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090305毎日〜かにた村

◆千葉遺産33◆

◎かにた婦人の村 従軍慰安婦碑

…歴史の闇ひそやかに、声なき同僚 鎮魂の場

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急勾配の坂を登ると、館山の海とミニチュアのような街並みが眼下に広がる。小高い丘の上に位置する「かにた婦人の村」(天羽道子施設長)。施設内には入所者がパンづくりや陶器づくりに従事する作業棟や農園、教会が並び、それらを見下ろす丘の上に「噫(ああ)従軍慰安婦」と書かれた石碑(高さ約2メートル)が建っている。

かにた婦人の村は65年、東京都のプロテスタント系社会福祉法人「ベテスダ奉仕女母の家」が母体となり、故深津文雄牧師が設立した婦人保護長期収容施設だ。1956年の売春防止法成立を受け、障害のある女性を長期間生活する施設として建設された。

施設には深津牧師の墨書が今も残る。「かにたとは、そこを流れる小さな川の名前でした。(中略)そのほとりに捨てられた、いとも幸うすき女性百人の、共に住む村の名前となりました」。ノンフィクション作家・沢木耕太郎氏が72年に発表したルポルタージュ「棄(す)てられた女たちのユートピア」(新潮文庫「人の砂漠」所収)の舞台ともなった。

これまで全国各地の婦人保護施設から「長期収容が必要」と判断された延べ179人の女性が入所。38人は他施設などへ移り、59人はここで亡くなった。家族に引き取られたのはわずか2、3人だという。現在、20〜90代の女性82人と、職員約20人がともに暮らす。生活費は国、県からの補助金や寄付金で賄われている。

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深津先生

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09年3月5日 11,381

統合失調症、苦しみ伝える激情の自画像

館山の愛沢綾子さん遺作展「偏見なくす、娘の願い」

(朝日新聞2009.9.20付)

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09年9月20日 11,341

◎版画家・秋山巌氏が作品展、1月にトークショーも

…落下傘部隊・棟方志功の弟子・山頭火の世界…

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種田山頭火の俳句やフクロウなどの動物、民話を主な題材とし、作品がロンドンの大英博物館にも所蔵されている版画家・秋山巌氏(88)=松戸市在住=の作品展とトークショーが、館山市で1月に開かれることになった。

秋山氏は昭和16年(1941)、海軍落下傘部隊の隊員として館山海軍航空隊で3か月間の訓練を受け、太平洋戦争開戦時の作戦に参加した。これまで戦争体験を外部に話すことはなかったが、TBSテレビのドキュメンタリー番組の取材を受け、当時の模様を証言したことをきっかけに「思い出の地」館山での作品展開催を決めたという。

2つの企画を進めている館山市のNPO法人安房文化遺産フォーラムの池田恵美子事務局長は「戦中戦後を通し、落下傘兵から版画家として生きた秋山先生の生きざまは、閉塞した現代社会に生きる私たちにも、大きな気づきと祐樹がもらえる気がします。1人でも多くのと分かち合い、まちづくりのヒントにしたい」と話している。

秋山氏は大分県竹田市出身。開戦時は横須賀鎮守府第三陸戦隊としてティモール島のクパン(現・インドネシア)に落下傘で降下。さまざまな作戦に参加し、ラバウルで終戦を迎えた。

戦後は美術の道に進み、棟方志功や坂本繁二郎に師事。独学で民族学、仏教学、俳詩、水墨画などを学び、山頭火の世界を描いてきた。

作品展開催を決めた秋山氏は14日から3日間にわたり、65年ぶりに館山を訪問。安房神社にある「落下傘部隊戦没者慰霊碑」を参拝した。

同部隊の総勢1,500人のうち、生きて終戦を迎えたのはわずか200人だったという。関係者は「戦争体験を語ったことで若い日の思い出がよみがえり、館山へ行きたいとの思いが強くなったようだ」と話した。

作品展は1月19日から25日まで、同市の大巌院で。入場無料で、木版画約30点が展示される予定。トークショーは1月23日午後7時から南総文化ホール小ホールで。入場料500円。チケットは同ホール、宮沢書店、松田屋などで今週末ごろから発売される。

