・愛沢代表の熱い思いがひしひしと感じられました。
・軍事施設があることを知らなかった。観光資源に十分になるが、歴史教育との兼ね合いが難しそう。
・新たな館山のイメージをいただきました。
・戦時下の施設。NPOのピース活動と新しい連携の形の展開に新しい発見をしました。
・当時を再現するような見せ方がいいのではないか。
・NPOの代表の方々による迫力のある説明がすばらしかった。単なる地下壕ということではなく、太平洋戦争の終結の意義。
・非常に興味深く新しい観光魅力としての可能性をもっていると感じた。更なる調査が必要か。
・素材としてより活用すべきもの。(歴史・戦争)
・なかなか経験出来ないことが出来、興味深かったです。
・あのような地下壕が現存しているところが驚きであった。もっと観光客が気軽に来れるようにPRされた方がいいと思う。
・歴史認識が問われる(掘った人は誰?朝鮮人?その後は?)
・初めての見学でした。こんな場所が見られるとは思っていなかった。他には無い場所として魅力があります。
・多少迷路みたいなので、順路がもう少しはっきりしていたらいいと思います。
・あまり知られていないので、もっとPRがあるといいと思う。
・単純な防空壕と思っていました。すごい跡地で驚きました。NPOの方の説明は熱が入り思いが伝わりよかったです。説明者がいないとわからない所だと思います。
・亀山地下壕と同じく平和教育で活用してほしい。
・ボランティアの熱意が伝わりました。衛生面(スリッパとヘルメット)が気になりました。
ちばアート祭2019
[@公式サイト]‥⇒[@印刷用PDF]
日時=2019年8月14日(水)〜8月25日(日)
会場=千葉県立美術館・千葉ポートパーク
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*絵画・写真公募展=テーマ「ちば文化資産」
‥青木繁「海の幸」記念館・小谷家住宅
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