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NPO法人青木繁「海の幸」会が設立総会 美術界の著名人ら
小谷家住宅の復元・保存へ
募金目標は2年で2200万円
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明治期の洋画家・青木繁が代表作「海の幸」を制作した小谷家住宅=館山市布良=の復元、保存を目指すNPO法人・青木繁『海の幸』会の設立総会、第1回理事会が27日午後、東京・上野の東京文化会館で行われた。東京都や神奈川県在住の画家、美術評論家ら約40人が出席。2年間で2200万円の寄金を確保するなど、当面の活動目標を決めた。
同会は、日本美術界に大きな影響力を持つ著名人が多数参加。理事長に大村智氏(女子美術大学理事長)、副理事長に酒井忠康氏(世田谷美術館館長)、村田慶之輔氏(川崎市岡本太郎美術館館長)など、そうそうたるメンバーが役員に名を連ねている。吉岡友次郎事務局長は「目標額の寄金獲得は必ず達成する」としており、小谷家住宅の保存運動は今後大きく前進する見通しが出てきた。
設立総会では、1月12日に同会のNPO法人登記が完了したことを吉岡事務局長が報告。①小谷家修復・保存工事に3000万円、小谷さんが住む新たな住宅工事に1600万円の費用がかかること②地元・館山で保存運動を進める「青木繁《海の幸》誕生の家と記念碑を保存する会」と連携して活動し、今後は小谷家と3者で覚書を交わす方針であること——などを説明した。
また、2011年が青木繁の没後100年にあたることから▽全国・美術メディアを通じての青木繁の注目度アップ▽主要な美術館での青木繁の企画展開催——などの可能性を探ることで一致した。
館山からは小谷家当主の小谷栄さん、「保存する会」の島田博信会長、天野努副会長らが来賓として出席。
島田会長は「私たち地元保存会も大変勇気づけられる。今後は連携を密にし、故青木繁画伯の功績を末代まで伝え、併せて地域発展のためにも寄与する努力をしていく」とあいさつした。
また、金丸謙一・館山市長のメッセージも読み上げられた。
大村理事長は本紙の取材に対し「館山の方々が青木繁との縁を誇りに思われて、いかに活用していくか。地元の人がその気になってこそ、この運動の意味がある。経済も大事だが、次世代の子どもらのために文化を育てないと。そういう気持ちで応援していく」と語った。
『海の幸』会は、学生らとともに館山・布良にスケッチ旅行を続けていた吉武研司・女子美術大教授、青木繁と同郷の福岡県久留米市出身の画家・吉岡事務局長の2人が結成に尽力。地元・館山に「保存する会」が設立されたことを受け、日本の洋画壇の各方面に修復・保存運動推進を働きかけた。
【写真説明】設立総会で地元・館山の保存運動を説明する天野努氏=東京文化会館
戦争遺跡保存全国ネットワークニュース
№26 2011.1.16発行
・旧鈴鹿海軍航空隊格納庫取り壊しに危機!
・第15回戦跡保存全国シンポ神奈川県横浜大会=8月6日(土)7日(日)開催
・文部科学省文化庁へ要望書を提出
・全国からの報告
↓↓下段の添付ファイルをご覧ください。
千葉歴教協ニュース「なかま」447号=2011.10.30発行
・千葉集会から千葉大会へ〜千葉歴教協の力を結集しましょう==楳澤和夫(事務局長)
・全国大会に向けて〜総会の議論から考えたこと==柄澤守(千葉大会現地実行委員会事務局長)
・石井さんを悼む〜石井建夫先生、ありがとうございました==加藤公明(会長)
・合掌 石井さんどうもありがとうございました==白鳥晃司(松戸支部)
・福岡大会に参加して
・・世界史と教科書問題==川鍋光弘(世界部会)
・・小学校中学年分科会に参加して==遠藤茂(船橋支部)
・・「人類の誕生」を歴史の授業にできるか==安井俊夫(松戸支部)
・・障害児教育分科会に参加して==関根千春(鎌ヶ谷支部)
・・現地見学「伽耶の旅」に参加して==平形千恵子(船橋支部)
2015年8月13日(木)21:30〜22:00
・千葉テレビ:NEWSチバ930
【特集】特攻、そして占領…軍郷館山の夏