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(房日新聞2009.12.22) …催しの詳細はコチラ

09年12月22日 10,602

守ろう地域医療

市民サイドの動き

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安房の地域医療を考える市民の会

呼びかけ人*愛沢伸雄

09年11月20日 10,561

守ろう地域医療①安房の現状と課題

宮川準・安房医師会長

09年11月14日 10,343

館山市教委は、明治画壇の鬼才と謳われた青木繁が滞在して代表作「海の幸」制作にかかわった家として知られる同市布良の小谷家住宅を市の有形文化財に指定した。16日、石井達郎教育長が小谷家を訪れ、所有者で小谷家当主の小谷栄さん(85)に指定書が交付された。

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09年11月18日 9,994

【読売新聞】2009.11.20付

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名画「海の幸」舞台

小谷家が館山市文化財に

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明治の洋画家、青木繁(1882〜1911年)が明治37年(1904年)に滞在し、名作「海の幸」を制作した家として知られる館山市布良の小谷家が、市指定の有形文化財に指定された。

小谷家は寄せ棟造り桟瓦葺きで、広さは93平方メートル。漁業で栄えた明治中期の漁家として貴重であり、造りは分棟型民家の系統を引いている。屋根を桟瓦葺き、一部を大壁造りとした防火づくりにし、近代的間取りを取り入れているのが特徴。

小谷家は昨年7月、諮問を受けた市bん家財審議会が今年9月、市の有形文化財に指定するよう答申し、10月27日付で指定された。

建物所有者の小谷栄さん(85)は「地元の人たちやNPOの方たちが何度も足を運んでくれて、相談を重ねながら指定にこぎつけ、感謝している。昔ながらの建物の姿をできるだけ残していきたい」と話している。

また「青木繁《海の幸》誕生の家と記念碑を保存する会」の愛沢伸雄事務局長は「5年がかりでやっと文化財に指定された。地域の誇りとして次世代の子どもたちに夢と希望を与えるような保存と活用を、行政と連携しながら考えていきたい」と語る。

市は今年7月、海の幸の記念碑(1962年建立)のそばに絵画の解説モニュメントを設置した。記念碑は作品の舞台となった阿由戸の浜を望む小高い丘に立っている。今後は小谷家住宅を富崎地区の歴史・文化や観光資源と合わせてPRしていく考えだ。

09年11月20日 9,674

房日新聞2009.11.10付

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米国でのアワビ漁伝える資料 鈴木さんがミニ博物館

南房総千倉 別宅改造し収集資料展示

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明治から昭和にかけて、アメリカのカリフォル二ア州モントレーに渡り、アワビ事業を開拓した南房総市千倉町のアワビ漁師たちを、写真や文章などで紹介した「まちかどミニ博物館」が、同市千倉町千田の民家にお目見えした。NPO法人安房文化遺産フォーラムの副代表を務める、同市千倉町千田在住の鈴木政和さんが、別宅の内部を改造してオープンさせた。今後、土日曜日と祭日に開き、一般の人たちに見てもらう。無料。

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09年11月10日 9,012

(房日新聞2009.12.1付)

■手づくり甲冑の立ち回りに大きな拍手

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NPO法人安房文化遺産フォーラムが主催する「戦国こすぷれ大会」が29日、館山市の城山公園で行われた。武将や姫君、戦国アニメのキャラクターなどに扮した「戦国コスプレイヤー」約20人が首都圏や関西圏から集合。地元館山の「手作り甲冑隊」も合流し、同じ場所で開かれた「里見市民まつり」(産業まつり)に花を添えた。

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09年12月1日 8,687

【旭日双光章】

庄司兼次郎さん(82)消防功労

09年11月4日 8,478

特定非営利活動法人(NPO) 安房文化遺産フォーラム

旧称:南房総文化財・戦跡保存活用フォーラム(2008年5月に現在の名称に変更)

〒294-0045 千葉県館山市北条1721-1

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