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17年の里見氏稲村城跡保存運動により

里見氏城跡(稲村城跡岡本城跡)「国史跡」指定として実る

愛沢 伸雄 (里見氏稲村城跡を保存する会代表)

1996年4月に誕生した里見氏稲村城跡を保存する会(以下「保存会」と略)の活動も月日を重ね、本年2012年は17年目に入った。保存と史跡化をめざしさまざまな活動をおこなってきたが、保存を訴える緊急署名では全国から1万余筆が集まり、その後の「保存会」が主催したり関係した事業では、延べ2万余人の参加があった。

2006年12月に館山市教育委員会(以下、市教委と略)が国史跡指定のための館山市稲村城跡調査検討委員会(以下、調査検討委と略)を立ち上げたとき、「保存会」代表である私は7名の委員のひとりとして委嘱された。調査検討委の話し合いでは、それまでの保存運動の経緯が紹介され、文化庁に提出する報告書にも、その概要は記載された。その一部を抜粋する。「千葉県企業庁が稲村城跡の南東部で館山工業団地の整備を計画し、その進入道路として稲村城跡を通る館山市道8042号線の建設が予定され、平成4(1992)年、館山市議会において市道8042号線認定の議決がなされた。平成8年、市道8042号線の建設計画に伴う稲村城跡保存運動が展開され、『房総里見氏と稲村城跡をみつめるフィールドワークと講演のつどい』、展示会『わたしたちの稲村城跡大発見フェア』の開催、資料集『里見氏稲村城跡をみつめて』の刊行など、数々の市民活動が行われた。翌平成9年12月の館山市議会で、『稲村城跡保存に関する諸願書』が採択され、その後、稲村城跡の主郭部を通る館山市道8042号線の計画は変更された。」(「館山市稲村城跡調査報告書」平成20年3月25日)

調査検討委では、2009年に委員が10名となり作業部会の開催も含め、2010年までに会合を重ね、最終的には2冊の報告書が作成された。その間、市教委文化財担当者と地元関係者の方によって、稲村城跡の地権者と共有地権利者の同意を得る作業が精力的におこなわれていったのである。

2011年7月末に、その努力が実って文化庁に意見具申書が提出されたと、館山市議会9月定例会において市教育長より報告された。その後、11月18日に開催された国の文化審議会文化財分科会では、審議・議決がおこなわれ文科大臣に答申されたと報道された。市教委からの連絡で、答申を受けて官報の告示という形で国史跡の指定になっていくとの話であった。

そして、2012年1月24日に官報での告示があった。

2012年4月14日(土)たてやま夕日海岸ホテルにて、「国史跡指定記念の講演・シンポジウムおよび祝賀のつどい」を開催する。⇒詳細はこちらをご参照ください




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▽保存会会報42号


添付ファイル名ファイルの説明/概要サイズ(B)
ul0404181007.pdf 官報 338,337
12年4月4日 11,617

特定非営利活動法人(NPO) 安房文化遺産フォーラム

旧称:南房総文化財・戦跡保存活用フォーラム(2008年5月に現在の名称に変更)

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