NPO 安房文化遺産フォーラム 新たな公 » 印刷専用ページ

タイトル:祝いの席のほめ言葉
掲載日時:%2010年%03月%02日(%PM) %20時%Mar分
アドレス:http://bunka-isan.awa.jp/AAA/item.php?iid=93

●ほめ言葉(相浜、布良)


とうざい とうざいとだしても ほめる作法は知らねども

ただいまの歌のすけ様に ちんちくとばかりほめもうそう



●正月のほめ言葉


正月元旦朝早く 鶴の鳴き声車井戸 亀に吸い込む若水を あがりしお方は 末代長者で暮らすべしと一寸ほめもうす



●建前のほめ言葉


ああお目出度や お目出度や

表ご門は金ご門 裏のご門は銀ご門

はりは白金 けた黄金

かわらは三州上かわら 金銀あいから朝日さす

朝日さすよなこちらのお家にお住まいのお方は

末代長者で暮らすべしと一寸ほめ申す

こちらの床の間ながむれば あがりし榊に花が咲き

その花を手にとりよくながむれば 花ではなくてみな黄金

黄金とくらすべしとほめ申す



●初節句


海には魚が数々あれど とかく海老とゆうものは

酒も飲まずに顔あかあかと

目には金の玉をいれ 背には五枚のよろい着て

腹には千匹の子を抱いて ぴんとはねれば末広がり

こちらのお家は子宝子宝とほめ申す

正月二日の初夢に 白きねずみが三つ生まれ

また三つ生まれて睦まじく

こちらの戸棚にちょこちょこと宝を運びこむとほめ申そう



●長寿


高砂や おいの松の木の下で 鶴と亀とがお酒盛り

鶴は千年 亀は万年

こちらのおじいさんは百七つとほめ申す

伊勢海老は生まれ落ちるとひげ長々と

腰にはあずさのゆみをはり 目が出て目が出て

おめでたいとほめ申す



●ほめた後に


こりゃまた一座 こちら繁盛これからだ

は もひとつせ 祝いましょ

は おっしゃしゃんのしゃん

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