!! 見る 聞く 学ぶ 集う 安房国(あわのくに)再発見 !! 千葉県・南房総・館山まるごと博物館

館山まるごと博物館 » ページ詳細

館山という地名は、戦国大名・里見氏が居城をかまえていた館山城跡(城山)が、古くから多くの武将たちによって城館に使われていたことに由来します。城館の山を館山と呼び、やがて城の周辺のまちも館山と呼ばれるようになりました。里見氏は170年間にわたって安房国(房総半島南部)をおさめましたが、館山城は最後の20余年の居城でした。

館山城が築かれたことで、館山地区は里見氏の城下町として栄え、湊にはたくさんの船が出入りして賑わうようになりました。城の中心は標高74m(戦争中に高射砲陣地にするため削られ、今は65m)の独立丘で、鏡ヶ浦(館山湾)がよく見渡せました。周辺の平野部には、汐入川・見留川や水堀・沼地が城を取り巻き、濠としました。敵の侵入を防ぐために、山すその崖は垂直に削り(切岸)、外側に寺院を置き、根古屋に家臣団を住まわせて防御線を敷きました。鹿島の領民によって掘られたという鹿島堀の一部が今も残っています。

里見氏改易から200年後、馬琴が『南総里見八犬伝』を書き、江戸期から現代に至るまで日本中の人びとを魅了してきました。城山公園には、里見氏をはじめとする安房地域の歴史文化を紹介する館山市立博物館があり、その頂上には天守閣型の八犬伝博物館があります。

09年2月2日 60,262
下位記事一覧
  1. 稲村城跡【国指定史跡】 09年2月2日 14,090
  2. 滝田城跡 09年2月2日 18,803
  3. 岡本城跡【国指定史跡】 09年2月2日 13,383
  4. 白浜城跡 09年2月2日 13,586

特定非営利活動法人(NPO) 安房文化遺産フォーラム

旧称:南房総文化財・戦跡保存活用フォーラム(2008年5月に現在の名称に変更)

〒294-0045 千葉県館山市北条1721-1

Copyright (C) 2007 bunka-isan.awa.jp All Rights Reserved